3ーⅧ話 10歳 ダンジョンアタック⑥ ブルードラゴン
3ーⅧ話です。
ブルードラゴンをテイムした。
ダンジョンマスター最初のお仕事は………
3ーⅧ
現在、自分のステータスに戸惑っていたフリートです。
さてとむさしちゃんは、どんな扱いになるのかな?
「むさしちゃん、ステータスを見てもいいかな? 」
「うん、いいよ♪ 」
早速むさしちゃんを鑑定しましょう。
では、[神眼]っと……………エ?
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[ダンジョンコア(武蔵)分身体(むさしちゃん)]
解説:異世界から来た戦艦武蔵の艦魂が、この世界のダンジョンコアと融合して誕生した特殊ダンジョンコアの分体
フリートとの契約により2つに別れたがダンジョンコア(武蔵)の分体として今まで通りに活動することができる
なお、容姿が幼女なのはアテナ女神の趣味によるもの
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ステータス
名前:むさしちゃん
種族:武蔵ダンジョンコア (独立分体)
性別:女の子?
生年月日:大陸歴1000年1月1日生
年齢:2010歳?
永遠の6歳 (むさしちゃんの年齢)
職業:フリートとの契約ダンジョンコアの独
立分体
状態:健康 (超元気! )
体力適正:それなあに?
魔力適正:いっぱいあるよ♪
武術適正:ぶじゅつってなあに?
魔法適正:火魔法? 撃つと爆発するやつよね?
水魔法? 水は好きだよ♪
風魔法? 気持ちいいよね♪
氷魔法? 冷たいよ♪
雷魔法? ビリビリするやつね!
スキル:[海空眼]
(固有) [指揮官]
[指揮者]
[状態異常無効]
スキル:無し
称号 :[アルテナ女神の加護 ]
[アテナ女神の加護]
[フリートお兄ちゃんが守護者(保護者)]
[武蔵ダンジョンコアの自由な分身体]
賞罰 :無し
≪≫
レベル:1
体力 :たいりょくってなあに?
魔力 :いっぱいあるよ
スタミナ:なにそれ? おいしいの♪
筋力 :重いものは持てないよ♪
耐久力 :たぶん硬いかな?
知力値 :ウ~ン、わからない?
精神値 :6歳位かな?
俊敏力 :テトテト歩く位かな
器用値 :ごはんは作ってね(エッヘン!)
魅力値 :ウ~ン、どうなのかな?
幸運度 :たぶん良い方かな?
健康状態:元気いっぱいです♪
ギフト:アルテナ女神様の寵愛
アテナ女神の趣味
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ウ~ン、突っ込み所が一杯?
まさか容姿が幼女なのはザンネン女神の仕業かぁ?
〔更に残念度が上がった残念女神様(笑) 〕
魔法関連はダンジョンコアだからそのぐらいは有るよね。
恐らくは元戦艦だからかな?
〔戦艦なら火も水も電気も風も。氷は………あ、エアコンから? 武蔵には確かエアコン完備だったよな? 〕
固有スキルは、まぁそうだろうね。
[海空眼]
解説:海上、海中、空を見渡せる。
ただし、陸上はよく見えない
(普通に見る範囲しか見えない )
[指揮官]
解説:指揮下の艦艇をコントロールできる。
ただし、無人艦艇(ゴーレム艦艇)のみ。
[指揮者]
解説:指揮下の兵員の指揮をとれる。
ただし、ゴーレム、オートマトン兵のみ。
[状態異常無効]
解説:各状態異常攻撃が効かない。
[海空眼]は見張りと対空、対水上レーダーとソナーかな?
見張りの人員が要らないね。
〔やっぱり陸の上はダメみたいな? 〕
[指揮官][指揮者]は凄いスキルだな。
ゴーレム兵でダメージコントロールが出きれば………あれ、人要らないね(笑) 。
〔うん、省力化艦艇が異世界で実現するとは……… 〕
[状態異常無効]はいいなぁ~。
相手が効かないと搦め手が好きなヤツは嫌だろうね。
〔ちょっと自分にもほしいです 〕
称号も…………ハァ~。
[アルテナ女神の加護 ]
解説:アルテナ女神様の慈悲で頂いた加護
魔法の適正が上がったり消費も押さえられる
[アテナ女神の加護]
解説:アテナ女神が勝手に付けた加護
普通に行動する為に分体を生成できる様になった
[フリートお兄ちゃんが守護者(保護者) ]
解説:本来は守護者なのだがフリートが保護者の意味?
武蔵ダンジョンコア契約の為の称号
効果は特に無い
[武蔵ダンジョンコアの自由な分体]
解説:本来は動けないダンジョンコアだが分体を作ることで自由に動ける
予備のコアの意味合いもある
アルテナ女神様の気遣いかな。
魔力を押さえられるのはいいね!
〔まぁ、数値に付いては………いいや、コアだしね(よくわからん! ) 〕
ギフトもいいや、大体わかるしね。
〔アテナ女神の趣味ってロリコンかな? 〕
………ま、見た目がそうだよね。
妹分ができたって事でいいかな?
〔あれ、妹? 幼女? ………何かやな予感が? 〕
ほんと何なんだろう、ダンジョンコアって?
一応ハリー校長に相談しようかな?
〔結構あれだけど、頼れるし詳しそうだしね 〕
一旦船の外に出ると、ちびっ子ドラゴンさんがむさしちゃんの所に来た。
「あ、そう言えばちびっ子ドラゴンさんはどうしてここにいるのかな? 」
「え~とね、入り江に卵があって、生まれてピィーピィー鳴いてたのを拾ったの 」
「キュイ? 」
「入り江って? 」
「ウ~ンとね、このダンジョンの16層の裏にあって、海岸に繋がってるよ。もっともここ50層からしか行けないけどね。ダンジョンの出口かな? 」
なるほど、攻略したら16層のその出口から出れると………
全50層のダンジョン位なら転移ポイントは無いのかな?
〔確かダンジョンにもよるけど10層づつに転移できる様になってたような? 〕
16層にねぇ………………あれ?まさかねぇ。
あ、可能性は有るね。
〔たぶん其所には……… 〕
「ねぇ、むさしちゃん。その子がいた入り江に他の大人のドラゴンいなかった? 」
「いなかったよ? その子しかいなかったよ? 」
「キュ? 」
「おかしいな。普通は大人のドラゴンさんが5歳になるまで御世話をするはずなんだよね。(魔物学の本に書いてあったけど変だな? ) 」
「そうなの? おかしいね 」
「キュイキュ? 」
「それでこの子は、どうしたいのかな? 」
「キュイ! 」
「ウ~ンとね、お兄ちゃんと一緒に行くって 」
「え、それだとテイムしても良いのかな? 」
「キュイ~♪ 」
【[テイム]が成功しました。[ブルードラゴン(幼体)♀]が仲間になりました。名前を付けましょう】
え~と、ブルードラゴン? しかも女の子?
色々と突っ込みたいけど取り合えず名前ねぇ~
〔ン、眼がサファイアブルーなんだ……! 〕
「……………そうだ! よし、決めた。君の名前はサファイヤでどうかな? 」
「キュイ?………キュイキュイ~♥ 」
うん、何かが繋がったような? 感覚だよね。
ウ、ウワァ~! 結構魔力を持って行かれたな。
〔やはりドラゴンは並みではないね 〕
「では、サファイヤ、これからもよろしくね。それではステータスを確認するね 」
「キュイ~♪ (よろしく~♪ ) 」
ドレドレ…………うん、正にドラゴンだね。
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[ブルードラゴン(幼体)]
解説:この世界の4大ドラゴン(エレメントドラゴン)の一角
水を司るドラゴン
飛行もできるが本来は海などの水のフィールドを得意とする
近年数は減ってきているがそれでも水系魔物トップの種族
ランクも最大はSS級になる(幼体はC級相当)
この個体は生まれて1年の幼体なのでそれほど驚異ではない
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ステータス
名前 :サファイヤ
種族 :ブルードラゴン (幼体)
ランク:SS (但し幼体はC級相当)
性別 : ♀
生年月日:大陸歴3009年6月3日生
年齢 :1歳
職業 :フリートの獣魔 (テイム済)
状態 :健康
体力適正:帝級
魔力適正:帝級
武術適正:帝級
魔法適正:水魔法 帝級
氷魔法 帝級
風魔法 帝級
スキル:[竜眼] (未成熟)
(固有) [巨大化] (未成熟、1回30分、
使用後48h使用不可)
スキル:[ドラゴン武術] (未成熟)
[ドラゴンブレス(水、氷、風)](未成熟)
[ドラゴン魔法(水、氷、風)] (未成熟)
[ドラゴンウイング] レベル3
[全状態異常耐性] レベル5
称号 :[アルテナ女神の加護]
[フリートの獣魔]
[むさしちゃんのペット]
状態 :テイム(フリートとの契約)
賞罰 :無し
≪≫
レベル :1
体力 :2,000/2,000
魔力 :2,000/2,000
スタミナ:1,000/2,000
筋力 :100
耐久力 :100
知力値 :100
精神値 :50
俊敏力 :20
器用値 :20
魅力値 :100
幸運度 :200
健康状態:良好
ギフト:アルテナ女神様の寵愛
注意 :まだ幼体なので大した事はできない
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流石にドラゴンの幼体だね。
しかし1歳だから色々とヤバイくらい弱いよね。
〔ソコソコ強い冒険者が相手だと即やられるかもね? 〕
これはちゃんと守らないとヤバイかもね。
むさしちゃんもね。
〔マァ、[巨大化]すればなんとかはなるけど制限が有るからね? 〕
まぁ、育てば凄い子になるから良いけどね。
カワイイからいいかな♪
〔暫くはペット枠でもいいかな(笑) 〕
ん、…………これは!
「では早速、サファイアちゃん、お風呂に入ろうかな? 」
「キュイ? (何で? ) 」
「流石にブルードラゴンなのに真っ黒って、おかしいでしょう。さ、綺麗にしようね 」
「………キュ! (………いや! ) 」
「え、どういう事? まさかの水が嫌いって事は無いよね? むさしちゃん 」
「 ? お風呂にってか水浴びも好きじゃないみたいな? 」
「そう言えばむさしちゃんも………臭うね 」
「………サファイアちゃん、逃げるわよ! 」
暫くおいかけっこして何とか2人?とも捕まえて、お風呂に入れることに。
土魔法とクラフトで浴槽を2つ作って火と水魔法でお湯を張ってアイテムボックスから前に作った石鹸を出して2人?を丸洗いした。
〔うん、最初に入れた浴槽が凄いことになったね! 2つ用意して正解? 〕
むさしちゃんには服を作って(持っていた服を改造して………)着せて見た。
うん、似合ってるね、僕のお下がりだけど………
〔考えちゃダメだ、考えちゃダメだ、考えちゃダメだ! 〕
サファイアちゃんは、予想通り黒かったボディーが綺麗なエメラルドブルーのボディーになったよ!
うん、綺麗だね。
〔2人? はグッタリしていたけどね 〕
あ、そう言えば上から海兵隊が突入してたんだった。
どうなってるのかな?
「むさしちゃん、僕の仲間が上から突入しているんだけど、今何層だろうね? 」
「ウ~ンとね、今は権限が無いからもう1つのダンジョンコアさんに聞かないとねわからない? 」
「そうなんだ。すると………[ダンジョンクリエイト]かな? 」
早速、使ってみよう。
「[ダンジョンクリエイト]? 」
『マスター、はじめまして。当ダンジョンの管理をしていますダンジョンコアです。以後よろしくお願いします 』
「………うん、よろしくね。………ウ~ン、名前がないと不便だね。これからは"ブレイン"って呼ぶよ。よろしく、ブレイン♪ 」
ダンジョンの頭脳だからね。
「はい、私の名前はブレイン………よろしくお願いいたしますマスター♪ 」
何か喜んでる様なダンジョンコア………イヤ、ブレイン!
「ブレイン、今現在のダンジョンの状況を教えて 」
『はい、マスター。現在、人型人族タイプの者が約300ほど侵入。先頭はすでに9層まで侵入。現在、………まもなく階段まで到着します 』
「10層はどうなっている 」
『現在、10層にはスケルトンジェネラルを中心としたナイト×10、アーチャー×10、メイジ×10、リーダー×10、スケルトン×200を配置しています 』
「確認するけどスケルトンだけ? 」
『はい、スケルトンはベースのスケルトンを取り込めた為です。そのスケルトンを元に進化系を育て上げ現在の陣容になりました 』
「………所で何故スケルトン? 10層までスケルトンしかいないの? 」
『はい、武蔵コアからの提案で入口最初の相手としては取り込んだ魔物の中では最弱のスケルトンを配置するのが基本との事で 』
何だそれ?
何でむさしちゃんがそんな事言うのかな?
〔ア、マサカ? 〕
「むさしちゃん、誰に教えてもらったの? 」
「アテナお姉ちゃんがそう言ってたよ? 」
………あのダメ女神は何を教えてるんだよ!
ア、マサカあの落とし穴も?
「もしかして2層の落とし穴も? 」
「うん、そうだよ。え~と、しょけんごろしはRPGのきほんって言ってたよ? よくわからなかったけど? 」
あのダメ女神メェ~! 俺以外なら確実に死んでるぞ、間違いなく!
【わかりました。代わりにOSIOKIしときます。アルテナより♪ 】
あ、アルテナ様から………
お願いいたします(笑)。
『いかがいたします? 』
そのまま訓練しても良いかも!
よし、ちょっと陣容を変えてみるかな。
「第10層の配置と武器の配備はできるかな 」
『問題なくできます。フィールドの変更も可能です 』
「では、指示通りお願いします。先ずは …………… 」
こうして第10層は対海兵隊用の訓練場に改造することに。
フリート印の訓練場として……………
3ーⅧ
ヤッパリチビッ子だったブルードラゴンのサファイヤちゃん。
ザンネン女神のオイタ(初見殺しの落とし穴)が発覚!
(アルテナ女神様、よろしくお願いします♪)
早速ダンジョンをいじりましょう。