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7ーⅦ話 17歳 ウラジオストク要塞 航空偵察

7ーⅦ話です。


いよいよウラジオストク要塞の偵察飛行です!


………何で乗ってるの?


そして何だろう、あの魔方陣?



7ーⅦ話


8月中旬某日、深夜0時!


ブルー島ダンジョン機密ドッグ地区

[BRR-1マザーバード]専用発進格納庫


「では、出発しますよ! 」


「………ハイ、行きましょう……… 」 ライリー


「こっちも良いよ! 」マック


「さぁ、行きましょう♪ 」 シャルロット


「………で何で乗ってるの、マック? それにシャルロット様? 」


「何言ってる? 僕はフリートの副官(自称)だぞ! 」


「何をおっしゃるの? 私はフリート君の婚約者よ♪ 」


「それでメルをどうやって残して来たの? 」


「え~と、メルは今頃爆睡してるはずだぞ? 」


「そうね、この時間では寝てるし起こしても起きないわね(笑) 」


確かにメルは一度寝ると朝まで起きないよな?


「つまり黙って抜け駆けしてきたと? 後で………まぁ自分達で何とかしなよ! 僕は助けないけどね 」


「大丈夫、朝になればジタンダ踏んで帰りを待ってるよ(笑) 」


「マック君余裕ね。まぁお菓子でもあげれば大丈夫………よね? 」


「………まぁ明日の夜には戻れるから良いかな? 」


「「エェ! 明日って1日掛かるの? 」」


「だから待っててと………まぁ今さらか(笑) 」


「………フリート卿、そろそろ……… 」


「あ、すみません。では改めて、[マザーバード]発進! 」


そして無事に発進後。


「ブルー島コントロール、こちらランサー1。送れ! 」


『………こちらブルー島コントロール。ランサー1感度良好 』


「ランサー1はこれよりプランRー11長距離飛行訓練を行う。なお、帰投予定は24時間後の予定! 」


『………ブルー島コントロール了解。なお、ガールズ2が暴れているとの連絡有り。対処方は? 』


「………鎮圧せよ! としか言えないな(笑) ま、ガンバレ♪ 」


『………ブルー島コントロール了解。なお、ブルー辺境伯爵軍司令部より、無事な訓練を との伝言が有りました 』


「ランサー1了解。それでは行ってきます! 」


『………ブルー島コントロール了解。アルテナ女神様のご加護を! グッドラック♪ 』



「さて、早速メルに既にバレたな。どうするんだ、マック? 」


「そんな事言ってもね? しかし何故起きていた? 」 マック


「さぁ。置き手紙に気が付いたのかな? 」 シャルロット


実際は偶々トイレに起きた時に手紙に気付いて探し回った結果だった。

その際、セイバー格納地区に侵入しようとしての大立ち回りだったそうな(笑)

〔帰って来てから聞いたが、まさか魔導鎧装備部隊との大立ち回りって何? 〕



離陸5時間後………


現在は僕とマックが起きていた。

ライリー隊長とシャルロット様は休んでもらっていた。

〔コックピットの後方に休息室(ベッドとちょっとした給湯設備とトイレ付き)が付いていた 〕


「そろそろかな? 」


「え、何が? 」


「マザー、魔力波は感じてる? 」


『………ハイ、シーライオン07カラノ魔力波ヲ感知シテマス。前方約10kmデス 』


「え、この機体喋れるの? 」


「言ったろ、この機体はゴーレムだって。しかもコントロール核にはブルードラゴンの魔石、しかもSSクラスの魔石を使っているからね。これ位は当たり前だろ(笑) 」


実際はそう言う訳でも無いけどね(笑)


「………ヘェ~、すごいんだね? 」


「マック、わかって無いだろう? 」


「ウ、………そうだよ! わかる訳が無いよ! それよりフリート君、僕にも専用の機体が欲しいんだけど……… 」


「何、専用の機体って? セイバー2をほぼ専用で使ってるだろう? 」


「そうじゃなくて、今フリートが作ってる機体の2番機が欲しいんだけど! 」


「あれは僕の趣味で設計中の機体で………って何で知ってるの? 」


「エ、ドガン副所長が言ってたよ? 」


「ク、何故教えたドガン副所長! ………それでもらってどうするの? 」


「そりゃ副官だもの、同じ機体に乗っておかないとね! 」


「………本音は? 」


「同じ機体を乗り回して今度こそフリートに勝つ! 」


「まぁ、気が向いたらね。………次期主力機にしても良いかもな? 」


「何故かやな予感が……… 」


「気にするなよ(笑) そろそろシーライオン07が見えるかな? 」


前方、下方にシーライオン07が見えてきた。


「シーライオン07、こちらランサー1。送れ 」


『………ランサー1、こちらシーライオン07です。感度良好です 」


「シーライオン07ヘ。ランサー1は見えているか? 」


『ランサー1ヘ。まだ発見できていません 』


「ランサー1からは見えてるぞ! まぁ此方は高度15,000mを飛行中だがな。もうすぐ直上だ! 」


『ランサーヘ。今発見と見張り員より報告! 』


「ほう、見えましたか。その見張り員には後で報奨を与えましょう。ランサー1はこのまま訓練を続行する 」


『シーライオン07了解。アルテナ女神様のご加護を! グッドラック♪ 』



「ねえフリート、グッドラックって何? 」


「まぁ、飛行中は危険度が高いからね。何が有るかわからないから幸運を祈るって意味かな? 」


まさか前世の映画での無線でのやり取りの真似って言えないしね。


「フ~ン、まぁいいや。しかしよく見えるね、このカメラ 」


「で、ちゃんと撮れた? 」


「多分………大丈夫だよ? 」


「ほう、まぁ後で見てみるからな(笑) 」


ブルー島に戻った後で見たらしっかりとシーライオン07が写っていた。

写真は後にシーライオン07の食堂に飾られたとか。




離陸11時間後………


「見えて来ましたね 」


「彼処がウラジオストク要塞ですね 」


高い城壁に囲まれたいかにもって感じの巨大な敷地内にはバーミンガム領都級の都市がスッポリと入っている感じだった。

中央に低めの城の様な建物が有ったのでそこが領主館又は教会と思われた。

〔建物の回りに不自然な城壁が有ったためだった 〕


「港は結構な広さは有るけど……… 」


「船が少ないですね。しかも停泊中の船舶は標準的なガレー船………と何だあの船は? 」


「エ、どれですか? ………あれは………大きいですね 」


全長6~800m級の4本マストのシップ型の帆船だったが妙な筒状な物が帆に向かって後ろに付いていた?

甲板には大砲らしき物はなくておそらくは船腹から飛び出すタイプらしい?


「1隻しか無いから試作船かな? 」


「確かに今までの主力船はガレー船ですしね 」


「ただ港に停泊中のガレー船、少なくないか? 」


「確かに………以前の情報通りなら既に此処の港にはガレー船で埋まっている筈なんですが……… 」


「あ! フリート君、あそこに変な模様の場所が有るよ! 」


「姫様何処ですか? ………何だあれは? 」


「ライリー隊長、何が………って何だ、あの巨大な魔法陣は? 」


ウラジオストク要塞の北側の草原に巨大な魔法陣らしき直径1km位の円形の物が書いてある様に見えた。

そこには大量の作業員らしい人達が働いていた?

〔ウ~ン、恐らくは奴隷だろう……… 〕


「ライリー隊長、撮影しました? 」


「エェ、しっかりと! 解析はお願いしますよ! 」


「しかし何の魔法陣ですかね? 」


「まさか勇者召喚陣? 」


「ウ~ン、多分違うとは思いますよ……… 」


「それは何故ですか? 」


「もし勇者召喚陣だったら何で外に作るんですか? ああいう物はわからない様に作りません? 」


「………確かにそうですね。あそこだと確かに東ロシーナ王国の諜報部隊とかにバレバレですよね 」


「一体何の為の魔法陣なんだ? 」


後に、ブルー島に戻ってから撮影された写真の解析でこの魔法陣はただの魔力供給用の物だったが………

ただ、かなりの大きさだったので一体何の魔力を補充するのかが問題だった!

〔恐らく城壁内に入れられない物の可能性があった? 〕


魔力の供給元は恐らくはダンジョンからだろうが、何の為の物なのかが全くわからなかった。

後に厄災の原因にもなったのだが………



「さて、撮影はこんなもんかな? 」


「フリート卿、できれば河口付近も見ておきたいです 」 ライリー


「………確かに河口付近も確認はしときますか。次いでにホクギン公国の要塞も見ておきますかね? 」


ウラジオストク要塞の隣にある河口、大アムール川の対岸にはホクギン公国の要塞も存在していた。

カミショヴィ要塞と言われていた。

〔元々ウラジオストク監視目的の砦が規模を大きくした物だった 〕



「………確かに見ておく価値は有ったな? 」


「まさか大砲があんなに多量に配備してたとは! 」


「問題はどっちにも対応できるのかな? 」


「ここはコウライ王国国境にも近いですしね。唯一のイングスランド大内海に面してますしね 」


大アムール川の河口地帯は紛争地域でホクギン公国とソビエ聖国、東ロシーナ王国が建国した頃から小競り合いをしていた。

いち早くソビエ聖国がウラジオストクを占拠して要塞化して現在にいたっていた。

〔当時、ソビエ聖国がいち早くダンジョン情報を掴んで無理して占拠したらしい? 〕



カミショヴィ要塞を偵察して(見て)いたら………


「ん、何だあれ? 何か飛んでるね? 」


「………ウ~ン、あれは………ワイバーンにしては小型ですね 」


「恐らくはホクギン公国軍で噂の空中魔術師団かな? 」


「何ですか、空中魔術師団って? 」


「大型の鷹型魔物エアロウィングを調教して自らの肩を掴ませて空から魔法攻撃する特殊航空魔導兵部隊がホクギン公国にいると聞いた事が……… 」


「なるほどね。あれなら奇襲攻撃や空中砲台として防衛戦には便利だろうね 」


「フリート、あれって進行作戦には向かないの? 」


「恐らくはスピードが出ないだろうね。術者が重くてああやって滞空してるのが精一杯と見たよ。実戦では遠距離で矢が届かない高度からの攻撃がやっとだろうね? 」


訓練だと思われる5機?編隊は城の上空から地面の的に向かって魔法を放っていた。


「………ん、マザー高度を上昇限度20,000mまで上昇! 」


『ハイ、20,000mマデ上昇シマス! 』


「どうしたのフリート? 」 マック


「気付いた奴がいた。こっちを見ていたよ 」


「一応、写しましたよ。確かにこっちを見ていましたね? 」


「エ、そうなの。何者だろうね? こっちに気付くって? 」


「ま、いいや。これよりブルー島に帰投する! 」


こうして偵察飛行計画は無事に終わった。





「………何だったんだ!? あの飛行物体は? 」


「カシム隊長、どうしましたか? 」


「いや、何でもない。訓練終了! 城に戻るぞ。それとダオ、お前はもう少しよく狙え! 後で反省会だ! 」


「カシム隊長、勘弁してくださいよ! 」


ホクギン公国航空魔導師団、カシム第1航空魔導隊隊長は部隊をカミショヴィ要塞の指定された場所に降下していった。

あの謎の飛行物体は何だろうと思いつつ………




7ーⅦ

ウラジオストク要塞は以外に鉄壁ですね。


隣の要塞もスゴいですね。


あれ、見つかった?



あ、今日はエイプリルフールだ!

何か冗談を言わないと………思い付かない orz


新元号は何になるのかな?

僕の適当予想………光新、永和、慶戌 とか?

あれ、何時に発表かな?


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