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4ーⅥ話 10歳 騎士団でも学園でも海軍でも! そして………

4ーⅥ話です。


本格的に忙しくなりそうな予感?


どうしてこうなった?

4ーⅥ話


9月2日(水の日)

王国騎士団出頭日


朝から何故か兄様が騎士団の衣装を持って迎えに来て騎士団本部のある王城に連れて行かれた!

無論、頭にはサファイアちゃんが張り付きます。

〔勿論、姫様謹製の騎士団の制服(女性騎士バージョンの衣装)を着ています 〕


未確認の為、むさしちゃんはお留守番です。

兄様は連れて行って良いのか判断ができないので確認するそうです。

〔たぶん無理でしょうね 〕


後にむさしちゃんとサファイヤちゃんは何と王妃様自ら預かってもらえることに! って大丈夫なの?

何でも自ら陛下を説得? して僕が訓練中は王妃様の部屋にて可愛がって頂いているらしいです。

〔基本は娘が作った服を着させて優雅にお茶会してるそうです? って本当に良いの? 〕


今から王城に入る手続きをするためらしいって?

そして騎士団本部のある部屋に案内された。

〔窓が無い部屋ですか………おや、あの機械は? 〕


うん、あのステータスの機械にそっくりなキャッシュディスペンサーが有った。

兄様に聞くと、騎士団の身分証を作ることができる魔道具らしい。

〔また、日本語の説明が書いて有るよ 〕


兄様が居るので軽く目を通し………まぁそうだよね。



---------------------------


【騎士団の誓い】


この魔道具で作られるプレートは、騎士団の身分証となります。

基本はステータスプレートと同じですが、騎士団専用の物です。

このプレートは【騎士団の誓い】をした者だけが作ることが許される物です。

誓いを蔑ろにする者は作ることができません。

イングスランド王国国民を護る使命を帯びる覚悟の有る者のみ作れます。

なお、機能的にはステータスプレートと同じで体内に仕舞う事ができます。

覚悟を持って【騎士団の誓い】を守ってほしい。

初代イングスランド国王、アーサー・キング・イングスランド


PS:転移者の方ヘ


騎士団に入っても好きに行動しても良いが、イングスランド王国の国民を守ってほしい。

また、国王、王家、貴族の行動におかしな行動をするものは罰してほしい。

また、間違った国政を行って国民を蔑ろにする王族、貴族が居るようなら排除も視野に入れてほしい。

そしてこのイングスランド王国国民を護ってくれ。

アーサー・キング・イングスランド事、転移者:井川明彦


---------------------------



ウ~ン、重いね。

ほんと、井川君って何者? ですよね。

〔名前からして日本人だろうけど、帰国子女? 〕


そして、"チ~ン♪ "と音がして【騎士団の誓い】と言うステータスプレートができた。

全く同じプレートですね。


「これでフリートは、騎士団本部付きの領主見習いが所属するイングスランド王国騎士団第1師団本部付きの第1教育中隊第2小隊付きになった訳だね。ようこそ、フリート子爵仕官候補生 」


「はい? ありがとうございます。いったいここでは何をするのですか? え~と、兄様を何と呼べば? 」


「私の事は、ウイリアム仕官候補生って呼べば良いよ。実際はまだ僕は辺境伯爵にはなってないからね。フリートは子爵だから子爵仕官候補生になるけどね 」


「そうなんですか? それでこの後の予定は何ですか? 」


「勿論、領主見習いが所属する部隊だからね。色々と有るからお楽しみかな? 」


こうして騎士団本部にて領主教育と騎士団の訓練が始まったが………何この教育課程は?


領主の心構えから始まって領地経営の基礎から国民の福祉までって何?

しかも騎士団員としての修行付きって!

〔結構厳しいしキツイ! ………兄様………ウイリアム仕官候補生はよく耐えてるよね? 〕


タマにエドワード王太子が一緒に訓練します。

もっとも王太子の仕事も有るので時々来ては屍の様になって帰って行きます………

〔王族でなくて良かったよと思う士官候補生一同 〕




9月4日(土の日)

王国海軍出頭日


何とか2日間騎士団の修行(苦行?)を耐えて、本日王国海軍の方が迎えにきました。

エ! まさか司令官直々ですか?


「フリート・ヴァイカウント・ブルー様、お迎えに上がりました 」


「………良いのですか? ジェームズ・ナイト・クック王国海軍司令官殿 」


「何を今さら言っておるのかな? バーミンガム特殊海兵隊副司令官殿。いや、王国海軍名誉顧問フリート子爵様 」


「勘弁してください、ジェームズ司令官。何せ私は今の立場に馴れていません 」


「まぁ、そうだろうね。私も司令官なんて言われても全くの手探りで何とかやってますしね。ま、フリート子爵が何とかしてくれると思ってますのでって言うか助けて下さい、お願いします 」


この人は結構好い人なんだけど、サボり癖が有るからね(笑)


「………どうでも良いので司令部に行きませんか。こんな所で油売ってると副司令官にどやされますよ? 」


「おっとそうだった。司令部にさっさと行きましょう! 」


王国海軍の制服を着て出発します。

頭にはいつもの様にサファイアちゃんが張り付きます。

〔勿論、姫様謹製の王国海軍の制服(女性制服バージョンの衣装)を着ています 〕


今回はむさしちゃんの同行も可能なので連れて行く事に。

むさしちゃんは、やっとお出掛けできると喜んでいた。

〔勿論、むさしちゃんも姫様謹製の王国海軍の女性仕官の制服を着ています。勿論、学園の制服も騎士団の制服も届いています 〕


こうして馬車に乗り、海軍専用の港に面した海軍指令部の建物が有る場所に行った。

赤いレンガの3階建ての建物(ん、前世の旧日本海軍の司令部が有った建物みたい)に入ります。

〔煉瓦造りの建物ですか………結構お洒落ですね! 〕


玄関前には………副司令官のフィリップ・ナイト・カートレットさんが睨んでました。

そして逃げようとしていたジェームズ司令官は、フィリップ副司令官に捕まり引きずられて司令長官室に連行されます。

〔勿論、僕も副司令官の副官に案内されてついて行った 〕


此所での僕は、王国海軍指令部付きの名誉顧問として海軍部隊の運用、訓練、艦艇の配備等の助言をする事になった。

勿論、王国海軍、バーミンガム特殊海兵隊、エジンバラ海兵隊の連携、訓練計画等も助言していく事になった。

〔専用の執務室を貰いました。司令官室の隣になった 〕


むさしちゃんは僕の専属秘書? として一緒に行動をすることになったが、早速女性仕官に捕まり何故かサファイアちゃんと一緒になって貢ぎ物(お菓子)を貰って食べていた。

かわいいは正義? だからなのか。

〔うん、女性仕官さんか見てくれてるから良いかな? 〕


ジェームズ司令官は専属の子守員を付ける話をしたら挙って女性仕官(現在海軍指令部には3名ほど勤務して居ます)が私ワタシと名乗り出て揉めていた。

フィリップ副司令官は渋い顔してたが文句は言えなかった。

〔結局は、交替で勤める事に……… 〕


そして初日から会議になったのでむさしちゃんとサファイアちゃんは今日の当番仕官に預かって貰って会議室に向かいます。

今回は、王国海軍の幹部の面通しです。

〔まぁ、大体の方とは面識が有るので型通りの挨拶ですね 〕


まぁ多分これから忙しくなるので今のうちに予告しておきました。

皆さん、焦ってますね。

〔特に王国海軍兵団の皆さんは! 〕




9月5日(無の日)

学園の登校日


ウ~ン今回もいるよね、タブン………

今回、むさしちゃんが初登校です。

〔勿論、学園の制服(初等部女学生)の格好です 〕


校門前にはまた学園生の回廊ができていましたが、颯爽と現れた学園総代ステファニー先輩と学園次席カリーナ姉様………と思ったらむさしちゃんとサファイアちゃんを抱えて群衆の中に突撃していき何処かえ連れて行ってしまった!

呆気にとられる僕と学園生一同………え、何で?

〔何なんだ、あの早業は? 〕


皆さんが学園総代の方を見送っていた隙にステルス魔法を使って消えてから速攻に校長室まで行く事に。

因みに僕もいつの間にか消えたので皆さん探したらしく、半分ほど遅刻したらしい。

〔勿論、担任の教官に絞られたそうです 〕


校長室に行ってハリー校長に今朝の事を言ってみたら恐らくは此処だろうと連れて行ってもらった。

そこは高等部にある部室、ステファニー先輩の趣味の部活動、ドレスアップ研究会(またの名を貴腐人同好会)の部室の前だった。

〔中ではむさしちゃんとサファイアちゃんがお菓子を貰って食べながら採寸作業が行われていた 〕


「さぁ、今年は最高のモデルさんがいますので最高の舞台を作りますよ♪ 」


「「「「「「「「「「はい、お姉様♪ 」」」」」」」」」」


うん、こんなにイタンダ………腐のお嬢様方が!

これは………ドウシタラ良イノカナ?

〔まさかのソフィー第2王女殿下までいらしゃったよ! 〕


「ホ、ホ、ホ、君達、採寸は放課後にしなさい。今から授業なんだからな! 」


「「あ、校長! とフリート君♪ 放課後もよろしくね♥ 」」


「「「「「「「「「「よろしくね♥ 」」」」」」」」」」


こうして開放? されたむさしちゃんとサファイアちゃん。

放課後もラチられるのが決まってしまっていたが………

〔お菓子だらけになってる2人を綺麗にして連れ出した 〕


教室の前までステルス魔法で移動して教室に入ったら希望通りに席替えが行われていた。

僕は、教壇の前から窓側の一番前に移動、そして序列の低い順番で前から埋めて行く事になった。

〔うん、メルは特別に教官の真ん前の僕がいた位置に、シャルロット様は僕の後ろに来てます 〕


僕の席の隣にはむさしちゃんの机も増設。

勿論、サファイアちゃんの机? も一緒にあります。

〔この机は事前に僕が作って持ち込んだ物です 〕


授業が始まったがむさしちゃんはお絵かき(母上とキャロル姉様に教えて貰ってからはまっている )、サファイアちゃんはお昼寝していた(笑)

おとなしくしてるから良いかな?

〔相変わらずちょっとビビってる教官陣だった 〕


お昼になって食堂に………また一杯居ますね。

そして気にもせずにたくさん召し上がるむさしちゃんとサファイアちゃん。

〔注目されてもよく食べる2人……… 〕


食堂のシェフに二人分の料金を払うと言うと断られました。

何でも王国から資金が出ているのでいくらでも食べられるそうです。

〔まぁ、それなら良いんだけどね。………ほんとこの2人、どこに入ってるのか謎だよね? 〕


そして放課後、速攻で帰ろうとしましたが………捕まりました。

そして毎週末雷の日放課後にドレスアップ研究会に出席するのを約束(強要)させられました。

〔勿論、文武祭での発表会用に製作するためだそうです 〕




9月5日(光の日)

王国海軍出頭日


王国海軍司令部に行くと………早速会議室に案内された。

二人は僕の執務室で女性仕官とお留守番です。

〔既にしっかりとおやつも用意してあった 〕


会議室に入ると、王国海軍、バーミンガム特殊海兵隊、エジンバラ海兵隊の面々が集まっての合同会議になっていた。

今回は、合同戦略会議と言って今後の海軍の方針を決めるらしい。

〔うん、胃が痛いね! 〕


結局、当面はブルー島のダンジョンにて訓練を各海軍海兵隊持ち回りで訓練をすることが決定した。

王国海軍専用としてロンドン級を2隻、海軍専用の輸送艦(ポーツマツ仕様)として運用する事になった。

〔実際はロンドン級とは中身が違うドック型揚陸艦仕様になります。現在建造中のロンドン級の次に作ります。3011年8月完成予定 〕


現在建造中の新型強襲揚陸艦の試験艦はブルー子爵軍所属となってとりあえずは各海軍海兵隊の訓練艦として運用することになった。

強襲揚陸艦ポーツマツに関しては新型試験艦配備後、新型艦用に送舵手やその他船員の教育に使うことになった。

〔流石にそろそろ練習艦にした方が良いかな? 〕


この後、訓練計画をまとめ、会議も無事? 終わった。

有意義な会議も終わったのでむさしちゃんとサファイヤちゃんを回収して屋敷に戻った。

〔うん、お菓子だれけだね。綺麗にしてから戻りましょう 〕




9月7日(闇の日)

本当に休みの日


休みの日なので工房にこもったふりしてブルー島ダンジョンに転移します。

そしてドックの完成具合をチェックして、素材の搬入を確認して、作る為のスケルトンスミス部隊とゴーレムスミス部隊を編成して………よし、建造開始しましょう。

〔基本はブルー島ダンジョンコア、ブレインに任せましょう〕




こうしてフリート君の1週間のスケジュールが確定した様だった。

うん、どうしてこうなった?



4ーⅥ

こうしてフリート君は忙しくなったとさ?


姉様達の情熱は引くほどですね。


そして、いよいよむさしちゃんの本体の建造を始めました。

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