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7ーⅡ話 16歳 通りすがりの商人です?

7ーⅡ話です。


無事にナンギン帝国に上陸です。


そこに現れた怪しい商人って………

7ーⅡ話


アップシー国際港に上陸したフ………イヤ、スクリューです。

今は冒険ギルドアップシー支部にて手続き中です。

〔ギルドの昇格試験関係の為に手続き中です 〕


………オカシイ。

ギルドテンプレが無い?

〔実際は、近づいて来た素行の悪い冒険者は居たが、グラムさんを見て逃げた。グラムさんは割と有名人らしいです? 〕


手続きも終ったので取り敢えず宿に向かおうとしたら………


「やぁグラムさん、久し振り♪ 」


「エ~ト、貴公は……………すまん、誰だった? 」


「フェイクですよ。前回此方に来た時に一緒に狩りをしたじゃないですか? 」


「前回? ………あ、あの時の小僧! 怪我は大丈夫か? 」


「エェ、お陰さまでグラムさんのくれたポーションで何とかなりましたよ。ありがとうございました! 」


「おう、それは良かった。それでまた狩りにでも行ってたのか? 」


「流石に今は商売の方が忙しくて………所でグラムさん、今回はどうしたのですか? 」


「あぁ、実はこの2名のA級昇格試験の試験官なんだよ。その試験の為に来たんだよ 」


「ヘェ~、それは大変ですね。では、再会を祝して奢りますよ。宿は何処ですか? 」


「イヤ、今からだな。この街に1泊して明日には出発だよ 」


「宿なら………彼処が良いな。どうします? 食事も美味しい宿を照会しますよ? 」


「(チラ)………そうか、では厄介になろう 」


グラムさんの知り合い? に黙って付いて行くことに。


「此所です。良い宿でしょう! 」


紹介されたのは、一見普通の宿の様な佇まいの宿だった。

中に入るとカウンターに大きなおかみさんが居た。


「あら、いらっしゃい。坊ちゃん、商談かしら? 」


「もう良い年なんだから坊ちゃんはヤメテ! 今日はお客さんを連れて来たんだよ! 」


「あら、珍しい。坊ちゃんがお客さんを連れて来るなんて(笑) そうそう、ようこそ旅の宿、港亭に。おかみのリュジョウです 」


「私は冒険者のグラムと言います。よろしくお願いします 」


順に挨拶をしていきこの宿に泊まることに。

ちなみにライリー隊長の部下の名前はスカイ、ランド、スイムさんです。

〔勿論、偽名です(笑) 〕



宿の部屋に各々(3人部屋2つ)別れて荷物を置き僕たちの部屋に集まる。


「で、彼は何者? 」


僕は単刀直入にグラムさんに聞いた。


「エ~ト、彼はフェイク。この街のD級冒険者って言うか商人ですね。前回………3年前にここに来た時に近くの草原でワイルドウルフの群れに囲まれてた所を助けましてね。まぁ、怪我をしてたからポーションで治して助けたかな? 」 グラム


「(コンコン!) そして僕の所の商会で色々と便宜を計ったんですよ。素材の買取りとか 」 フェイク


「なんだ、どうした? フェイク 」


「まぁグラムさんと話がしたくて………って言うのは建前かな? 」 フェイク


「それで何の用ですか。ナンギン帝国第2王子のガイアスさん 」


「エ! 何だって! 」


「オイオイ スクリュー君、彼はフェイクさんで商人だぞ? 」


「クク………アハハハハ! 流石ブルー卿。流石にバレてましたか(笑) 」


アッサリと白状したガイアス。

何気に僕の正体も言い当てる。

〔もっとも僕も[神眼]で確認済みです 〕


「エェ、特徴が一致してましたし。それにうちの護衛とは知り合いでしょう? それともライリーから頼まれました? 」


ライリー隊長の部下達がニヤニヤしてた。

恐らく連絡済みなんだろうね。

〔あ、グラムさんとバスター先輩が固まってる! 〕


「まぁ、貴公には借りも有りますし、一度挨拶はしておいた方が良いかと(ニヤ♪) 」


「ま、返済の方は大丈夫か? 一応、担保も欲しいけどね? 」


「それは………その時にでも。私は今回の件には関わってないのでその時はよろしくって事で! 」


「まぁ良いでしょう。その言葉が真実で有ればね 」


この後は色々と()()の話をして………


「では、再会を祝して乾杯♪ 」


「「「「「「乾杯♪ 」」」」」


食堂にて宴会に突入していた。

なお、この宿は第2王子のセーフハウスも兼ねていて関係者は皆さん第2王子の息の掛かった人達だった。

〔この王子、中々やる人ですね 〕


宴会中、頻りに目的を聞いてきたが………うちの陛下がワイバーンの肉が食べたいとわがまま言ってると言っておく。

次いでに冒険ギルドの依頼もと教えておいた。

〔陛下のくだりで爆笑していたフェイク君(笑) 〕



次の日の朝、フェイク君に見送られてワンタイ島行の船に乗って出発した。

朝出発すれば夕刻には着くらしいです。

〔たまには帆船(200t級)の旅も良いものですね 〕


何事も無くワンタイ島の港町ホクタイ港に着く。

ここはワンタイ島の北に有る港街で、ここで1泊してから南部のワンタイ山の麓の町に向かうことに。

〔あぁ、また尻が痛くなる馬車に乗って向かう事に。クッション持ってきて良かった 〕


もっとも現在は、魔導クッションも国外にも輸出されていて珍しくも無いが、流石にワンタイ島には無かった。

ナンギン帝国本土では有ったのにね。

〔もっともボッタクッテルけどね。5倍の値段って何? 〕



ワンタイ山の麓、ナンタイ町に付いて宿を取ってから冒険ギルドの出張所に行き、ワイバーンの情報を聞く。

何でも最近、ワイバーンの上位種が出たとの噂が有った。

〔何でも赤いワイバーンらしい? 〕


ただ、噂なので確認された訳でも無く、噂だったらしい。

なお、もし見かけたら倒せれば倒して、無理ならば特徴だけども知らせて欲しいって依頼された。

〔今来てる冒険者にも同じ事を頼んでいるそうです 〕




次の日


早速ワンタイ山ヘ登山に行くことに。

一応、数日はかかると冒険ギルド出張所の受付(オッサン職員)には伝えておく。

〔普通に2~3日はかかるらしいです 〕


登り始めて最初のお昼時、ライリー隊長の部下3人と別れて僕とクリス、グラムさんで進んで行く。

ライリー隊長の部下3人はワンタイ湾(丁度山の右側)に偵察で例の島? の確認です。

〔リーダーのスカイさん(エルフ斥候の人)が風の精霊で確認するそうです 〕


残った僕達3人は山の中腹まで一気に登り、そこで夜営した。

魔除けの結界を設置してテントを張って夕食作って交代で寝たよ。

〔途中で刈った兎と鳥を材料に料理を作ったよ 〕


次の日、朝から少し進むとワイバーン3頭を発見。

先ずこの3頭を狩る事にした。


「それでスクリュー君、どうやって倒すのかな? 」


「(キョロキョロ)グラムさん、これな~んだ♪ 」


辺りを確認してから僕はアイテムボックス(一応、マジックバッグって事に)から1つの槍杖を出した。


「アレ、いつものサウス9じゃないね? 」 クリス


「まぁ新しい槍杖、まぁサウス11だよ 」


サウス9の改良型、サウス11? だった。

見た目は前世陸自の64式小銃(銃剣付き)だけどね。

〔詳細は下記に! 〕


もっともこの槍杖はある仕掛けが付いてると言うか特殊だった。


「これにこのパーツを付け変えて………よし、準備OK! 」


「なにそれ? 」 クリス


銃剣を外して銃身にオプションの延長パーツを付けてスコープを付ければ………狙撃銃仕様に早変わり。


「よし、これで狙いを付けて……… 撃つ! (ドン!) 」


「ウワァ! 行きなり撃つなよ!! 」 クリス


空の上では1頭のワイバーンの動体に氷の槍が貫いていて氷付きながら堕ちてきていた!


「嘘だろう! 」 グラム


「………全く簡単に落とすなぁ……… 」 クリス


堕ちたワイバーンの元に向かい頭に氷の槍を刺して止めを刺す!

残りのワイバーン達も気がついて襲って来たが!


「降りてきたら此方のチャンスだろ! 」


クリスさんが巨大なハルバートを振ってワイバーンの首を落とした!!

もう1頭はグラムさんが両手剣で右羽根を落としてからの首を落としていた。


「アレ、グラムさん。手は出さないんじゃ無かったの? 」


「イヤ、私もワイバーン素材が欲しくてね(笑) 」 グラム


「別に良いですけど。一応、買い取りましょうか? 」


「そうだな、王子………フェイクにワイバーン素材を卸さないと怪しまれるからな! 」


確かにそうだね。

恐らく港に戻ったら待ち構えて居るだろうね。


「で、どうするんだ、スクリュー君? 」


「………まぁ良いかな。グラムさん、内緒ですよ! 」


僕はアイテムボックス(亜空間収納庫って事に)にワイバーン3体分を収納した。


「まさか、君は時空魔法使いか! 」


「まぁ、スクリュー君はイタズラ魔導師の弟子ですよ! 」


「な、あの混沌の魔導師の弟子だって! 」


何かとんでも無い事言ったね?


「エ~ト、グラムさんは校長と知り合いですか? 」


「まぁ、校長が校長になった時の卒業生第1号だね 」


「「あ、それはご愁傷様でした! 」」


「あの人は就任そうそうイタズラして………ま、最終的に凍らせられたけどね(笑) 」


「え、まさかの閃光の魔女の件? 」


「そうだな。ん、何か知りたいのか? 」


「それより新たに2頭来ましたよ! 」


「後で教えて下さいね! 」


「ま、後で生き残ったらな! 」


こうしてワイバーンを狩っていった。

あれから1日かけてワイバーンを32頭を狩れた。

〔サーチ&デストロイです(笑) 〕


グラムさんは次々と僕が収納していて驚いていたが………

32頭分全て収納したらグラムさんが笑ってた。

〔そんなに普通は入らないらしい? 〕


後、ワイバーンの巣も発見したので見てみたら卵が3個発見したので回収した。

うん、また還してみようかな?

〔また、クララちゃんに持っていかれそうだな(笑) 〕



後にワイバーンの数が30匹前後減っていたので驚いたナンギン帝国海軍は調査したがわからず、本土方面に向かった可能性も有った為に本土方面に警戒するように連絡した。

本土方面からは被害も無く暫く謎のまんまになることに。

〔まさかワイバーンを乱獲(32頭分)した冒険者が居たとは知らず(笑) 〕




この日は中腹の昨日泊まった夜営地に戻って1泊する事に。

ワイバーンの肉を豪快に焼いて食べてたら戻ってきたよ、スカイさん達が。

〔そして一緒にワイバーン肉をバーベキューして食べる♪ 〕


そして簡易の報告を聞いて………まぁそうなのだろうね。

ま、次の会議までに報告書を提出して貰う事に。

〔頑張って書いて出してね 〕


6人で交代で寝て、次の日に麓に戻る事に。

ナンタイ町の冒険ギルド出張所に寄って報告をしておいた。

〔受付のオッサンは驚いてたよ。討伐部位(頭の角)を2頭分見せたらね 〕


これでA級冒険者昇格試験はクリアだった。

一応、昇格試験はイングスランド王国冒険ギルドの発行の為、討伐部位と魔石等の指定素材はイングスランド王国冒険ギルドに提出する必要が有ったので此処では卸せなかった。

〔ま、ナンタイ町の冒険ギルド出張所とホクタイ街の冒険ギルドに肉を卸してあげた。泣きつかれた為に 〕


ちなみに赤いワイバーンも探したが、発見できなかった。

夕刻に仕留めたワイバーンは夕日に照らされて赤く見えたのでそうなのでは? っとグラムさんは結論付けた。

〔まぁそうなるよね。居ないし? 一応、ナンタイ町冒険ギルド出張所にはそう、報告したけど……… 〕



次の日、ナンタイ町に戻って、ホクタイ街に向かって出発した途中………






フリート製特殊武器概要


[サウス11(S/M)型ランスロット(試作特殊槍杖)]

解説:[サウス9]をベースに発展、改良した特殊短槍杖(全長990mm)

【モデルは前世陸自64式小銃の銃剣付きタイプ 】

銃身とフレームはオリハルコン、本体はミスリル製でストック部分はゴームトレント材を使用

先端にオリハルコン製特殊銃剣が付いている

〔一応、魔法剣、精霊魔法剣仕様になっている 〕

オプションで銃剣を外して長身の延長パーツとスコープを取り付ければ狙撃銃仕様に

〔その時は全長1,150mmになる 〕

各種魔法弾を打てるように回転式シリンダーに各属性魔法弾体触媒をセット

回転させることで任意の魔法弾を発射できる

〔最大6種類の火、水、風、土、光、氷の魔法弾〕

魔法弾体触媒を変える事で魔法弾の種類も変えられる

一応、S型とM型の2種類存在する

S型は精霊魔法対応型になっている。

〔氷と炎の大精霊様が強化していた為にS型だった 〕

精霊魔法対応型なので、今の所フリートしか使えない

M型は実体弾対応型(40発マガジン型)である

〔M型は基本対魔法障壁突破破壊用実体弾専用銃だった 〕

【モデルの64式は20発弾倉だが、薬莢が無いため弾倉には倍の40発の各種特殊弾を装填可能 】

魔法障壁を突破させる為に各種特殊弾頭(オリハルコンやミスリル製)を使用する

通常弾頭(鉄製)、訓練弾頭(ウットチップ製)も有ります

なお、本人魔力登録型なので今の所フリートにしか使用できない

〔本人以外が使おうとすると腕が氷付く仕様です 〕




7ーⅡ

まさかのナンギン帝国第2王子様の登場です。


ワンタイ島にてワイバーン狩りをしましょう。


ワイバーンってそんなに簡単に狩れる物なの?



R2.2.1 サウス11の概要追加修正。

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