閑話① イングスランド大内海ができた訳
9月は4話投稿します。
閑話①です。
イングスランド大内海の特殊な地形できた訳………
こんな事が有ったのですね。
偶然に日本列島の形に近い地形になってたとは!?
閑話①
「ワハハハ! これで戦力を補充できるぞ! これが成功すれば世界征服も間違い無しだな♪ 」
ある場所の大帝国の皇帝はこれから始まる事に期待をしていた。
何せ世界初の次元召喚術を発動させようとしていた。
〔この世界初の出来事だった 〕
この大帝国、大陸のほぼ全てを占領。
他の大陸に攻め込む為に海を渡る為の兵器を欲していた。
〔実際には、いまだに船舶、航行技術が未熟だった為だった 〕
この召喚は多次元の兵器(今回は戦船)をその乗員共々召喚、洗脳して自国の戦力に組み込む為に行う。
その様に魔方陣を設定した為に結構巨大な魔方陣を作っていた。
〔提案した宮廷魔法師も張り切っていたが、成功するかは五分五分だった 〕
皇帝はその巨大召喚魔方陣を起動させる為に魔物の大量かつ巨大な魔石を集めさせた。
大陸中の大型魔物を帝国軍を使って。
〔膨大な属国軍の犠牲の上で! 〕
次に大陸中から奴隷を集めさせた。
占領した国の国民を強制移動させて集めた。
〔その数100万人とも200万人とも伝わっていた 〕
そして大陸暦1000年1月1日。
皇帝は魔方陣の起動を命じた!
〔皇帝は成功すると確信していた! 〕
大量の魔石と奴隷の命(魔力)を使って魔方陣を起動させる!
天空に巨大な魔方陣が現れたと同時に………天空より大量の水と一緒に巨大な船が落ちてきた!?
〔皇帝は成功したと思ったが召還魔方陣が現れたのは、何故か2万メートル上空だった! 〕
巨大な船は宮殿に向かって堕ちていく!
そして………帝国の首都イヤ、首都圏………イヤ、首都を中心に直径100km圏内は蒸発、1000kmを吹き飛ばして帝国は滅亡した。
〔その時の運動エネルギーは凄まじく、暫く世界各地を自然災害を起こす事になった! 〕
各地に遠征中の帝国部隊は帝国首都方面から立ち上る巨大なキノコ雲を見てすぐに偵察部隊を各々送ったがそこには何も無かった。
イヤ、其所には巨大な海が広がっているだけだった。
〔全てを理解するのには数年間かかる事に 〕
遠征軍は結局其々占領地に国を起こす事に。
後に統廃合を繰り返し、それが今の国の国境線になっていった。
〔その時に現在の聖国の国教でもあるロシナ教の原型ができたらしい? 〕
「………まぁこんな所かな? コレがイングスランド大内海ができた理由かな? 」
現在、僕はブルー島建造ドック内で建造中の武蔵(仮)内に作った神殿の間からアルテナ様の元に行って、お茶していた。
時々、貢物(お菓子)を届けに来ていたが、気になって何気に聞いて見たら、とんでもなく凄い話だった。
〔ほぼ真円のイングスランド大内海の事を何気に聞いたらそんな話になった 〕
「イヤイヤ、アルテナ様。いくら迷惑だったからって[メテオ]級の物理攻撃って有りなのですか? 」
「それは………自業自得でしょう。まさかあの連中、召喚魔法を確立して召喚陣を作るとは思わなかったわよ! しかも馬鹿姉の世界に繋げて偶々撃沈していたむさしちゃんを落とすなんて予想外よ! だから本来出現位置を上空2万メートルにしなかったらもっと大変な事になってたのよ! 」
イヤ、2万メートルは高過ぎるでしょう?
「一応聞きますが通常だとどうなったんですか? 」
「まぁ、この星は間違いなくリセットされてたわね。だって地表の1/3位は吹き飛んだしね。間違いなく 」
普通に召喚出現させたら元素崩壊して吹き飛ぶらしいって何それ?
水爆以上の威力って!
「それで良かったのかな? それと何故むさしちゃんの発見場所がイングスランド大内海の真ん中じゃなくてブルー島だったんです? 」
「それは落ちた時に帝国の巨大ダンジョンを巻き込んで吹き飛んだ時に一緒にあの地に落ちたのよ。その時のショックで武蔵コアと分裂したダンジョンコアが一緒になって休眠状態になったのよ。もっともイングスランド王国の他の3つのダンジョンもイングスランド大内海の回りに有るダンジョンも元々帝国のダンジョンコアが分離した物なのよね! それだけ衝撃が強かったのよ! 」
何かとんでもなく凄い話になっていた。
まさかダンジョンコアが分裂するなんてね?
〔あれ、そんなにデカいダンジョンだったのかな? 〕
「元々そのダンジョンが有ったために帝国は発展したのよ。じゃないと大陸をほぼ制圧下にはできないわよ! 」
「でも、その帝国はダンジョンを何故利用しなかったのかな? 」
「簡単な話、帝国はダンジョンを落としていなかったのよ! それだけ規模の大きいダンジョンだったのよ。地脈も大きくて、そのせいで吹き飛んだだけどね♪ 」
エ、怖いな。
地脈の影響力ハンパ無いな。
「あれ、それだと地脈みたいに魔力が補充できない場所に墜ちてたらダンジョンが成長できないのでは? 」
「そこは心配ないわよ。ダンジョンコアが移動しても地脈は繋がるし、繋がるまで休眠状態でいれば良いしね。それに例外も有るしね 」
例外って何だろう?
それに分裂したとしても………
「そうするとまだ眠ってるダンジョンコアが有りそうですね? 」
「………そうね。場所は教えられないけど有ることは在るわよ。探してみる? 」
「別に良いです。それに見つけて下手に管理がドウコウってなっても面倒ですからね 」
「確かにそうですね。それにこうしてお茶菓子も持ってくる暇も無くなりますしね 」
何故か忙しいんだよね?
何でだろう?
「………そうですね。そう言えば残念なお姉さんはどうしてるのですか? いつもだと、ソロソロここに来てお菓子なんかを強奪に来るのに? 」
「あぁ、あのダメ女神ねぇ~ まぁ変な事をしなければ暫くは放置で(笑) 」
「………また何かしました? 」
「大丈夫よ。この世界には、してないから(笑) 」
「この世界にはって? また何処か別の世界に転移させられた方が居たとか? 」
「まぁそんな所かな。一体なぜ、召喚魔法を思い付くのが居るのかな? 」
何故か魔法を使える世界を作った神様の所には、召喚魔法を思い付く奴等が現れるらしい。
しかも今回はダメ女神の所から戦神様の管理する世界に高校生の団体が転移したらしい。
〔あぁ、確かクラス転移ってヤツらしい? 〕
「でも気を付けないと。まさかと思うけど聖国の召喚魔法陣、完全に破壊できてるのかな? 」
「そこなのよ。魔法陣は間違いなく破壊したけど記録は残っているかも? 」
「ウ~ン、確認もできませんか? 」
「そこなのよね。実際視れるけど彼処は偶像崇拝してる国なので視づらいのよね 」
なるほどね、信者の眼から見てたのね。
確かに細かい所は見えづらいよね。
「まぁ何か解ったら[天言]で言うわ。それに南の帝国には気を付けなさい 」
「そろそろ皇帝さん、そちらに行きそうですか? 」
「そうね、このままだと………後5年かな? あの息子が何もしなければね 」
「そうですか………編成間に合うかな? 」
そしてこの後、地球のダメ女神が現れて、お菓子を強奪しようとしたがむさしちゃんに飛び蹴りされて、サファイヤちゃんにスタンプさせて、トドメにアルテナ様に正座説教されていた!
ほんとブレないよね、アテナ女神様は(笑)
〔女神様って性格にこんなに差が有るのかな? 〕
今回は一緒に噂の戦神様が来ていた。
現在、お菓子に夢中になっているのだけど良いのかな?
〔戦神様も女神様だったのには驚いたが戦の神らしく背中に巨大な剣(両手剣?)を背負っていた。って大きすぎない? 〕
この後、ステータスに[戦神の興味]と言う称号が追加されたのには驚いたけどね。
こんなに簡単に、称号とかが増えて良いのかな(笑)
〔また隠さないとね 〕
閑①
あい変わらすのアルテナ女神様とダメ女神。
そして新たな神? 戦神様って?
注意:戦神様の世界の話は今の所書く予定は有りませんのでアシカラズ(笑)
本日はもう1話12時頃に投稿します。