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5ーⅩⅦ話 15歳 ブルー辺境伯爵邸の御披露目パーティーの様子?

5ーⅩⅦ話です。


やっとお屋敷のお披露目ですが………また何してるの? 陛下………

5ーⅩⅦ話


観閲式も何とか終わって、次は屋敷にて御披露目パーティーです。

しかも予定変更、子爵家ではなく辺境伯爵家としての御披露目パーティーになってしまった!

〔陛下のイタズラには……… 後でどうなっても知りませんよ! 〕


屋敷では早速、大騒ぎになっていたよ!

子爵邸から辺境伯爵邸になるからって皆さん右往左往してました!

〔ん、何かがおかしいぞ? 〕


早速、執事長のセアスさん(残念、セバスさんではなかった)を捕まえて理由を聞くと辺境伯爵の御披露目パーティーだと何やら色々と準備が違うらしい。

しかも辺境伯爵のパーティーだと陛下のご来場も在るので作法も違うらしい。

〔うん、父上の寄越してくれた執事長は優秀ですね。ほんと助かるよ♪ 〕


パーティーは19時からなので後5時間なので間に合うか? と聞くとセアスさんは間に合わせますと言って次々と指示を出していた。

僕も必要な物が無いかと聞くと、セアスさんは玄関前にルクスとランドタートル、セイバーを置いてほしいと言ってきた。

〔まぁ理由もわかるけどね 〕


何でもブルー辺境伯爵邸の箔付けで置いてほしいと。

それぐらいならとⅡ号戦車ルクス、Ⅲ号輸送戦車ケベック、Ⅳ号工兵戦車リー、Ⅵ号戦車ランドタートル、Ⅷ号指揮装甲車、Ⅸ号兵員装甲車、FーⅠセイバー戦闘機を1台づつ展示配備することに。

〔今、此方に居る子達を置きますか♪ 〕


近くに居るブルー子爵軍の海兵隊員にシーライオン07にセイバー達を取りに行く事ので警備の方と人員を増やし、展示場の会場整理をすよう依頼をしてから出掛ける事に。

現在、シーライオン07は港に入港していてセイバーを載せて待機中だったのですぐに取りに行けた。

〔係留作業を中止して発進させないとね 〕



開始2時間前にはセイバーも下ろして、玄関前も準備万端になったのでお客様の出迎えを開始することに。

作法として、招待客は爵位の低い方から御越しになるらしく、男爵家や騎士爵家の方々がお見えになって挨拶をして中に入って行く。

〔うん、王党派は堂々と、中立派はにこやかに、貴族派はオドオドしながら入って来るよ 〕


次に子爵家の方々が来たけど………あれ、あれはカイル君とマリーさんではないかな?

どうやらレスター子爵と来てくれたらしいですね。


「フリート辺境伯爵様、お招きありがとうございます 」


「これはレスター子爵様とカイル様とマリー様、ようこそお越しくださいました。レスター子爵様、一応僕はまだ子爵ですよ 」


「そんな事おっしゃっても先程発表もありましたし陛下も既に辺境伯爵扱いをしていらっしゃる。まぁ、そう言う事ですよ! 」


「まぁそうなんですが………その辺を間違う訳にもいけませんし………難しいですね(笑) 」


「そうですな。特に貴族派には……… ですね(笑) 所であの空を飛ぶ乗り物には驚きましたよ。私も乗ってみたいですね 」


「そうですね。一応、訓練を受けてもらえれば乗る事に関してはそう難しくはありませんが………操縦に関しては結構難しいかと? 」


「やはりそうですな。おっと、ここで話が長いと後の方々が………それでは後程会場で 」


「はい、会場でお食事などお楽しみに。カイル様、マリー様も後程 」


「「はい 」」


こうして子爵家の挨拶も終わり、最後に侯爵家の順番になったのだが………


「フリート卿、また凄い出迎えだな! 」エジンバラ卿


「全く、陛下も余計な事を! まぁ、あれ(セイバー)を見てビックリしていた様だしな(笑) 」 父上


「おにいたま、すごいの? 」 クララちゃん


エジンバラ卿と父上とクララちゃんが一緒に来た。


「しかしフリートも辺境伯爵様か。わしらと同じになったな……… 」 父上


「まさかの発表で驚きましたよ。父上達は何か聞いてませんでしたか? 」


「「何も聞いてないぞ! いつもの思い付きだろうな! 」」


「そんな事だろうと思いましたよ! 」


「まぁ、多分この後に当人が来るだろうから気をつけろ! まだ何か仕掛けて来るだろうからな!! 」父上


「あぁ、あり得るな! まぁ、諦めて受け入れろ。その方が楽だぞ! 」 エジンバラ卿


「結局、そうなることになりそうですね。ではバーミンガム卿、エジンバラ卿、楽しんでいってください。クララちゃんはむさしちゃんとサファイヤちゃんと一緒にいる? 」


「「そうさせてもらおう! 」」


「うん、むーちゃんとファイちゃんと遊ぶ♪ 」


父上達は会場に、クララちゃんはむさしちゃんとサファイヤちゃんが控えて居る部屋に向かった。

二人はパーティーには基本、参加させて無かった。

〔別室にて食べ放題中で屋敷に来た王党派のお子様(学園入学前のちびっ子達)を一緒に預かっていた 〕



この後、一応マンチェスター卿がいらっしゃりましたが挨拶もソコソコに会場に入って行った。

落ち目の伯爵様だったが、一応呼ばないといけないので招待したら本当に来てくれた?

〔現在いまだ名目上軟禁中だが、陛下が呼ぶようにと仰るので招待しました 〕


会場に行くと、やはり王党派、中立派、貴族派に分かれていたが現在、5対3対2の割合になってるね。

まぁ、旗頭があれではしょうがないのかな?

〔貴族派から王党派や中立派に衣替えした方々が多数いらっしゃります! 〕


後は陛下がいらっしゃるのを待つ間に王党派の皆様に改めて挨拶に行きましょう。




暫くして、執事長のセアスさんが陛下のご到着を教えてくれた。


「皆様、ただ今陛下がご到着されましたのでお出迎いの用意をお願いします! 」


早速、僕は陛下のお出迎えをしに玄関に向かう。

そして玄関を出て見たものは………セイバーに乗り込もうとする陛下を必死に止める兄上達だった!

〔馬車前にはシャルロット様が居て呆れて陛下達を見てたよ! 〕


「ウム~! 何故ここが開かない! これでは乗れないだろう! 」 陛下


「陛下、無理です。諦めて下さい! 」 ウイリアム護衛隊長


「父上、いや陛下、先ずはフリート卿に許可を取りましょう。それからです! 」エドワード王太子


何故かセイバーに乗ろうと悪戦苦闘していた。


「………陛下、そのままでは飛行はおろか機体には乗れませんよ、全く! 今貴族達が屋敷の中でお待ちしていますのでお急ぎを! 」


「おぉ、フリート卿、この飛行機? とやらを後で載せてほしい! 頼むぞ! 」


「父上、いや陛下! 駄目ですね。何か有ったらどうするのですか! フリート卿もこんな物を作るとは………後で1台回してほしい! 弟ばかりズルいぞ! 」


「陛下、エドワード王太子も絶対に駄目ですよ! フリート卿、兄には回すように! 」


「「それはズルいぞ! 」」


「陛下、兄上達もお急ぎを! 」


「「「後で詳しく話そう(ぞ)! 」」」


結局後で交渉する事になった!

あれ、陛下が折檻される予感が……… これは黙ってよう♪

〔この予感が後に当たったのは当然の結果だった(笑) 〕


「陛下、では参りましょう。フリート卿、案内をしてください 」


しれっとシャルロット様が陛下を連れて行かれた!

あれ、王妃様や母上の様だね?

〔なんだろう、逆らっては駄目な雰囲気感は? 〕


玄関脇の小部屋で身なりを整え、早速会場に入って行く陛下だった。


「皆様、陛下のご来場です! 」


陛下を壇上に上げると皆さん跪く。


「皆のもの面を挙げよ。今日はフリート子爵改めフリート辺境伯爵の祝いの席じゃ! 皆で大いに楽しもうぞ! フリート卿の屋敷の料理は絶品らしいし楽しみじゃ♪ 」


まぁ、カリーナ王太子妃経由の情報だろうね。

今回、王妃様とカリーナ王太子妃は留守番しているとの事。

〔妊婦は来てはいけませんよ! 〕


「それと、フリート卿についてもう1つ発表がある! 」


エ~ト、またですか?

父上が睨んでますよ!


「この度、フリート卿が辺境伯爵に昇爵するので解禁とするが、フリート卿と我が娘シャルロットとの婚約をこの場にて発表させてもらう。まぁ、ここまでの実力者が相手なら我が娘も安心して嫁がせる事ができよう! どうじゃ、皆のもの? 」


おい、陛下(おっさん)!

何を発表してるんだよ!

〔本当に予定の無い事を発表するな! 〕


あ、シャルロット様も聞いて無かった様で真っ赤になってるよ!

周りの人達(王党派、中立派)は祝福してくれてるから良いけど、貴族派達は驚いてたのがわかりますね!

〔後に聞いた話(ライリー隊長から)だと元々、貴族派は空気の読めない子とくっ付けて勢力拡大を狙ってたらしいね。普通に無理だったと思うけどね(笑) 〕


「では シャルロット、フリート卿の隣に。皆、グラスを持ったか? では、フリート卿の辺境伯爵昇爵と我が娘シャルロットとの婚約を祝って、乾杯! 」


「「「「「「「「「「乾杯! 」」」」」」」」」


こうして陛下のイタズラ? に振り回されたフリートとブルー辺境伯爵家の人々と関係者一同だった。

パーティーはこの後、セイバー戦闘機の話で盛り上がっていたが、操縦等の訓練内容の話になった所皆さんドン引きしていた。

〔まぁ安全の為とは言え、高い所から降りたり、飛び上がってからの着地とかね 〕


もっとも陛下は何時訓練するのかと聞いてきたのには参りましたが。

あと専用機の発注も有りましたが、流石に宰相様に許可を取りましょうと言っておく。

〔一応、陛下なのですから自重してほしいです! 〕


こうして色々と有ったが、フリート辺境伯爵邸の御披露目パーティーは何とか終わった。

屋敷の人達には後で特別報酬をあげました。

〔パーティーは成功? の内に終わったのかな? 屋敷の人達は喜んでいたとか 〕






パーティーの後、陛下の様子?


パーティーが無事に終わり、ご機嫌に城に戻る陛下とその一行。

城に到着すると、玄関には宰相様に王妃エリザベス様とカリーナ王太子妃が待っていた?


「おぉ、エリザベス! 今帰ったぞ! カリーナ、お腹の子は元気か♪ 」


ご機嫌に応える陛下♪


「貴方、いったい何をしてきたのですか? 」


「な? 何の事じゃ?? 」


「フリート子爵、いや辺境伯爵邸での事ですよ! エドワード、何かしでかしてますよね? 報告しなさい! 」


「は、はい! 母上。報告させていただきます! 」


「待て、エドワード。その話は後で……… 」


「貴方は黙りなさい! エドワード、話しなさい! 」


「は、母上! 」


この後、実際にやらかしていた事を正直に報告したエドワード王太子。

シャルロット姫も後で同じ報告をしていたが、顔が真っ赤だったらしい。


「………………でありました! 」


隣で顔を青くしている陛下?

王太子も顔が青くなっているし、シャルロット姫は真っ赤だった(笑)


「そうですか……………貴方、OHANASIが有ります。今すぐに離宮の方に……… 」


「おい、ちょっと待て。今から執務も有るのだが……… 」


「陛下、書類の決済は明日でも大丈夫なので本日はごゆっくりと♪ 」 宰相


「あら、そうですか。では陛下、行きましょう♪ 」


「な、お前何を言って…………待て、話せばわかる、話せば………… 」


こうして離宮に連行(襟を捕まれ引きずって………)された陛下であった。




5ーⅩⅦ

陛下は変わらずの陛下の暴走でしたが、その後………

何が有ったかは王家の秘密ですね(笑)



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