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5ーⅩⅥ話 15歳 観閲式②

5ーⅩⅥ話です。


おや、何か飛んで来ましたね!?


果たして何が飛んで来たのかな?

5ーⅩⅥ話


沖合いから上空を高速で飛行する物体が港に差し掛かった時に後ろからカラフルなスモーク(青、赤、緑、白の煙)を出して通り過ぎていった。

唖然とする陛下と観客達。

〔皆さん目を見張っています! 〕


そう、現れたのは空を飛ぶ金属の塊いや、空飛ぶサメ? の様な物だった!

それはフリートが作ったのは飛行機だった。

〔しかも4機編隊(ダイヤモンド編隊)で飛んでいった!? 〕


今回、フリートが作ったのは前世アメリカ軍が作り世界中に配備されたベストセラーの戦闘機、Fー86のD型、セイバードッグを異世界バージョンにしたFーⅠセイバー戦闘機だった。

勿論、ゴーレム化して操縦のアシスト(無人でも可)で飛行可能な機体になっていた。

〔詳細は下記に! 〕


そもそもこのFーⅠセイバー戦闘機、材料にワイバーン素材(A級)を使い、フレームはオリハルコン、装甲はミスリル合金を使った贅沢な仕様になっていた。

形はFー86Dその物だったが、レーダードームの所には何故か目玉の様な器官が有って飛行の安定と魔導バルカン砲の照準を自動でしていた。

〔無論、空気取り込み口にはシャークマウスペイント済み♪ 〕


しかも実機(F-86D)とは形は同じでもまさかの空中停止及び垂直離着陸が可能な仕様になっていた。

ワイバーンの飛膜を機体の下部、主翼の一面に取り付けてその上にワイバーンの鱗を張り付けていた。

〔ワイバーンの鱗の特性だった。その為のワイバーン素材だった! 〕


一応、通常の離着陸も普通に可能だが、基本は船舶上にて垂直離着陸の運用を予定してるので本格的な空母を作らなくても良いことだった。

今回もロンドン級ベースの揚陸艦、シーライオン級のブルー子爵軍所属のシーライオン07から発艦してきた。

〔シーライオン07は健造時、上甲板を平に作ってもらっていてセイバー戦闘機が4機、甲板上に駐機する事ができた! (最大8機駐機可能) 〕


今回、持ってきたのはセイバー01~04の4機で現在、ブルー島にはセイバー05、06が2機待機状態でいます。

もっとも現在ブルー島にて、パイロットの養成として一緒に訓練をしていたブルー子爵軍の兵士が新人(希望者のみ)を訓練しています。

〔ダンジョン降下棟からの降下訓練から始まり一通り訓練してます。〕


今の所、総勢6機だが、順次増やす予定です。

ワイバーン素材の仕入れ情況次第ですが、冒険ギルドに依頼を出しても難しいかな?

〔素材の確保が問題ですけどね 〕


もっともこのセイバー戦闘機は、対ナンギン帝国の切り札として製作した物だった。

ナンギン帝国の切り札、対ワイバーンライダー部隊対策で作った物だった。

〔帝国にはワイバーンを使った竜騎兵部隊が存在するらしい。皇帝直属の戦闘部隊らしいが委細不明だった。諜報部隊からの情報からです! 〕


実際には海の上では運用ができなく、基本、陸上戦力だったらしいです。

ワイバーンは陸が見えないと不安になって言うことを聞かなくなるらしいです。

〔何気にライリー隊長の部下がかなり優秀な件だった! 〕


因みに今回………

セイバー01 にはフリート   (スモーク色:青)

セイバー02 にはリチャード殿下(スモーク色:赤)

セイバー03 にはマック    (スモーク色:緑)

セイバー04 にはバスター先輩 (スモーク色:白)

のメンバーが載っています。


一旦イングスランド城の上をフライパスして大きく旋回して王宮前広場にちかづく。

今回は旋回して降りてきたが、流石に曲芸飛行は無理だった。

〔一応、練習してみたが、無理だった。だって3人とも気絶してたし(笑) 〕


そして車輪を出してゆっくりと降りてきたので観客、特に貴族諸侯が驚いていた!

まぁ、始めて見たら普通に驚くよね?

〔中には何か錯乱? された方も居るようですね。警備の騎士団員に連れて行かれた方も居るようですね 〕


ゆっくりとあり得ない速度で王宮前広場のⅧ号指揮装甲車の後ろ、シャルロット様の誘導に従っている様に着陸します。

4機編隊はそのままの隊形で王宮前広場に着陸した。

〔会場の人々は静かになっていた。何が起きたか理解が追い付いていないようです 〕


風防を開けて外に出るパイロット達4人。

シャルロット様と合流してから兜(フルフェイスのヘルメット風)を取ったらドヨメキが起こった!

〔普通に第2王子様が乗っていたら驚くよね! 〕


そしてフリートが一歩前に出て、陛下の前に跪くと、ブルー子爵軍所属の兵士が全員一斉に跪く。


「陛下、ブルー子爵軍ここに集合いたしました! 」


『………うむ、大儀であった。 皆のもの面を挙げよ 」


顔を上げて陛下を見ると、陛下の顔がひきつっている様な?

まぁかなり驚いたのでしょう(笑)


『………ここにブルー子爵軍の編成を認め、ブルー子爵領の治安に努めよ。なお、新年3016年1月1日をもって、フリート・ヴァイカウント・ブルー子爵を辺境伯爵に昇爵とし、以後 フリート・アール・ブルー辺境伯爵とする。また、ブルー辺境伯爵領にフェロー島を含むフェロー諸島王国直轄領を編入し統治せよ! 』


エ~ト、聞いてませんよ。

予定に無いことを………またですか、陛下………

〔実際は既に統治している様な物ですけどね(笑) 〕


「は、慎んでお受けします! 」


『これにてブルー子爵軍 いや、ブルー辺境伯爵軍の編成及び観閲式を終わる。フリート辺境伯爵、大義であった。 』


「は、勿体ないお言葉! ありがとうございました! 」


予定ではフェロー諸島を編入後、卒業後に開発実績によって辺境伯爵に昇爵だった様な?

予定と違うよね?

〔なんだろう、ものすごくやな予感が……… 〕



こうして先ずは観閲式を無事に終わることができた。

………けど、機体を片付ける為にセイバー01に行こうとしたら、また例の執事さんが来て、陛下の伝言を言ってきた。


「陛下よりの伝言です。後で詳しくその空飛ぶサメ? の説明をせよ! との仰せです 」


「セイバー戦闘機の事ですか? ………ウ~ン、まぁ良いですよ。理解できるかは自己責任で? 」


「ホ・ホ・ホ・♪ 構いませんよ。できれば王妃様の耳に入ればなお良いですよ(笑) 」


「まぁ既に入っているのでは? ………既に折檻コースに入っているのでは? 」


「それは王家の秘密ですな♪ 」


こうしてブルー子爵いや、ブルー辺境伯爵軍の編成と観閲式が無事に終わることができた。

次は屋敷にて御披露目パーティーです。






その時、会場にいた各国のスパイの皆様の様子(代表例)


「おいおい、あれは何だよ! 空を飛ぶ金属の塊は? 」


「知るか! あんなもの。しかしどう報告する? 本国側が信じると思うか? 」


「………いや、無理じゃないの? 実際に登場したの今回が始めてだろうし、実際に対峙するまでは……… 無理だろう? 」


「まぁ、我々は粛々と報告するだけでいい。見たまま報告しよう。後は上の判断だろう? 」


「それもそうか! さっそく報告書書いて食べ歩きでもするか(笑) 」


「お前なぁ………そうするか(笑) 」


「しかし、この国の露天の料理は旨くなったよなぁ? 」


「確かに。こっちの露天で使ってる魔道具を本国に送った方が有意義だと思うがね。………本国の考えがわからんよ? 」


「まぁ本国の偉いさんの考えなんか知らんよ。もう行くぞ! 」


各国のスパイ達は、概ね似た報告を本国に送っていた。

各国の情報部や国の上層部は余り真剣に考えていなかったとか?



2年後………


「………ウ~ン、この報告が本当なら根本的に戦略を代えないと不味いねぇ……… こりゃ一方的に負けるね! 」


2年前の報告書を見た・・・・は、ただ迷っていた。







FーⅠセイバー戦闘機の概要


[FーⅠセイバー戦闘機]

解説:フリートが製作したこの世界初の航空機

【前世アメリカ軍が開発したFー86Dセイバードッグをベースに製作した航空機 】

ワイバーンを含む対飛行系魔物に対しての切り札として製作した

形状はサメが口を開けた状態でお腹に大きなヒレ(羽? 翼? )が付いていた

【形状もセイバードッグその物で主翼は少し大きめだった 】

材料にワイバーン素材を使い、フレームはオリハルコン、装甲はミスリル合金を使った贅沢な仕様になっていた。

(アマンダイド等を使おうとしたが重すぎて断念した )

魔導エアジェットエンジンにはワイバーンの魔石(A級)を1個を使い、魔素の吸収、圧縮、魔力タンクにチャージ、航空魔導機関マギエアジェットエンジンの作動、浮遊装置への魔力供給と機能を搭載していた

また魔力タンク用にシーサーペントの魔石(B級)を2個専用に使っている

主翼の下部には、ワイバーンの飛膜と鱗を付けていて魔力を流すと浮遊する事ができる

(ワイバーンは羽ばたいて飛んでいるのではなく、魔力で浮遊している為 )

機体の上、前側に複座の操縦席が有って、操縦席には特別な降下服を着て乗り込む

機体に何らかの故障及びダメージが有った場合、風防が飛び、その後に当人が飛び出す仕組みである

その為、特殊な訓練を受ける事が操縦の絶対条件になっている

鼻先には何故か眼の様な器官が有って操縦のアシストから火器管制までゴーレム核制御でできるようになっていた。

(無人でも飛行可能)

武装は20mm魔導機関砲を2門、空気取り込み口の左右に搭載

オプションとして主翼の下部に250k爆弾2発搭載可能で爆撃可能

乗員2名の複座型

【Fー86Dセイバードッグは単座型しか無かったらしいけどね 】

後部の席でも操縦可能(無人飛行も可能)


乗員:最大2人(無人でも飛行可)

全長:12.3m

全幅:11.8m

全高:4.56m

機関:MAZ-1A マギエアジェットエンジン1型A×1

最大速度:1,138km/h(約マッハ0.92)

最大実用上昇高度:15,000m

実用上昇高度:8000m

特殊装備:スモーク発生装置

固定武装:20mm魔導バルカン砲×2門

最大搭載量:1,000kg

搭載可能兵装:①mk.Ⅰ 250kg通常爆弾×2

       ②GP-Ⅰ20mm連装ガンパック×1




………ウ~ン、作っても良いものだったろうか?




5ーⅩⅥ

まさかの戦闘機(Fー86Dセイバードッグ)だったとは?


そして混乱する王都の皆さんとスパイ達だった。


なお、陛下は興味津々の様ですが………



今回、戦闘機を出すのに何を出すか迷いました。

個人的にはFー4ファントムⅡとFー86Fセイバーと悩み、どっちにしようかと思いましたがFー86のF型ではなくD型にしました。

まぁ見た目がサメっぽいからって事で(笑)

なお、実機を見たい方はググって写真ライブラリーを見るか、航空自衛隊百里基地に地上展示場(正門すぐ近くに)展示してますので参考までに♪

因みにFー4ファントムⅡも茨城空港脇の空港公園に在りますので参考までに♪



次は12月頭に投稿予定です。


11/24 セイバーの解説修正

ワイバーンのクラスをA級に変更。(シーサーペントがB級だったので )

シーサーペントの魔石(C級)⇒(B級)

魔導エアジェットエンジンはワイバーンの魔石のみで稼働に変更

シーサーペントの魔石は魔力タンク用に変更


3/5 セイバーの解説再編集

サイズ等の記述追加

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