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創造された世界 前編

作者:

こんなに・・・こんなに楽しい星を・・・

消したくない。

消せない・・・。

そう思う。

とある宇宙に、とある星が生まれた。

此処は地球と呼ばれるほしとは違い、二次元に存在し、誰もの心に生まれる星・・・

そしてコノ星には人の「夢」もしくは「妄想」「理想」が住み着いた。

人々はコノ星のことをわすれ、現実・・・つまり地球を見るようになってから成人する。

「夢見ていいのは子供だけ。」そんなことをつぶやいた大人たちがいた。

夢は誰もが平等に見れるもの・・・

それを「みていたら子供」のようにあつかい・・・・

‘俺たち’を忘れていった。

『もう・・・俺らは必要ないかい?』



「郵便です」

ある日僕の家のインターホンがなり、外でそう叫んだ人がいた

「はぁい」

僕は玄関に急いでいった。

何故かな・・・?わからない

玄関のドアを開けると、そこには見たことのない生き物・・・生物がいた

鳥だけど、こんな鳥、見たことがない。

「郵便です、ナミッチさんから・・・・。」

「え?ナミッチさんってだれ?」

「いいから受け取って。」

「あ・・・はい」

僕は訳のわからないまま、その手紙を受け取った。

『招待状 隼様』

ーーーーー・・・

部屋に戻り、その字をつぶやいてみた

招待状 隼様・・・・

僕はそっと中の手紙をだして読み始めた

『招待状 隼様  あなたを夢の世界に招待します・・・アトイッポマエ』

「一歩前?何が?」

僕は思う・・・でも夢の世界って・・・。

僕はもう子供じゃない・・・

僕はそっと机の上にあるノートをみた・・・・

そこには僕がかいたキャラクター・・・・

名前はルーミスとクラ・・・・

クラは黄金樹(世界樹の頂点)の核で、ルーミスは本体だ。

クラには弟がいて名前はクイ、でもそれには別名がある・・・。

クラには辛い過去がある、

親が自分を身代わりにしていったのだ。

「クラを殺せ」と、本当の名前は“サチ”

クイは“ノゾム”である。

小さい頃から僕はコノ子たちと暮らしてた。

幼稚園の時につくりだしたんだ。

「魔法使いさん!」って・・・・。

どれだけクラに会いたいと思っただろうか。

でも、そんなこと不可能だって知っていた。

招待状を封筒にしまった。

(きっとイタズラさ・・・・)

そう思い・・・苦笑

でも本当だったら?

そう思って、また手紙を取り出し読んだ

『招待状 隼様 あなたを夢の世界に招待します・・・アトサンポマエ』

三歩前・・・?あれ?さっきは一歩だった気がするけど。

僕は言ってみたい、本物かも、という期待を心のどこかで持っていた。

どうせ偽者だろう、ためしに三歩前に歩いてみよう

一歩・・・・二歩・・・・

二歩目でやっぱり馬鹿だったかなと思った。

三歩前には特に何もなく、自分の部屋だったからだ

三歩・・・・

不意にめのまえが白く、見えなくなった。

そこには大きな扉が聳え立っていた。

後ろを振り返る・・・自分の部屋・・・。

また扉をみた。

そこの扉がゆっくりと開き・・・

そこには50CMぐらいの変な人(?)がたっていた。

「ようこそ、夢の世界へ、私がコノ世界の管理をしていますナミッチです。」

コノ人がナミッチさん・・・?

僕は夢を見ている気がした・・・

そっと手を頬に添えて・・・つねった。

「いてッ・・・」

ナミッチはきょとんとしてその様子を見ている。

そして笑い出した

「夢じゃないよ、本物さ。」

僕は信じられなかった。

それを察したらしいナミッチは言った。

「いいよ?帰りたかったら言って。大丈夫、その招待状を持っていれば何時でも帰れるから。

時間はディアに頼むし。」

ディア・・・?時の神・・・クラの親友?僕が作ったキャラクターの名前・・・。

チョットだけワクワクしてきた。

ちょっとだけそっちの世界に行ってみたかった。

僕は招待状をぎゅっと握り締める・・・。

「ちょっとだけ・・・」

ナミッチはにっこりと微笑み

「畏まりました!」

と言った。

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― 新着の感想 ―
[一言] うん、子供の頃の空想ですね。他人の空想には興味あるので、楽しませてもらいました。
[一言] これは夢に基づいた話なんですか?
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