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ゼロの敵  作者: 春夏秋冬
第二章 冬の大陸 小さな街編
6/6

小さな店で

戦いが集結して、とりあえず休息を取ることにした二人。

吸血鬼「やっとみえたよぉ~」

私「そんな疲れたの~?」

吸血鬼「途中からおんぶで楽してたのはどこの誰だろうね!」

吸血鬼が私の頬をつねる。

私「いたたたたた、ごめんって~」

吸血鬼「早く町にいって休もうよ。」

私「わかった~てことでおんぶして~」

吸血鬼「もうしょうがないなぁ~」

結局私はおんぶされて町へとついた。

吸血鬼と一緒にまずはご飯を食べに行く。

お店にはいって私たちは席に座った。

吸血鬼「はぁーもうつかれたぁ。早く美味しいもの食べよ!」

私「そうだね~」

私は頼みはしたけど最終的には吸血鬼が美味しく食べてるところをずっと眺めていた。

そうしていたらいきなり話しかけられた。

「美味しそうに食べてるね~、私も一緒に食べていい?!」

私「えっ、」

吸血鬼「いいですよ!一緒に食べましょう!」

吸血鬼が目を輝かせてokした。相手も乗り気で目が輝いていた。

私「なんというか....羊みたいですね....」

羊「よく言われるんだぁ~まぁ羊だからね~」

人形の羊?とは思ったがまあ吸血鬼も角つき人間もピンクの狐みたいなやつも見てきたのだからいてもおかしくないかもしれない。

三人で仲良くご飯を食べていると、店に二人、客が入ってきた。しかし、その二人は客ではなかった。

「ここにいたのかぁ~、さっさと捕まえなきゃいけないのに。」

片方が殺意をむき出しにして迫ってくる。

私「誰ですか、って言おうとしましたけど...身なりを見る感じ、あの6期の人たちと同じですかね。」

天使「よくわかってるじゃん。それなら何が目的か、わかるでしょ?」

私「さぁ?なんのことですか?」

私はコーヒーを飲みながら冷静に答える。

天使「やってくれるね。お前なんて私にとっては簡単に倒せるんだからね。」

店のなかで戦闘が始まろうとしているとき、声が二人の間に響く。

羊「今は二人ともご飯食べてる途中だから!!」

天使の前に羊が立ち塞がり、話す。

天使「6期だってやられたんだよ。出る杭は早めに打つってやつ。」

羊「今じゃなくてもいいでしょ。結局まだ十分なメンバー揃ってないんだから。」

天使「はぁ~。仕方ないなぁ。」

天使が羊を避けて二人の方を向く。

天使「今日はこのへんで帰るよ。そのかわり、次は容赦しないからね。」

天使が外へと出ていった。そのあと、二人は羊を疑う。

私「あの天使の仲間なんですか...?」

警戒体制をほどけずにいたとき、羊が答えた。

羊「そうだよ。」

吸血鬼「じゃ、じゃあ、私たちに近づいたのは...捕まえるため...?」

羊「そ、それは違う!」

羊は吸血鬼に歩み寄って話した。

羊「ただ、一緒にご飯食べてみたかった...ありがとね。一緒にご飯食べてくれて。」

羊が吸血鬼の手を握った。吸血鬼も嬉しそうに応えた。

吸血鬼「こっちだって、疲れてるときに一緒に食べようって言ってくれて嬉しかったし、楽しくご飯食べれてるよ!」

羊はその言葉を聞いたあと、後ろを向いて外へと歩き始めた。

羊「おいしかった。また今度、会おうね。仲良くはできないかもしれないけど..」

私「うん。ありがとね。」

吸血鬼「また今度!」

羊は店から出ていった。

二人もたくさん食べて、店から出ることにした...

次回は...3月くらいかも...しれない...

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