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1話

 「なぁ雄二カラオケ行こうぜ。」

この世の中は主人公とモブに分かれる。主人公と言えば頭脳明晰容姿端麗文武両道を極め他人からの印象もよく性格もいい人物であろう。そんな人はあまりいないと思うが実はいる。それは俺!!!の隣にいる男「神崎和也」。どこにでもいるような人物にでも率先と声をかけて場の雰囲気をよくする。そんなやつと俺は友達で自慢げになる。主人公のような人物と距離の近い1人のモブとして過ごせるのはとても嬉しい。

「いいけど和也おれと一緒にいてくれるけど周りとの友人関係は大丈夫なのか?」

「なんだよいてくれるって、雄二が俺の一番の友達だし一緒にいて楽しいんだよ、行こうぜ。」

はい凄い、この普段クラスの端の方にはいないけど別に真ん中にもいるわけでもない友達もあまり多くない俺鈴木雄二のことを一番の友達と言ってくれて遊びに行ってくれる友達(早口)本当に鼻が高い。しかもこの男、めっちゃモテる。今のでわかるぐらいに優しいし惚れない女の人の方が少ない。あーあ早く和也に好きな子できて相談とかしてくれないかなぁ。モブの俺がものすごい的確なアドバイスでキューピットになってあげるんだけどなぁ。と思いながらこのラノベオタクこと鈴木雄二はこの超絶ハイスペック男とカラオケにいった。高校生になってからはや一ヶ月。もうすでに四回目。高校で初めて出会ったにも関わらずこんなに仲の良い友達ができるなんて思ってもなかった。あとこいつは歌も上手い。そして学校の終わった俺らはそのままカラオケに向かった。

「なぁ和也、お前好きな人いないのかよ?」

「出会いがないからなぁ、いないね。」

お前でいないのかよ、この世の中キビシイよなぁ。 

「まぁこの学校じゃ可愛い人とかいなそうだもんな」

「そうでもないと思うぞ、この学校には美人四天王って人達がいるのをしらないのか?」

なんだよそのラノベみたいな人々は、和也と誰がくっつくのか今のうちに予想するか、

「初めて聞いた。クラスのやつともそんなこと話さないしどこで聞いたんだ?」

「俺もよく知らないけどさ。」

なんだよつまらん。はよ出会え、ハーレム展開になれ、

「まぁ和也に好きな子できたら俺に相談しろよな。」

「それはどうしようかっなー。」

「なんだとこの野郎、カラオケ点数低かったほうがマ○ド奢りな。」

「お前毎回負けんだからやめとけよ、少しぐらい学習しろよな。」

違うのである。負けるのをわかっていても勝負をしたくなるものなのだ。このハイスペック男に憧れているからこそ本気になるところをみたいだけである。まぁ本気にならなくても普通に負けるのだが。 



案の定俺の最高得点は85 和也は99、雲泥の差であった。

「クソォ勝てると思ったんだけどなぁ。」

嘘である。はなから決着はついていた。

「雄二上手くなってるから次は負けるかもなぁ。」

この男、シャレも言える、そんなハイスペックな主人公の隣にいるモブ、鈴木雄二。俺はこれからもモブとして和也のストーリーも見させてもらおう。



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不定期、毎週金曜日投稿したい(願望)

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