よくある九十一話 対ナセルと婿確定
戦闘描写は苦手なんです……。
俺は魔力を開放した。すると、
「な、なんだいその魔力の量は!?」
やっぱり驚かれました。まぁチートですから。
「さ、流石はシャルが婿と認めた男だ!!」
あれ?これって本気を出さなかったら婿地獄から抜け出せたんじゃないか?失敗したぜ……。
「だが僕はこれから君の義理の父になる男だ。簡単に負けるわけにはいかない!!」
あんたも勝手に俺を婿にするんじゃない。仕方ない……、こうなったらさっさとこの人を倒してさっさと逃げる!!そうと決まったらさっさと倒そう!!
「本気でいくよ!!『覇気装』!!」
ナセルさんはなぜかシャルが作った身体強化魔法を唱えた。しかし魔法の種類は全然違った。
シャルのは『土装』の劣化バージョンだったが、ナセルさんのは純粋に魔力を体に纏う完全オリジナル魔法だった。どうやらシャルはこれを真似ようとしたんだな……。
っとそんなこと考えてる場合じゃない。
「『雷宝氷神装』。」
さっさと倒して逃げないと……。
「さあ、来なさい!!」
とナセルさんが叫んだ。俺をなめてません?
「ではお言葉に甘えて。」
俺は素早くナセルさんの背後に回り込んだ。
「なっ……。」
ナセルさんは口を開けて茫然とした。
「すみません。」
俺は一言謝ってナセルさんの腹を殴った。するとナセルさんは道場の端までぶっ飛んだ。
そしてそのままナセルさんは気絶した。
やりすぎたかな……?
そう思いながら俺はここから逃げようとすると、
「婿殿!!父上に勝つなんて凄い!!」
シャルが扉から現れた。そして、
「あらあら、大丈夫ですかナセルさん。」
クイルさんが現れて、
「ま、まさか師範が……。」「凄いな……。」「婿殿!!どうか弟子にして下さい!!」「これでこの道場も安泰だ!!」
道場の弟子たちがワラワラと出てきた。ちくしょう逃げられねぇ……。てか皆なんで決闘見てるの?すると皆で、
「「「「「こうなることが分かってたから皆で待ってたん(ですよ)(だよ)です!!」」」」」
と言った。なら止めろよ……。
「君は強いね……。これならシャルを任せられる……。」
ナセルさんがヨロヨロと起きた。え?これってまさか……、
「さあ婿殿!!早くご飯を食べよう!!」
シャルが俺の手を強引に掴み引っ張っていった。
ちょっ、このままだと本当に婿にされる!!しかも親公認で!!
だ、誰か助けてー!!
婿殿、もといシンの運命やいかに!!
『覇気装』:ナセルが独自に開発した身体強化魔法。純粋な魔力をそのまま体に纏う。身体強化に重点を置いているため魔法耐性はあまりない。




