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7ーⅠ話 16歳 ワンタイ島潜入!

7ーⅠ話です。


ワンタイ島観光ツアー(ワイバーン狩り)に行きましょう。


冒険者スクリューの冒険の旅が始まる!


先ずは大陸の国際港まで行きましょう。

7ーⅠ話


「さて、ワイバーンを狩るぞ! 」


「「オォ! 」」


現在、ワイバーンを狩る為にある国のある島に来ている冒険者スクリューことフリートです。

何故こんな事になっているかと言うと………



9月某日

イングスランド王城内統合作戦司令部内にて。

〔フリート卿とライリー隊長の雑談 〕


「何処かに野良ワイバーン出ないかな? 」


「何ですか、藪から棒に? それに随分と物騒な事を言いますね 」


「そりゃぁ、陛下に催促されてるんだよ。セイバーが欲しいって! 」


「エ~ト、まだ言っているのですか? しょうもないですね 」


「しかも陛下、第2王子(リチャード)に聞き出した訓練内容の降下訓練を王城でやったそうで。城のシャトーから飛び降りて着地まで決めたらしい。ま、その後王妃様に引きずられて行ったらしいけどね(笑) 」


「全く陛下には参るよ。我々も警護していたけどまさかシャトーから飛び降りるなんて想定外だったよ 」


この件は内緒になったが、既に城中の噂になっていた。


「………で、王妃様より安全なセイバーと言うか空を飛べる物をって依頼されてもね……… 」


「ウ~ン、私は専門外ですが………あ、そうだ! ワイバーンの生息地ならフリート卿の領地の近くに有りますよ! 」


「ライリー隊長、まさかワンタイ島の南部の山って言いませんよね? 」


「アレ、知ってましたか。まぁあれだけ偵察してればわかりますよね。ワンタイ島南部のワンタイ山にはワイバーンのコロニーが在って結構な数が居るらしいですね。もっともナンギン帝国ワイバーン騎兵用の産地の1つらしいですね 」


「エ? まだ有るんですか? 」


「そうだね。火竜殿がもといた場所と言えば良いのかな? 大陸南部の火山地帯にも居るらしいですね。もっともそっちの方が主力産地だそうですよ 」


「………大陸は無理としてもワンタイ島なら……… 」


「ちょっと、どうする気なのですか? 」


「な~に、ちょっと冒険にかな? 」


「待ってください。フリート卿が簡単に行けるわけ無いでしょう? それも攻めて来ようとしている国に! 」


「そう? これでも 」


あるカードを見せる。


「こ、これは冒険ギルドカード! しかもB級冒険者で名前がスクリュー? 」


「そう、僕はB級冒険者のスクリューです。これならどうです? 」


「………まさかここまで用意していたとは………あ、まさか! 」


「エェ、諜報部の腕利きの部下を2~3人貸して欲しくてね(笑) 」


「………ハァ~、次いでにワンタイ湾の偵察をしてこいと? 」


「そうですね。僕は偵察には行きませんよ。あくまでワイバーン狙いですしね(笑) 」


こうしてワイバーン狩りにワンタイ島観光ツワーの計画が始まった。




11月

文武祭の季節


今年の文武祭はディフェンディングチャンピオンとして魔闘部門参加って何?

予選は免除させるけど、面倒です。

〔まぁ結果は決勝戦でマックと一騎討ちで勝ちましたけどね 〕


クラスの露天もガッポリと儲かりましたよ。

本当、腹ペコ達が多くて困ります。

〔長い列ができてました 〕


去年の反省で仕込みが追い付かなかったので作ったよ。

キャベジンのみじん切り専用魔道具と撹拌専用魔道具なんかを!

〔後にケインさんがニコニコしながら販売したらしいです 〕




12月


今回はワンタイ島に潜入するためにB級冒険者スクリューとして出発します。

まずは唯一の南部の貿易港、チョウカ海峡の近くの王家直轄領ブリストルに有るブリストル国際港に来ていた。

〔現在、国外専用貿易港として南のブリストル港と北のドーバー港が有る 〕


この国際港から出掛けることに。

ブリストル港からワンタイ島までは一旦ナンギン帝国の国際港でもある首都ナンギンの近くのアップシィ港経由になる予定だった。

〔偽装の為の処置だった 〕


まぁ実際にブルー辺境伯爵(自分)が、ワイバーン素材の収集依頼を冒険ギルドに出したんだけどね。

その依頼を自分で受けて出発したんだよね。

〔ライリー隊長のいれ知恵です 〕



今回は初お目見えの貨物船での旅です。

この船は国外との交易用に建造した船でロンドン級を小さくした用な船だった。

〔まぁ拿捕されても良いように色々と仕掛けはしたけどね 〕


船はカーゴ級って名の船で排水量1,500tの輸送船で基本コンテナを30個と乗客30人を運ぶ事ができる。

東ロシーナ王国とコウライ王国の依頼で輸出用の魔導貨物船を作ってほしいと注文をイングスランド王国が受けた。

〔まぁ泣きつかれたらしいです。詳細は下記に! 〕


確かにロンドン級なんかを見たら自分達の国にも欲しがるよね。

もっとも他の国からも購入したいって言われてもねぇ。

〔軍事利用したいのが分かりやすくて困ります 〕


今の所はイングスランド王国からレンタルして乗員の教育がてら訓練をして、ある程度運行が可能になった時に正式に売却する事に。

まぁ定期的にブリストル港とドーバー港の点検ドッグでの定期点検を義務化してますけどね。

〔3年毎にね。そう、ある仕掛けをリセットするためにね 〕




まずは皆には内緒にして出掛けます。

バレたら絶対に付いて来ようとするからです。

〔今までの行動を見てるとね 〕


関係者にはブルー辺境伯爵軍の訓練視察の為にブルー島に向かった事にしてあった。

なお、むさしちゃんとサファイヤちゃんコンビはクララちゃん達とお留守番する為にバーミンガムに一緒に遊びに行きました。

〔ちびっ子ワイバーン達も一緒です 〕


まずは普通に迎えに来た揚陸艦シーライオン07に乗ってブルー島に行く振りをして、途中で上陸舟艇でブリストル港の近くに上陸します。

そこには迎えのライリー隊長の部下が3人待っていて一緒にブリストル港に向かいます。

〔ま、この辺は予定通りですけどね 〕


僕は今回5人での潜入を予定していたが、ブリストル港でA級冒険者のグラムさんが何故かバスター先輩と待っていた?

グラムさんは王都冒険ギルドにてお世話になってる冒険者でブルー島ダンジョンの監修に協力してもらっている方で、今回の護衛と案内をお願いしていたけど何故居るバスター先輩?

〔オカシイ、先輩はまだ海軍の訓練期間中で外出できないはず? 〕


「エ~ト、バスター先輩、何で居るの? 」


「エ? 私はクリスと言うB級冒険者です。今回はグラムさんに付いてきたグラムさんの弟子って設定です(笑) 」


設定って言っちゃってるよ!


「悪い、スクリュー君。ガーランドギルマスの依頼でね。おまけに王国連合海軍本部の依頼でも有るんだよ。その辺は察してくれ(笑) 」


王国連合海軍本部には言ってあったしね。

気を使わせたかな?


「………ハァ~、わかりました。ではグラム先輩、よろしくお願いします 」


「君に先輩と言われると何だか嬉しいね。よし、大船に乗った気で居てくれ 」


こうして6人パーティーとしてワンタイ島に向う事に。


「うん、乗り心地はまあまあかな? 」


「そりゃそうでしょう。ロンドン級と比べたらダメでしょう 」 クリス


「アッチは大きいから安定性が良いですしね 」 グラム


「でも先輩が何で選ばれたのですか? 」


「まぁ、フリ………スクリュー君の事を知ってるし、同じB級冒険者設定にするのも丁度良いから? 」


「まぁそうだね。それに今回はA級昇格試験って設定でも有るんだよ。基本、A級試験はA級以上の冒険者の立ち合いの元での高ランクの魔物を狩るって事だね。丁度ワイバーン素材の捕獲依頼が有ったので便乗したって事だね 」


A級試験は相当難しく難関なのだがその試験なら怪しまれずにワンタイ島に上陸できるそうです。

それだけA級冒険者は貴重な存在らしいです。

〔ちなみに冒険者ランクはF<E<D<C<B<A<Sとランクが有る。S級冒険者は今の所は世界に3人しかいないそうです 〕



「お、そろそろ敵地ですね 」 クリス


「あれがナンギン帝国の国際港、アップシー港ですね 」 グラム


「では皆さん、よろしくお願いしますね 」


こうして僕の初めての国外旅行? が始まった。






輸出用の輸送船仕様書


[量産型小型コンテナ輸送船 カーゴ級]

輸送用コンテナを専用に搭載するために建造された輸送船ロンドン級を小型化した輸出用輸送船

【前世wwⅡアメリカ製高速輸送船(クロスレイ級高速輸送艦)ベースのコンテナ船仕様の貨物船】

船体は特殊鋼製(実は魔鉄製)の全金属船

(重要部分や表面は魔鉄製、その他の部分は鉄鋼製)

専用輸送コンテナを最大30個載せる事ができる

コンテナの積み降ろし専用の特殊ジブクレーンを2基搭載

航行は基本は大型魔導ウォータージェットポンプ×1基推進で航行する

(魔導ウォータージェットで最大速度15ノットで航行可能 )

ただし、定期的(3年毎)に点検しないと魔導ウォータージェットポンプ事態が自壊するようになっている

(無論、弄れば同じく自壊する )

基本は輸送船だが、一応客室もある

(最大乗客30名)


全長:95.6m

全幅:12.2m

排水量 :2,000t

機関:大型魔導ウォータージェット機関×1基

最大船速:15ノット

最大積載量:900t(標準コンテナ30個)

乗員:30人(最低10人で運航可能)

乗客:30人






冒険ギルドについて


冒険ギルドは独立組織としてこの世界に広まった組織だった。

設立には当時のイングスランド初代国王、アーサー陛下が晩年、周辺諸国に呼び掛けて設立させていた。

〔井川君のラノベ知識で作った組織だった 〕


なので呼び掛けた当初、中々賛同は無かったが、東ロシーナ王国とコウライ王国の賛同の元に最初の組織が出来上がった。

後に冒険者条約の元になる色々な決まりもこの時に決まっていった。

〔最初は3か国間のみの組織だった 〕


国は冒険ギルドに資金と国内に蔓延る魔獣の退治依頼をしていった。

冒険ギルドに登録した冒険者達は魔物の討伐等の仕事を順次こなして各国内の魔獣災害を納めていった。

〔この為、魔獣による被害が激減していった 〕


また、魔獣素材の取引も冒険ギルドに任せる形を取ったため、民間よりの素材の採取依頼もこなす様になった。

同時期に商業目的の商業ギルドもこの頃にできて冒険ギルドに素材の確保を依頼をするようになった。

〔結果、税収も自然と増えて国も冒険ギルドも商業ギルドも儲かる事に 〕


その結果を知った他の国は慌てて参加を表明、冒険者条約に加盟していく事に。

今はソビエ聖国以外の国が加盟している一大国際組織に育っていた。

〔ソビエ聖国は宗教国家なので加盟しなかったと言うよりアーサー王に対しての当て付けだった 〕


この冒険者条約は冒険者を国や地方領主より守り、あくまで独立組織として運営、戦争等の軍事利用を禁止していた。

この為、魔獣災害以外では協力を拒否できる事になった。

〔その為、ポルトンダンジョンのスタンピード時は国軍と合同で対処できた 〕




7ーⅠ

ウ~ン、近いようで遠いですね。


しかし極秘に行くのも大変です。


もうすぐアップシー港に到着です。



R2.2.1 カーゴ級の概要追加修正

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