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5ーⅩ話 15歳 文武祭高等部編② 本選第1回戦

5ーⅩ話です。


魔闘大会1回戦の様子です。


相変わらずの実況って何?

5ーⅩ話


『さぁ、始まりますよ♪ 今年から文武祭で採用の魔闘大会です。司会はあの伝説の名司会者だったミリー・ダイドウ先輩の妹、高等部1年A組エミリー・ダイドウです♪ 姉共々ダイドウ商会の3姉妹の三女です。行き遅れそうな姉共々ダイドウ商会をヨロシク♪ テヘ♥宣伝しちゃった♪ 』


「エミリー! 誰が行き遅れそうな? だと! お前試合が終わった後で校舎の裏に来い! 逃げたらわかってるだろうな! 」


『ゲ! 何で姉ちゃんが来てるのよ? 今日はお見合いで隣街まで出掛けたはずなのに? 』


「何いってる! 見合いは来週末だぞ! エミリー、終わったら即来い! 」


………姉妹で何してるのかな?

さっさと初めてほしいよ(笑)


『さて、エミリー君、試合の後で校長室に来るように! それとミリー君、一緒に来なさい! 』


『え、いつの間に?? 失礼しました。解説のハリー校長です。っていつの間に? 』


「え、いつの間………ってまた消える魔法ですか? もう脅かさないで下さい! それに私はもう卒業してますので悪しからず♪ 」


『ミリー君、そんな事言って大丈夫か? 』


「エ~ト、校長、どう言う意味ですか? 」


『相手側から学園に問い合わせが有ったが………そうか、本当の事を報せておこう 』


「はい、エミリー共々後程校長室に伺わせて頂きます! 」


『姉さん……… 』


どんだけ必死何だか?

会場は大爆笑だった。


『オホン、今回の魔闘部門は、伝説の卒業試合、ウイリアム学園総代(当時)vsフリート在校生代表(指名)の試合の審判をしていたグリッド教官(脳筋教官)が、あれから足掛け6年の歳月を掛けて関係各位(脳筋バカ)を集めてルールを定め、この度開催されることになりました。』


『ワシも最初聞いた時は驚いたが、面白そうなので許可を出したが? ………まぁ、大丈夫だろうな、グリッド教官? 』


『おっと校長、その発言はどうなのですか? 』


『何、見応えが有って凄い試合になるだろう? って意味で言ったのだが 』


『オホン、では1回戦第1試合を始めます。東門より伝説の試合の当事者! グリッド教官(脳筋教官)推薦、1年S組フリート君の登場です! 』


うん、流したね(笑)

出番の様だから僕は東門から闘技場の中に入って行った。

〔うわぁ、会場の入りはスゴいねぇ……… 〕


会場内は湧いていた!

歓声がスゴいね♪


おや? 彼処で手を振ってるのはクララちゃんとむさしちゃん、母上と一緒に………って何故居るの、ステファニー義姉様?

しかも隣にカリーナ王太子妃姉様までって?

〔うん、回りの人達は護衛の近衛騎士とバーミンガム海兵隊の警護小隊(女性部隊)だね。しかも席は王族専用エリアだしね って妊婦が来てはいけませんよ! 〕


『次に西門から予選第2試合通過者、3年S組テスター君が登場です! 』


西門からテスター先輩が入ってきた。

フ~ン、先輩は大剣(訓練用木剣)装備ですか!

〔まぁ僕は何時もの様にサウス9型魔法槍杖の訓練バージョン(トレント材製)ですけどね 〕


「始めましてかな? 私はテスター・フォン・エア、北の辺境のエア男爵家の長男です。フリート子爵様とのお手合わせ、よろしくお願いいたします 」


「………先輩、ここは学園ですよ。そう言うのは無しでお願いします。正々堂々闘いましょう! 」


「それは失礼した。では学園の先輩として本気で戦おう! 君のウワサは聞いているしね 」


「どう言うウワサかは知りたくないですけど、よろしくお願いいたします 」


『この試合の審判は、グリッド教官(脳筋教官)が全ての試合を立ち合います! 』


「では第1回戦フリートvsテスターの試合を始める。双方準備は良いかな? 」


「「はい! 」」


「それでは………始め! 」


テスター先輩は掛け声と同時に突っ込んで斬りかかって来た………が!


「先輩、避けられたらどうするのですか? 」


僕は半身で避けて杖槍を突きつけたけどアッサリバックステップで避けられてた。


「フゥ~、危ないアブナイ♪ 何とか避けられたよ! 」


「イヤ、余裕でバックステップしますか? 先輩は大剣術以外も有りますよね? 」


「おや、ヤッパリわかるよね。フリート君相手だと本気で挑まないといけないかな? 」


「先輩、様子見はよくないですよ。グリッド教官(脳筋教官)の指導がハイリマスカラ気ヲツケマショウ。マジで! 」


「………ハハハ………まさかねぇ………え、マジで! 」


「ほう、余裕だなテスター。後で色々と指導してやろう(ニア♪) 」


「先輩、御愁傷様♪ 」


「何でだよ! もう、いくぞ! 」


テスター先輩は大剣を掲げて[身体強化(中級無魔法)]を掛けてさらに風魔法で加速を付けてきた!

そう来ましたか!

〔流石、バスター先輩の同級生♪ 〕


「ただねぇ~! 」


僕は正面から突っ込んできたテスター先輩に向かって[アースウォール(中級土魔法)]を展開したらその土壁を叩き斬っていた!

そうしないと壁に突っ込んで仕舞うしね。

〔それでも一撃で壁を破壊するとは……… 〕


そこで止まった瞬間に僕が[縮地]で突っ込み杖槍の石附(銃底?)で胸の中心を思い切り突き飛ばす!

テスター先輩はモロに入ったらしく吹き飛び場外まで飛んでいった!

〔ありゃ、やり過ぎたかな? 〕


「それまで! 勝者フリート! 」


テスター先輩はそのまま気絶したのと場外に落ちた為に僕の勝ちになった。

救護班が向かったがテスター先輩はすぐに気が付いたらしく立ち上がって此方に向かって来た。

〔どうも大丈夫な様だった 〕


「イヤ~参ったよ、フリート君は噂通り強いねぇ~ 」


先輩は握手してきた。


「先輩、大丈夫ですか? 」


「な~に、この位と言いたいけど流石に精神に繰るよ! この結界システム考えたのは誰だろうね? 」


「………たぶん実況席に座っている御仁では? 何でも冒険ギルドに売り込みに行ったらしいよ? 」


「ほう、フリート。その話は本当か? 」


『フリート君、その話はしないように! 』


「………校長、その話は冒険ギルド側から問い合わせが有りましたよ。何せギルドマスターから聞かれたしね。まぁ後はグリッド教官、そう言う事で♪ 」


「そうか………校長、後程お話が有りますのでミリー君の説教の後で! 」


『ワ、分かった。後でのう……… 』


今回の舞台は魔法攻撃はいつもの様に、物理攻撃も多少は攻撃は入るがダメージは魔法と同じ精神に来る様になっていた。

まぁ、校長に捕まって手伝いを強要されたけどね。

〔その辺の調整が大変だったけどね 〕


なのでテスター先輩はたいした怪我も無く立ち上がることができた。

この後、このシステムを組んだ練習場が全国の冒険ギルドや領軍の訓練場に広まることに。

〔僕と校長の所にも特許料が入るらしいけどね 〕




この後の試合結果!


第2試合

マウント君vsダグラス先輩の試合

同じ騎士同志に見えたが並んだら体格の差が有った。

マウント君は普通に長剣と盾の装備だったが、ダグラス先輩は体格が大きく武装もハルバートとタワーシールドの組合わせだった。

結果はマウント君が吹き飛ばされて場外に落とされ気絶してダグラス先輩の勝ちに。

〔エ~ト、あの重騎士に立ち向かわないと………イケナイノ? 〕


第3試合

シャルロット様vsジェーン先輩の試合

この試合、基本的に魔法戦になっていた。

シャルロット様が風、水、光の魔法弾(初級)をバラ撒く。

対してジェーン先輩は地、水の防御魔法(中級)を展開して防御に徹していた。

が、ジェーン先輩は途中魔力が切れて敢えなく降参した。

先輩はまさか自分の方が先に魔力切れするとは思わなかったらしいけどね。

流石に近接戦闘はできないらしいです。

〔ジューン先輩は潔いですね 〕


第4試合

クリフ先輩vsリチャード先輩の試合

双方近接戦闘で始まった。

騎士剣とスモール盾装備のリチャード先輩は最初から飛ばして来た。

似た装備(盾のみ普通のシールド )のクリフ先輩はかなりやりづらいらしく防御一辺倒だった。

結局そのまま押し通されてリチャード先輩が勝った。

〔うん、クリフ先輩の盾が重すぎたね。しかしリチャード先輩は高速戦闘の為に盾を軽くしたのかな? 〕


第5試合

マキシム君vsマイケル先輩の試合

マックはいつもの両手剣(訓練用)を構えて、マイケル先輩は短剣二刀流だった。

どうもマイケル先輩は斥候タイプらしくヒット&ウエイ戦法だったがマックに尽くかわされていた。

一発思いっきり当てられると終わりなのでマックの攻撃を避けるつもりなのか攻撃しては引いて様子見の様だったが、引いた瞬間に突然マックが加速してマイケル先輩を叩き斬っていた!?

そのまま場外に飛ばされて気絶、マックの勝ちになった。

〔マイケル先輩は基本斥候タイプだったから予選は目立たなかっただけかな? 1vs1では結構不利だよね 〕


第6試合

カイル君vsイリスさん

初の剣士vs魔法使いの戦いだったが呆気なく終わる。

イリスさんは行きなりウインドストームを放つが、カイル君は何とシールドを構えてそのまま突っ込んで行った!?

しかも盾に水魔法を纏わせてそのままイリスさんを突き飛ばした!

イリスさんはそのまま場外に飛ばされて落ちた為、カイル君の勝ちになった。

イリスさんは立ち上がったが怪我も無かったがずぶ濡れの為そそくさと退場していった。

〔ずぶ濡れでは恥ずかしいかな? しかしカイル君は怪我させない様にしたのかな? 〕


第7試合

エルザさんvsメモリさん

ここも剣士vs魔法使いの戦いだったが今回はメルが苦戦していた。

エルザさんはメルの性格を知っていたので次々とウォーターウォールの壁を作って行く。

メルがその水壁を斬りながらエルザさんに向かって行くがなかなか近付けない。

暫くはメルの攻撃が続いたがその前にエルザさんが魔力切れをおこす?

チャンスとばかり突撃するメル!

その時エルザさんが長杖を振り落として来た?

杖だと思っていたが実はメイスだったのだが不意を付いたつもりのエルザさんの攻撃をメルは何と避けていた!

避けられて止まってしまったエルザさんの首に騎士剣を突き付けたメル!

エルザさんが降参宣言をしてメルの勝ちになった。

〔しかし長杖に見せかけたメイスって何? 実物を今度見せてもらおう♪ 〕


第8試合

アイギス君vsバスター先輩

この勝負、剣士vs剣士かと思っていたらバスター先輩は武器にバトルハンマーで出てきたって何?

アイギス君はかなり戸惑っていたけどすぐに盾を構えてカウンター狙いをする。

バスター先輩はハンマーを振りかぶって突撃していき盾に思いっきり打ち付けた!?

アイギス君は受けきれたと思ったが何とシールドが割れて手放してしまっていた!?

バスター先輩の攻撃で盾は破壊、2撃目を横凪ぎで放つとアイギス君はそのまま場外に飛ばされて落ちた。

バスター先輩の勝利だったが………何あの威力は?

〔ウ~ン、魔力撃かな? まさかハンマーでやるとはね! あ、ハンマーが壊れてるよ! 〕


こうして第1回戦が終わったけど………次の試合ドウシヨウ?






第1回戦結果


1.フリート⑦  ┓

      [フリート ]┓

2.テスター②  ┛   ┃

           [     ]┓

3.マウント①  ┓   ┃    ┃

      [ダグラス ]┛    ┃

4.ダグラス⑥  ┛        ┃

               [    ]┓

5.シャルロット⑤┓        ┃   ┃

     [シャルロット]┓    ┃  ┃

6.ジェーン③  ┛   ┃    ┃  ┃

           [     ]┛  ┃

7.クリフ④   ┓   ┃       ┃

      [リチャード]┛       ┃

8.リチャード⑦ ┛           ┃

               優勝[    ]

9.マキシム⑦  ┓           ┃

      [マキシム ]┓       ┃

10.マイケル⑥ ┛   ┃       ┃

           [     ]┓  ┃

11.カイル④  ┓   ┃    ┃  ┃

      [カイル  ]┛    ┃  ┃

12.イリス①  ┛        ┃  ┃

               [    ]┛

13.エルザ③  ┓        ┃

      [メモリ  ]┓    ┃

14.メモリ⑤  ┛   ┃    ┃

           [     ]┛

15.アイギス② ┓   ┃

      [バスター ]┛

16.バスター⑦ ┛




5ーⅩ

魔闘大会第1回戦の様子でした。


フリート君は次の試合どうするのかな?



次の投稿は10月頭の予定です。

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