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8ーⅨ話 18歳 卒業式のその後で!

8ーⅨ話です。


卒業式も無事に終わって……… 早速のお呼び出しです。


あれ、何で?

8ーⅨ話


卒業式も無事に? 終わった次の日、僕は王城に来ていた。

案内されるがままに何時もの会議室に向かう。

〔案内人は………何時もの執事さん………やな予感しかしないよ! 〕


会議室に入ると………ウン、何時もの面子(父上、兄上、エジンバラ卿、スティーブ先輩、諜報部からライリー隊長、海軍からジェームズ統合連合海軍総司令官、陸軍からアーサー王国陸軍総司令官、そしてまた来ていた王妃様とシャルロット様 ) が揃って居た。

優雅にお茶を入れてくれた例の執事さん。

〔はぁ~、厄介事確定ですね 〕


暫く待っていると入室してきた陛下、宰相様、王太子様。

アレ、陛下がお疲れの模様ですね?

〔まさか……… まさかね(笑) 〕


「皆の者ご苦労。忙しい中、集まってもらって。おお、ブルー卿、学園卒業おめでとう 」


「はい陛下、ありがとうございます。所で今日は何の集まりですか? 王妃様がいらっしゃるので? 」


「あら、私は見学よ♪ シャルロットもね 」 王妃様


「はい、お母様 」 シャルロット


「オホン、まぁ良い。先ずはライリーからの報告じゃ 」


王妃様とシャルロット様は見学だそうです。

まぁ、その辺はスルーしておこう。


「はい、陛下。先ずはナンギン帝国からです。現在、ナンギン帝国では現皇帝の容体が思わしくなく、近い内に崩御される確率が高い状態です。ただ、未だに後継者を指名していない状態で第1皇子派と第2皇子派とが表面には出ていませんが争ってますね 」


まだ決めてないってどうなってるんだ、あの皇帝は?


「現在、ナンギン帝国軍に関しては陸軍は第1皇子派が6割、海軍は8割程押さえている様ですね。なお、例の皇帝直轄のワイバーン騎士部隊なんですがどうも大多数の騎士が第2皇子側に付いたらしいですね。何でも第2皇子がワイバーンの子供を自ら育てているのを見て、指導していく内に第2皇子側に付いたとか? まぁ一部のワイバーン騎士は第1皇子側に付いたらしく約10騎士が現在、例の島船にて訓練しているとの情報が来てますね 」


まぁこの前の偵察飛行で島船の周りを飛んでいたワイバーン騎士が居たから不味いと思って裏付けの意味でライリー隊長に調査(まぁ第2皇子に聞いただけだろうけどね? )してもらったんだよね。


「それとワンタイ湾に第1皇子派の海軍艦艇が6月までに集結せよと命令が出ていて、現在ワンタイ湾に向けて各軍港から補給物資等の積み込みが終わり次第、順次出港しているそうです 」


まぁ予想通りかな?

時期的には夏から秋になる前の期間だろうとのライリー隊長と僕の予想だからね。

〔丁度良い風が吹くのがこの季節なんだよね 〕


「それでブルー卿、どうするのだ? 対策はどうなっておる? 」


「まぁ、ボチボチですね。父上、例の発注した船の完成は何時ですか? 」


「あぁ、追加発注のブルー改級の5番艦と………あの平べったい船の事かな? 」


「父上、ちゃんと言いましたよね。航空母艦だと! 」


「「「「「航空母艦? 」」」」」


「ブルー卿、航空母艦とは何だね? 」


「はい陛下、航空母艦とはブルー級をベースにしたセイバー専用の運用艦の事です。つまり移動航空基地って所ですね 」


「そんなものを作っていたのかね? それでどう使うのかな? 」 ジェームズ提督


「それに関しては海軍関係者を招待しますのでその時にでも。先ずは訓練してからの話になりますので 」


「それでは仕方がない。まぁ近い内にお願いしますよ 」


「はい、連絡しますね。それで父上、引き渡しは何時ですか? 」


「2艦共5月には引き渡せるが………間に合ったか? 」


「まぁ、ブルー改級強襲揚陸艦5番艦は基本現ブルーと同じ仕様なので現在クルーの訓練をブルーで行っております。まぁ新艦の慣らしが済めばすぐに実戦配備できるでしょう。問題は航空母艦………都合上ヒリュウ級空母ヒリュウとしますが、操船に関してはブルー級やオルカ級戦艦と同じです。ただ、セイバーの運用に関しては………まして初めてなので要訓練をしないといけないので1ヶ月は欲しいですね 」


「すると開戦するのには8月以降が都合は良いと。どうします? 」


「ライリー隊長、まるで当てが有るような言い方ですね。例の方ですか? 」


「まぁそうですね。その件で至急お話がしたいとブルー卿に会談の申し込みが有りましたよ 」


「………全くガイアス君は! では、4月中の良き日にと 」


「ちょっと待て、ガイアス君とはまさか! 」


「えぇ、そうですよ。第2皇子様本人ですよ。アレ、陛下は知ってたでしょう? 」


「いや、まさか第2皇子本人と直接交渉していたとは………わかった、その件はブルー卿に一任する。ライリーと良く連携して対処せよ 」


「「了解しました! 」」


結局、ナンギン帝国の件はブルー卿が中心で対処することになった。

まぁ、直接領地に攻めてくるしね。

〔王国の各海軍の協力も取り付けたしね 〕


対ナンギン帝国との戦闘に関してはブルー卿が最高司令官として指揮を執る事になった。

増援としてバーミンガム海軍とエジンバラ海軍部隊がバックアップすることになった。

〔訓練がてらって(笑) 〕


「ブルー卿、私からも良いかしら? 」


王妃様から何だろう?

ウ~ン、やな予感?


「………なんでしょうか? 」


「その新規の船? ブルー級の名前なんだけど、シャルロットに決めさせて貰えないかな? 」


「………エ? どう言う事ですか? 」


「え~と、ブルー卿? その船の船長を私がしたいのけど良いかな? 」


まさかの艦長にですか、シャルロット様が?


「シャルロット様、船長じゃなくて艦長ですね。何故ですか? 」


「………私も一緒に戦いたい………の………ダメ? 」


「ブルー卿、私からもお願いしますね 」


………何この可愛い姫は?

しかも王妃様まで何を言い出すの?


「それは………陛下の許可が要ります………よね? 」


陛下の方を見たら………アレ、目を反らされた?


「貴方、宜しいわよね? 」


「………ブルー卿、よろしく頼む……… 」


弱っ、陛下何を言ってるの?

大事な娘を戦場に送るなよ!

〔まぁ艦長は無理だよね 〕


「わかりました。ただし、平時のみの限定名誉艦長って事でご勘弁を 」


流石にシャルロット様を戦場に連れて行くのは躊躇うよね。

特に今回は!

〔作戦上、ブルー級2艦はねぇ……… 〕


「………仕方がないわよ、シャルロット 」 王妃様


「………わかりました 」 シャルロット


「それでは、名前はどうします? 一応世間ではカラー級って言われてますので、できればカラーで……… 」


「そうですね…………名前はホワイトにしましょう♪ 」


こうしてブルー級5番艦の名前は正式にホワイトになった。

進水式にはシャルロット様がご臨席になることになった。



「次の件は何かな? 」


「はい、陛下。次にロシナ聖国ですが、どうも6月~8月付近に対ウラル公国に対しての反攻作戦が有るらしく、現在例のウラル要塞近くに分散集結中との情報が上がって来てますね。ただどうやって、あのウラル要塞を攻略するのかが全くわからないのですよ? 」


聖国はどうもウラル要塞の攻略をするらしいが、どう攻略するのかが全くわからない状態らしい。

集結も分散させてってどうするのかな?


「どう言う事か? 」 陛下


「普通に攻略する場合、部隊を1~2ヵ所に集中させてからの進撃なんですが、部隊を各地に分散させてウラル要塞を半包囲するように配置している様で………全く意図がわからないんです。ウラル公国側も困惑しているそうです 」


「確かに包囲して進行を防ぐのならちゃんとした防衛戦ですが、今回は反攻作戦ですよね? 結局は何をするのかな? まぁ、伏兵が何処かに居てそれを誤魔化す為なのかも知れないが……… 」 アーサー司令官


でも伏兵が集結してたら目立つよね?


「それと未確認情報なのですが、イルクーツクダンジョン付近で何やら城塞工事が行われているとの事で……… ただ、戦略的にはあの位置に城を建てるのが……… 今の所は返都するのかも? 位としか思い浮かばないですね? 」


「返都した場合、どうなる? 」


「防衛するには場所柄ウラル公国とホクギン公国に近づくので何とも? ただ、イルクーツクダンジョンで何か有った可能性も有りますが、スタンピートが有った訳でも無いですし……… 」


イルクーツクダンジョンはロシナ中央湖(ソビエ聖国名:ロシナ聖湖)の南側大アムール川の起点で川を挟んで西岸の畔に有る。

その為ウラル公国側(東側)とホクギン公国(南側)とは陸続きで有ったが険しい山脈が行く手を塞いでいたので唯一通行可能な場所が有り、そこが紛争地域でも有った。

〔ソビエ聖国側には橋が複数掛かっていて防衛用の城壁陣地が複数存在していた 〕


ただ、ソビエ聖国には強力な聖湖防衛艦隊と言う河川艦艇(基本は全長150m、魔導大砲1門搭載の小型ガレー船(手漕ぎタイプ、兵士30人と漕ぎ手30人乗り)が10個艦隊、計100隻の艦隊があってロシナ中央湖を牛耳っていた。

ロシナ中央湖には周りから複数の川が流れ込んでいて水量も有り深さもそこそこ有ったので河川流通が発展していた。

〔湖の回りには港湾都市が複数存在していた 〕


その河川艦隊が守っていたために過去に攻められてはいたが守りきっていた!

今でもイルクーツクダンジョン近くのイルクーツク街には常に2個艦隊が駐留していて緊急時には近くの港街から即応援の艦隊が来る。

〔どうやって連絡しているのかは不明? 〕


ただ、この小型ガレー船は内海仕様で波の高い所では使えなかった。

その為、何故か波の高いイングスランド大内海では使えなかった。

〔小さいので波で転覆してしまうらしい 〕


「それでイルクーツクダンジョンに集結しているかもと? 」


「はい、もしかしたらイルクーツクからの奇襲攻撃かと? 」


「………引き続き情報を集めるように。何かしらやな予感がする。杞憂なら良いのだが……… 」


ウ~ン、確かに色々と不自然だよね。

ダンジョンって場所が妙に引っ掛かるんだよね。

〔ウラジオストク要塞のダンジョンの件も有るしね 〕



この後、色々と各所の話になった。

まぁ、アーサー司令官からルクスⅡ型以外に指揮車も欲しいとおねだりされてもね(笑)

〔一応、量産型の配備を計画してるけどね。〕




「所でブルー卿、シャルロットとの結婚式は何時やるのかな? 」


突然、王妃様からの爆弾投入です。


「………一応、今回の騒動が終わってからですかね? それに王太子様の結婚式は20歳の時ですよね? まぁ早くても2年後ですね? エ? 」


アレ、皆さんなんですか?

驚いた顔して?


「何じゃ、ちゃんと考えておったか。心配しておったぞ 」 陛下


「それでは2年後を楽しみにしてますわ。シャルロットはしっかりと花嫁修業をしましょうね 」 王妃様


「はい、お母様! 」 シャルロット


「………いや~、良かった。忘れてなくて(笑) 」 父上


「なんだ、ちゃんと考えているじゃないか! 」 エジンバラ卿


「おかしいな? フリートがマトモに返したのは? 」 兄上


「おい ウィル、お前忘れてるぞって言ったよな? 」 王太子


「まぁ、良かったんでは? 派手な結婚式になりそうな(笑) 」スティーブ


………何か酷い事言われてるよ!

陸海軍も何かした方が? って聞いてこないで欲しいです!

〔準備は此方でやりますので(笑) 〕


こうして戦略会議? は終わった?

さて、ガイアス君に会いに行くかな?




8ーⅨ

ますます忙しくなるフリート君?


さて、対策はどうしようかな(笑)




すみません、予約投降するの忘れてました(笑)


今月は3話投降予定です。


別の投降でも書きましたが、謎の指が腫れた(当社比1.5倍)件は何とか完治しそうです。

原因不明だけどね!

まぁ、その為この話の投降が1ヶ月程ズレたんですけどね。


明日は朝6時頃に投降しますね。



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