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最悪の始まり

ゴーンゴーンゴーン 

教会の鐘が鳴る

鐘がなったら教会に集まらなければいけない

それは魔除けの為でもあり村のしきたりだからである

教会からは再び鐘が鳴るまで出てはいけない掟がある

何があっても外から誰が来ようとも教会の扉は開けてはいけない


村の皆が全員集まり祈りを捧げる

「て…開けて…助けて」

子供の耳を塞ぐ大人達

しかし1人の子供がその声を聞いて扉に走った

「ママはやっぱり生きてたんだ!!」

「今開けるからね!ママ!!」

ギギギ…

大人達はその子供を止められなかった

扉の先には

女の首を持った怪物がいた

その怪物は女の首に口を当てて女の声の真似をしていた

「え…」

子供は何が起きているのかわからず固まる

怪物はニヤリと邪悪な笑みを浮かべ

子供を首と胴体で分ける

ビシャ

周りの大人達に血が飛び散る

その直後そこにいる誰もが絶叫し逃げ惑った

次々と首が飛んでいく

自分はただ教会の鐘に隠れるしか無かった

凄惨な光景に息を呑んでいた

音を立てたら殺される

直感でわかった

次の瞬間

怪物と目があった

ドバドバと流れる汗

怪物は 

「あいつ以外食糧だ1人だけは残さないと面白くない」

怪物は殺戮をゲームの様に楽しんでいた

怪物はこちらを見て

「いつでも報復にこいそれがお前の最後の日だ」と

笑いながら言い

食事をしていた

部下と思われるゴブリンやコボルトはこちらの会話に見向きもしない

やがて怪物達は去り隠れていた鐘から出る

そこには幼馴染の死体が食い散らかされてどこが顔なのかどこが腕なのかわからないほどに損傷していた

ただその死体の手には幼馴染にプレゼントした筈のミサンガが巻き付いていた

そのミサンガを見て嘔吐する

「いやだ、いやだ」と必死に現実を否定しようとする

いくら目を擦ってもいくら泣いても目の前の光景は変わらない

そこからはどれだけ泣いたかわからない

どれだけ時間が経ったかわからない

ギギギ…

教会の扉が開かれた

そこには騎士団と修道女がいた

視察にきた騎士団と修道女は顔を歪めた

「また間に合わなかった」

修道女は自分に駆け寄り保護してくれた

騎士団はすぐに他の生き残りがいないか確認する

しかし現実は甘くない

自分以外の生き残りがいない事を確認した騎士団

「お前は怪物が憎いか?」

「うん」

「お前は怪物が怖いか?」

「うん」

「お前は1人生き残り悔しくないか?」

「うん」

団長らしき人物は続ける

「ならその悔しさをバネに強くなれ

お前が大人になった時まだ強さを求めるなら騎士団に来い」

「う..ん…」

返事をかろうじてしたが気を失う



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