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ゼロの敵  作者: 春夏秋冬
第一章 冬の大陸 科学基地編
5/6

戦争の終結 後編

戦争は終結へと向かう。

6期はどうなるのか、そして二人は死んでしまうのか。

私「やはり総帥である限り....侮れない。」

総帥「最後は一撃で葬ってやる!」

総帥の闇の力は増幅し、私の真上から降下する。総帥の攻撃のせいでアキレス腱に感覚がない....回避はもう不可能かもしれない。

あたりに爆発音がひびく。

総帥「死んだか....」

総帥は煙に包まれた辺りを見て逆の方向へとあるきだした。そこには幹部と吸血鬼の姿がいた。

総帥「幹部のことを見ていてくれたことは感謝するがあなたのことは殺す...」

吸血鬼「....」

総帥「最後に一言だけありがとうとは伝えておく。」

吸血鬼「...うん。」

総帥が吸血鬼に向けて闇の力を放つ寸前に少しだけ薄くなった煙の中から氷の稲妻が飛ぶ。

その攻撃は総帥の背中に突き刺さった。

私「間に...合った....。」

総帥「なぜ回避が....」

私「これを見たらわかるでしょ。」

私は総帥に半分氷にまとわれた足を見せた。

総帥「氷で足を強制的に動くようにしたのか....」

私「私の氷の力を甘く見ていたようで。」

総帥「ふっ....負けたか....」

私「あえて4人は殺さなかった。でも総帥は別だからね。責任をとってもらわないと。」

総帥「わかった。」

私は総帥が吸血鬼を殺そうとしたときと同じように

氷の力を総帥に向けた。

そして私は氷の力を


放とうとしたのだが


吸血鬼「殺さないで!」

私「!....なんで。」

吸血鬼「殺したってなんもいいことないし、それに」

私「それに?」

吸血鬼「戦っているときにこの二人からは優しさが見えていたから。殺意よりも3人のために戦っているような感じ。」

私「....でも私たちは命を狙われている。ここで誰かを殺さなければ釣り合いがとれない。」

吸血鬼「でも...」

私「...」

私は氷の力を放った。

私「ここを出よう。」

吸血鬼は私に黙ってついてきた。


基地を出て森に差し掛かったとき吸血鬼は私に話しかけた。

吸血鬼「ありがとう。」

私「感謝されるようなこと別にしてないよ。」

吸血鬼「十分したよ。」

私「そう?なら素直に受け取っとくね。まあとりあえず次の場所にいこっか。」

吸血鬼「うん!」


6期の基地。

侍、暗殺者、研究者は総帥と幹部のもとへと急いでいた。

研究者「急いで!」

暗殺者「なんでこんな急いでんの?」

侍「二人の怪我がひどかったらやばいでござる!」

研究者「私の腕の拘束が溶けた以上、戦いは終わってる。急がないと」

3人が屋外の場所へつくとそこには胸の辺りが氷付けになった総帥と必死に声をかけている幹部がいた。

幹部「総帥!....総帥!起きて!」

研究者「まさか.....」

その場にいた全員が覚悟していた。

幹部「私が意識を失っているうちに総帥は責任をとるみたいな話が聞こえて目が覚めたら...」

侍「総帥!起きてでござる!」

暗殺者「総帥いなかったらつまんないよー!」

暗殺者の言葉は適当に聞こえるがとても焦っていた。

そのとき、

総帥「ん...ぁ....」

総帥がゆっくりと目を覚ました。

全員「総帥!」

総帥「はっ...あの...二人は!?」

幹部「おそらくもうここにはいません。」

総帥「そっか。お礼がしたかった。」

幹部「それより総帥!胸は大丈夫なんですか?!」

総帥「胸...この氷か...この氷はあいつが止血のためにしてくれたやつだから。」

全員「どういうこと!?」

総帥「ゆっくり説明するよ。」


先程に戻って。

あいつが我輩にとどめを刺そうとしたとき吸血鬼が止めた。でもあいつは止まらず氷の力を放った。その氷は私の胸に張り付いた。

あいつ「これで怪我はひどくならないから。」

我輩「....最初から殺す気なんてなかったのか?」

あいつ「うん。めんどくさいから。またね。」

我輩「ちょっと.....まっ....」

我輩は二人を止める前に眠ってしまった。


総帥「こんな感じだな。」

幹部「なるほど。最初から私たちを殺す気はなかったと....」

総帥「たぶんだけどあいつは我輩が吸血鬼を殺そうとしたときについ氷の力で我輩を突き刺してしまったからってわざわざ手当てしてくれたんだろうな。」

侍「本当に....本当に....本当によかったでござるー!」

侍は不安が晴れて総帥に抱きついた。

総帥「ちょっと今傷が痛いから...」

侍「はっ...ごめんでござる!」

研究者「とりあえず一回手当てしになかにいこ。あとのことはそれから考えよう。」


手当てを受けた総帥は幹部に話しかける。

総帥「幹部。調べてほしいことがあるんだけど、ゴニョゴニョ」

幹部「うーん...わからないけどとりあえず調べてみるね。」


なんの情報が調べられるのかはまだわからない。


森のなかにいた二人は次の場所を探す。

私「次は?」

吸血鬼「次は4期のほうがちかいかなぁ...」

私「わかった。じゃあそこにいこう。」

私「あと....ここに行かなきゃ。」

私は地図のある場所を指す。

吸血鬼「こんなところ...なにもないよ?」

私「実は....」


吸血鬼「なるほどぉ...じゃあそこも目指しながらいかなきゃね。」

私「これからがんばるぞー」

吸血鬼「まず足治さないと。動こうと思ったら私がおんぶするしかないでしょ....」

私「たしかに.....」

吸血鬼「まぁ。ゆっくり次のところに向かおうか。」

二人の旅は今日も続く。

第一章6期との戦争は終結いたしました。

ちなみに後編は前編投稿したすぐあとに書き終わりました。

第二章はもしかしたら二つ同時に相手したりして....

察しのいい方々なら4期が戦闘に優れているかなんてわかりますよね。

まあ次をお待ちください。

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