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5ーⅩⅧ話 15歳 観閲式、御披露目パーティーのその後

5ーⅩⅧ話です。


エ~ト、陛下の様子が………


この後の会議は………


うん、王妃様の圧が………

5ーⅩⅧ話


観閲式、御披露目パーティーも無事にこなした? フリート辺境伯爵です。

何でこうなったのでしょうか?

〔予定より早くも辺境伯爵に昇爵させて何をさせたいのかな? 〕


そして次の日、早速陛下からのお呼び出しが有りました。

まぁ、例の件(セイバー戦闘機の件)だろうね?

〔ま、僕が操縦しておく分には陛下を乗せても安全かな? 〕


登城して例の会議室に案内されると、そこには父上、エジンバラ卿、エドワード王太子、リチャード第2王子のいつもの人達+エリザベス王妃様とシャルロット様がいた?

ん、なんだこの集まりは?

〔もう、やな予感しかしないよ! 〕


挨拶もソコソコ、暫く世間話(主に学園の事)を話していたら、陛下と宰相様が入って来ました。

陛下は何故かゲッソリしていて、宰相様はお疲れの様だった?

〔陛下にお小言でもしていたのかな? 〕


「あ~、フリート卿、この度は…………(ビク!)………行きなりの発表ですまなかった! 」


エ~ト、陛下が頭を下げているねぇ………… え、何で?

僕が驚いて困惑しているとエリザベス王妃様から!


「ご免なさいね、フリート卿。うちの馬鹿陛下が色々とやらかして。一応叱っておいたから許してあげてね? 」


エ~ト、これは既に折檻済みなので許してあげてね? って事かな??


「陛下、家臣に頭を下げないで下さい! 今更あれぐらいでは………本当に今更ですが驚きませんよ。もう、色々と諦めましたし。もうこれ以上は無いでしょうしね? 無いですよね? 」


あれ、無いですよね? と言ったら陛下が目を反らした!

まだ有るんかい!


「貴方、まだ何か有るのかしら? 」 王妃様


「いや、タイシタコトハ無イゾ! 」 陛下


「陛下、この場はその話し合いの場でしょう。フリート卿、今から説明するので 」 宰相様


「わかりました。それで重鎮の方々がいらっしゃるのですね 」


「そうじゃ、これから色々と話し合いをするのでエリザベスとシャルロットは退室してほしい……… 」 陛下


「いえ、陛下。今後の参考の為に私達も見学させてもらいます。また、陛下が無理難題を言わないようにね。シャルロットも見学しますよ♪ 」 王妃様


「はい、お母様♪ 」 シャルロット


「そんな……… 」 陛下


こうして会議が始まった。

今回の議題は、そうセイバー戦闘機の扱いだった。

〔多分、世界初の魔導航空機だしね? 〕


国としては増産して各地に配備したいらしい?


「基本、増産は無理ですよ。()()()だとワイバーンの素材が1機に付き最低2頭分は必要です! それにオリハルコンとミスリルも必要です! 」


「ウ~ン、無理だな。先ず素材の確保が難しい……… 」 父上


「確かに。うちの鉱山でもオリハルコンの採掘量は僅で基本、産出しても物凄い取り合いだからなぁ~。ミスリルは充分採れるけどね 」 エジンバラ卿


ワイバーンはイングスランド王国内で、1ヶ所(王太子直轄領)にしかいない。

数も2~300頭位しかいないらしい?

〔基本、島国? だから (でも地球の日本列島の4倍の広さが有るけどね ) 〕


今回はワイバーンの生息エリアから離れて出てきた群れ(約13頭)を退治する依頼を王太子殿下から直接フリート子爵軍に依頼した形を取っていた。

次いでに王太子殿下からワイバーンの肉の確保を依頼された事になっていた。

〔肉を運ぶのに冷凍コンテナを特別に1個持ってきたよその場で解体後、凍らせてコンテナに放り込んだよ♪ 〕


代わりに大陸産のワイバーン素材を海外から輸入する事も検討したが、価格が元々高く余計な費用がかかり、品質も良いものがなさそうです。

さて、どうしたものかな?

〔基本、輸入は無しだろうね。航空機の製造にワイバーンが必要なんでバレたら大変だよね 〕


もっともハリー校長の話だとワイバーンの素材で浮遊できる事はあまり知られていないと言うか初めて知ったっと言われたよ!

僕もサファイヤちゃんが飛ぶのにあまり羽ばたかないから調べたからわかったんだけどね。

〔サファイヤちゃんに聞いてみたけどわからないそうです(笑) 〕


とりあえずはセイバー戦闘機部隊はフリート辺境伯爵軍の指揮下で1個飛行大隊(30機)を編成してブルー島に配備、順次数を増やす事になった。

もっとも素材を確保しないと無理な話ですが。

〔ワイバーンを乱獲して自然のバランスが崩れると不味いよね? 〕


「所でフリート卿、あの卵はどうした? やっぱり食べたのか? 」 王太子


「「「卵ってなんだ? 」」」


「あ、あの卵は無事に孵りましたよ。今は屋敷にて育成中? かな(笑) 」


「「「育成中? 」」」


「フリート卿、まさかワイバーンも飼い慣らして飛竜部隊も作る気か? 」 王太子


「え、あの子達ワイバーンだったの? 」


「シャルロット、知っておるのか? 」


「フリート君の屋敷に行った時にサファイヤちゃんの部屋で一緒に遊んでたのを見て………あの小さいのがワイバーンだったの? 」


そう、ワイバーン狩りに行った時にワイバーンの巣を発見!

中に有った卵を回収して王都の屋敷まで持ってきたよ。

〔発見した巣は3ヶ所。卵は5個確保。王都の屋敷にて内4個が還って内3頭は現在屋敷にてサファイヤちゃんと世話をしていますね。サファイヤちゃんの妹弟分として♪ 〕


「その件で父上に話しておかなければならない事が有ります……… 」


「何か聞きたくはないが………なんだ? 」


「実はその卵から孵ったワイバーン4頭の内の1頭が………クララに持っていかれまして………今は……多分………屋敷で一緒に遊んでいると思いますよ? 」


「そうか、一緒に……………ナニィ~! ワ、ワイバーンをクララが飼っているのか! いや、私は何も聞いてないぞ! 」


「恐らく母上が父上には内緒にって言ったので。まさかクララにテイムされて持っていかれるとは思いませんでしたよ 」


そう、ワイバーンをブルー島ダンジョンに配置と養殖目的に卵を回収して王都の屋敷にて温めていた時に、たまたま屋敷にクララちゃんが遊びに来たタイミングで卵が孵り始めて一緒に見守っていたら孵った内の1頭がクララちゃんになついてそのままテイムしてお持ち帰りに。

今頃チビワイバーンはクララちゃんの頭の上で寛いでいるだろう………いるよね?

〔今は幼体で体長も60cm(頭の先から尻尾の先まで)位でまだ甘え盛りだった? 〕


あれ、狼にイルカにワイバーン?

最強の獣魔(ペット)が陸海空制覇してるね?

〔うん、名実共に動物王国になるね。バーミンガム領が(笑) 〕


ちなみに現在、ワイバーンの素材1頭分を取り込んだブルー島ダンジョンでは、51層から60層の草原フィールド型空間層にて配備をしたよ。

基本は徘徊型中ボス扱いで。

〔ダンジョンの不思議な所で空間を広くできるのでワイバーンクラスでも余裕で飛び回れる高さが有った? 〕


参考までに、60層のボスはホワイトワイバーン(氷属性)だけどね。

ワイバーンをダンジョンコアの力で清生する時に氷属性を付与したらどうなるか実験したら、真っ白なワイバーンが誕生したのには驚いたけどね。

〔因みに、スケルトン軍団には実験で火、水、土、風の4属性の付与をした各スケルトンメイジを配置してみたよ。評判は上々? 〕


「………わかった、フリート。後で屋敷を確認しておこう。しかしクララの動物好きはどうなんだろう? 」


「最初に1歳で子イルカをテイムした時からこうなるんじゃないかなぁ~と思ってましたよ。もっとも今現在、あの数をテイムするのも しているのも珍しいのでは? 」


現在、バーミンガム城には12種21頭(ワイバーンで22頭目)が居るらしい?

そう言えば暫く行ってなかったな(笑)


「………確かにそんな文献も無いしのう? ………あ、1人いた! 」 陛下


「え、どなたですの? 」 王妃様


「「「「「「誰ですか? 」」」」」


「初代王妃様のエルザ様だよ。エルザ王妃様はかなりの動物好きのテイマーで最終的に火竜をテイムした事で当時のチョウカ帝国に狙われて逃げてる途中に初代国王様と出会ったらしい。その後は共に行動してこの国を作って……… まぁそんなところだ。王宮と離宮の間が広めなのはエルザ王妃様の動物園の跡地なんだよね! 」


何とクララちゃんは初代王妃様と同じ素質のテイマーらしいって!

素質は有るけどどうなんだろう?

〔後は父上の態度次第だが………ま、母上の手のひらの上かな(笑) 〕


「それとフリート卿、例の船はどうなっとる? 実際に完成するのは何時ぐらいになる予定じゃ? 」 陛下


「はい、現在85%の完成度ですね。後は最終擬装と搭載物の開発に製造ですね 」


現在、戦艦むさしちゃん本体は、正確には86%の完成度で最終擬装をしている所だった。

何せ海底に落ちてるオーパーツ(何かの聖遺物扱い)をサルベージ作業をしなければならなっかた。

〔一応、深海探査機(無人制御)を開発中! 〕


「ほう、もう少しで完成か。これは楽しみだのう 」陛下


「貴方、また何か無理難題を言うと? 」 王妃


「な、何を言っておる? ただ単に見てみたいだけじゃ! 」


「そうですか? ならフリート卿、陛下が無理難題を言って来たら私に報告しなさい 」


「は、わかりました! 」


「………そこは内緒に………(ビク!) 」


「貴方、一応聞きますが、何を企んでますの? 」


「………いや、王家専用の船を空いたブルー島ドックにて作って………です 」


「貴方、それを作ってどうするのですか? まさか遊びに行くためではないでしょうね? 先程のセイバー? も専用機が欲しいと言って、本当は好き勝手に遊びに使うためですね? 」


陛下はやはり遊びに使う為に欲しいと………

ま、今更ですね(笑)


「………陛下、セイバー戦闘機はかなり危険な物ですのでおいそれとお渡しはできません。実際に訓練をしたリチャード第2王子様に聞いてください。かなり危険なことはお分かりになると思いますよ? 」


「陛下、確かに危険で訓練をしっかりしないと簡単に墜落しますし、墜落した場合、簡単に死にます。なので現在訓練中の訓練生は地獄の特訓を受けています。はっきり言って僕はもう一度、あの訓練をしたいとは思いません! 」 リチャード


「そこまでなのか? あの話は本当の事だったとは……… 」


陛下は、パーティーで話した事を本気だと思って無かった様で!

勿論、エドワード王太子も思ってなかったのか顔が青くなってるよ。


「残念だったわね、陛下。ではフリート卿、シャルロットみたいに後で確認させてもらうわよ♪ 」王妃


「おい、エリザベス。一体何の話じゃ? 」


「シャルロットはブルー島で載せて貰ったそうで。なので私もこの後載せてもらおうと思いましてね 」


「なんじゃと! ワシを差し置いてじゃ………と…………… 」


王妃様に睨まれて固まる陛下……………

確かに怖い!


「で、どうなのですか? フリート卿 」


「………よ、喜んでご乗車下さい! た、ただしこの城の周りだけですよ。それでよろしいですか? 」


「あら、良いのですか? てっきり断られると思いましたが? 」


「(いや、これで断れる人は真の勇者だよ! )………いえ、シャルロット様がお話になってる以上断れませんよ。その代わり此方の指示に従ってもらいますがよろしいですか? 」


「えぇ、よろしくてよ。載せてもらうので、それくらいは良いですわよ♪ 」


こうして王妃様の遊覧飛行が決まった。

翌日、王妃様、母上、エジンバラ夫人の母の会の面々が交代で試乗していた。

〔なんだろう、母上達には逆らえないのは? 〕


勿論、その後で陛下も載せてあげましたよ。

父上もエジンバラ卿にも試乗してもらいました。

〔これはビジネスジェット機作らんといかんかな? それとも輸送機? 旅客機? 〕




5ーⅩⅧ

陛下は既に調………みでした(笑)


セイバーの量産は難しいのでどうしよう。


そして順調にテイマーとしての地位を築くクララちゃん♪


まさかの初代王妃様と同じって?


そして母の会には逆らえない男性陣だった(笑)


次は何作ろうかな?

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