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嫌いなものをやらなきゃいけなくて続けられるように工夫を重ねた結果、やっぱり嫌いではあるけどマシになった話

作者: すみのもふ
掲載日:2026/10/24

 私は運動が嫌いだ。小学校の時は割と好きだったけど、徐々に苦手へ変化し、今は控えめに言っても嫌いだ。ちなみに、家族で私以外は運動部で、テニス経験者である。


 小学校低学年の時は運動会のリレーの選手に選ばれたほど得意であったし、高学年の時は休み時間にドッヂボールをひたすらしていたり一輪車の小さな大会に出るくらい楽しかったりもした。さらに、小学3年生から6年生まで水泳を習っていた。


 中学校の身体測定では右握力が30ですごく嬉しかったから周りに自慢したことを覚えている。だけど、そこが楽しい思い出のピークだった。授業でサッカーガチ勢にルール違反だと怒鳴られたり、柔道で受け身を取ったけど一瞬気を失ったり、バレーでサーブをしたらチームのリーダーの顔面にボールを当ててしまったり、嫌な思い出が積み重なっていく。加えて、高校の冬の持久走で学年ビリを記録。その内容もとても嫌で、教師が「速い人のために道を開けろ」だの、完走した人を待たせてしまうシステムや完走した人に見られながら走るという公開処刑のような地獄だった。とても体も心も冷え切った忌(い)まわしい記憶だ。


 大学では体育を選択しなかった。節約のためやバスの混雑が嫌で、学校までの山道を20分かけて歩いた。毎日往復40分なのでそこそこの運動だ。ウォークマンで音楽聴きながら自然を感じられたので少しだけ楽しかったし続けられた。社会人では運動の時間が全く取れなかった。仕事だけでとにかく疲れ、食べることやお風呂よりも睡眠重視しないと続けられなかった。やがて、体を壊した。



 そんな私が健康のために嫌いな運動を渋々始めた。ウォーキングなら続けられる可能性が高かったので、ウォーキングを取り入れたけど、だんだん嫌になってくる。大学の時のように音楽と景色を楽しみつつ歩くけど、次第に辛くなってきた。


 そこで私は考えた。好きなものとウォーキングを組み合わせれば続けられるかも、と。私は動画鑑賞が好きだったし、人目も気にならない室内ならどうだろうと思い、実践したみた。ルームランナーで目眩に苦しんだり、一時的には続けられたけど、そのうち飽きた。


 また、私は考えた。ご褒美が欲しいよね、と。ウォーキングをしたからといってなにも嬉しくなかったので、ウォーキングをしたからなにか目に見える成果が毎回あれば達成感を強く得られるのでは、と。そこで、歩数でポイントが貯められたり植物を育てることができるアプリに挑戦してみた。それがすごく楽しく、今でも続いている。ポイ活は広告ばかりでやめたけど、植物のことは大好きになり、成長が楽しみだったりアプリだけでなく実際にベランダ栽培を始めて半年経った。


 今では沼ってしまった。良い誤算である。嫌いなものをどうにか工夫して続けようとしたら、新しい世界や夢中になれる趣味を見つけられたのだ。なにが起こるか分からないものだな。



 今では基本的に室内で気楽にウォーキングし、時々買い物ついでの散歩をすることに落ち着いている。運動はやっぱり嫌いだけど、自分で考えて工夫することが楽しかったし、思わぬ収穫を得られたので結果的に良かったと断言できる。


 運動以外の嫌いなものを同じように努力するかは決めていないけど、これは1つの成功体験ではないだろうか。




 皆様は、自分を分析し、考え、試行錯誤し、できるようになったりマシになったりしたことはありますか? 嫌いなものからなにか別のものが生まれたことはありますか?


 ほとんどの人は好きなことばかりできるわけではないと思うので、私の経験が少しでもなにかの参考になれば嬉しいです。







嫌いなものをやらなきゃいけなくて続けられるように工夫を重ねた結果、やっぱり嫌いではあるけどマシになった話

終

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