10 おまけ
アンドレアス
「今回もおまけ始めるよー! よろしくねカトリーナ!」
カトリーナ
「はいはい。……今回出た書人は黒い肌を持っていたのね。カトリーナも見た事なかったわ」
アンドレアス
「俺もだね。マリーが知ったら研究対象にされてただろうなぁ」
カトリーナ
「まあ、動いている生首を見てしまったら、肌が黒いぐらいじゃ驚かないわ」
アンドレアス
「そんな、俺が特殊みたいに言わないでよ」
カトリーナ
「特殊でしょうが。……それにしても、長生きしたい書人、ね。まあ、気持ちはわからなくもないわ」
アンドレアス
「8歳になっちゃうと、いつ人の姿になれなくなるかわからなくて怖いからね。そう考えると、15歳をとっくに超えてるラピュとジュスティは明日にでもただの魔導書になるんじゃないかって怯えているのかな?」
カトリーナ
「どうかしら。何も考えずに過ごしているんじゃない? そもそもジュスティは未来を知っているわけだし」
アンドレアス
「あ、そうか。なら少なくともジュスティはそれを怖れてないのか」
カトリーナ
「そう考えると、予言の力が羨ましくなるわ。未来が見えるなんて」
アンドレアス
「そうかな? 俺は嫌な未来が見えるのは嫌だから見えない方がいいな」
カトリーナ
「……そうね。そう考えると嫌な力だわ」
アンドレアス
「では、おまけはここまで。また次回会おうね!」