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1ーⅡ話 5歳 ステータスプレートを作ろう! 初代国王様の秘密?

1ーⅡ話です。


お約束のステータスプレートを作る話です。


そして解った初代国王陛下の秘密って?

1ーⅡ話


覚醒してから2年半、5歳になりました。

5歳まではとにかく魔法の勉強です!

〔だって5歳以下のお子ちゃまは剣の修行は早いって母上が……… 〕


それならばと母上に、"魔法を教えてほしい! "っと言ったら喜んで教えってくれた。

〔陰で父上が悔しがっていた。早く教えたいらしいが……… 〕


兎に角魔法の勉強です。

基本からみっちりと勉強します。

〔勿論、この世界のこと、社交界の礼儀作法もみっちりと勉強します。〕


一緒に勉強していたキャロル姉様は、すぐに脱走します。

そしてメイド長のララさんに捕まり母上とララさんにお説教されています。

〔ララさんは元々母上と同じ出身地らしいが? 〕


そのキャロル姉様は去年から王都の学園に通っています。

兄さまと違いキャロル姉様は学力に………なので心配です。

〔貴族は王都の初等部から通うという慣例があって、中等部までは基本エレベーターらしい? 〕


余程寂しかったのか、キャロルお姉ちゃんは王都に行く際に僕を荷物に押し込んで連れていこうとしました。

流石に焦りましたが、僕がいない事に気付いた母上がララさんに探させて発見してくれました。

〔ララさんに助けてもらいました。勿論、お姉ちゃんは母上におしおき(お尻を………)されていた 〕


カリーナお姉ちゃんは4月より中等部に進級します。

何でも学年次席で優秀らしいです?

〔あまり自分の自慢しない姉なので母上から聞いた情報です 〕


兄上は優秀な成績で4月より学園の高等部に通うらしいです。

もっとも父上の後を継いでバーミンガム辺境伯爵家を継ぐ予定です。

〔うん、長男でなくて良かったよ。でも勉強は頑張ろう♪ 〕



そして今、3月になり明日は教会に行ってのステータスの儀式(要は確認らしい )がある。

うん、父上はソワソワしてるけど母上は落ち着いてます。

〔ぶっちゃけステータスはわかっていたがまぁ、儀式? 〕


そして当日………

父上、母上と一緒にバーミンガム辺境伯領の領都の教会に行きます。

〔馬車に乗って向かいます。しかし馬車の乗り心地が悪いような? 〕


教会には今日ステータスの儀式を一緒に受ける子供達(8人ほど)が集まっていた。

この儀式自体は年4回有って5歳の誕生日の過ぎた子供は必ず受けることになっていた。

〔王国よりの指示で費用も王国が払っているらしい? 〕


因みに1週間は7日(火、水、風、土、無、光、闇)で1ヶ月は35日(月5週間)有って12ヶ月で1年だった。

〔1年420日だった。地球より長い? 火星並? 〕


一応四季も有って大体3~5月が春、6月~8月が夏、9月~11月が秋、12月~2月が冬って感じ。

普通に冬には雪も降るし夏は暑い。

〔もっとも気候的には日本とあまり変わらない? 〕


さて、問題のステータスの確認ですが、なんと、教会が持っている? 特殊な魔道具で見るらしい。

順番に見ていって最後に僕の番になるらしい。

〔何でも庶民を先に行かせてから貴族、と確認していく様だった 〕


一人づつその測定の間? に入って確認するらしいが…………結構時間がかかるようで………

そしてやっと最後に僕の番になった。

〔うん、結構待つね 〕


部屋に入るとステータスが表記されると言う特殊なプレートが出る大きなキャッシュディスペンサ(銀行のあれ? )が置いてあった!?

何だこれ? と思っていたら担当のシスターから説明があった。


「この魔道具はその人の魔力を測定してステータスの情報を表示する物です 」


良く見ると何か書いてますね………って何で日本語版?


「あの~何か文字の様な? ものが書いて有りますが何て書いてあるの? 」


「私共教会関係者も読めないのですよ。でも、そこの四角い板の所に手をのせて"ステータスオープン" と言えばステータスを読み取って板の上の穴からステータスプレートが出てきますので 」


ヘェ~ってこれ、恐らくは過去の転生者か転移者が作ったのかな?

するとシスターは部屋から出ていった。

〔ステータスを測るときは一人で行わないといけないらしい? 〕


早速、使いましょうかね。

その前に、え~となになに………



--------------------


[ステータスプレート製作機]


この魔道具はステータスを測ってステータスプレートを作る機械です♥

そう、きみのステータスがわかってしまう便利な魔道具だよ!

さあ、このプレートに手をのせて大きな声で"ステータスオープン"って叫ぼう!

するとプレート後ろから免許証位のステータスプレートが出てくるぞ!

さらにこのステータスプレートはなんと、君の魔力でできているから体の中に仕舞える事が出きるぞ!

万が一落としても君が死んでなければ体の中に戻って来る安心設計♪

まぁ、死んだらその人のステータスプレートはその場に落ちてるから見つけたらギルドか教会に持っていってあげてね♥

さぁ、君の冒険が今、始まるぞ♪



PS、万が一転移してきた人へ

この世界は元の世界より厳しい世界です。

先ずはステータスを確認して自分の中の力を確認しよう。

そして自分のできる範囲内で活動することをおすすめする。

そして成り上がるも良いし、ひっそり暮らすのも良い。兎に角自由に暮らせ。

間違っても悪落ちするなよ!

あと、あまり転移者だと悟られるなよ!


以上、転移者でこの魔道具を作ったイングスランド王国初代国王、アーサー・キング・イングスランド こと転移者、井川明彦 西暦2000年生まれ 大陸歴2217年、17歳でこの世界に転移♪ 20歳で何とか国を作ってみた♥


なお、この[ステータスプレート製作機]は2256年製造です♪



--------------------



………ウ~ン、なにこの人は?

あれ、僕が死んだのは確か2020年だったから………あれ、3年前?

〔まぁ、転移もののお約束かな? 〕


そう言えば、絵本でこの国の成り立ちと初代国王様の話があったけど………何かイメージと合わないような?

あれ、井川君って日本人だよね?

〔しかし、何故イギリス風にこの国を作ったのかな? 〕


ま、いいや!

さっさとステータスプレート作ろう♪


「ステータスオープン♪ 」


するとプレートが光だしたよ!

回りが見えなくなるほどに!




「………フリート君? お久しぶりです。元気にしたました? 」


「………アルテナ様、眩しいですよ。でも良いところに転生させてもらいましてありがとうございました 」


「どういたしまして♪ そうそう、あの後ばか姉貴の所に行ってしめ……ゲフン、OSIOKIしときましたわ。今回はごめんなさいね 」


確かにあの残念女神ではねぇ………


「まぁ、あのお姉さんではしょうがないのでは? 」


「あら、わかってくれます♪ もう、ホントに良い子だわ。もっとスキル付けようかな(笑) 」


「イエイエ、これ以上は不味いんで! しかしアルテナ様、何故2歳で覚醒したのかな? 」


「あ………それは………偶然でした。本来なら三才の誕生日の前の日に頭の上から金のタライが落ちてきて覚醒する予定でしたが、まさかお姉さんを助けるとはね。結構な確率よ♪ 」


「………たらいオチはかんべんしてほしいけどね。それとあの残念な加護は? 」


「ごめんなさいね。本来はないスキル[アイテムボックス]はあのダメ女神が勝手に付けたのよ。しかも前の転移者の井川君にもつけてたしね。とりあえず隠しておいたけどどうするかはフリート君に任せるわよ 」


「当分は隠しておきますね。所で初代国王様が転移者ってどういう事なので? 」


「あ、井川君ね。………ウ~ン、彼は2つ隣の国の聖国の召喚陣で来た勇者だったのよ。それで当時は戦国時代でね…………」



アルテナ様の話によると

①この国は、元々2つの強大国に挟まれた地域だった。

②大国同士は川を挟んで睨み合っている状態だった。

③この地は日本列島の形に似ているが基本北海道から九州まで陸続きのような形の三日月上の半島? だった。

④日本海にあたる部分は巨大な湖の様な? 黒海? みたいな所だった。

〔現、イングスランド大内海 の事 〕

⑤2つの大国の内、大ロシーナ帝国(ロシアみたいな国? )が禁断の勇者召喚をした?

〔ほぼ、禁術でアルテナ様も怒っていた! 〕

⑥召喚の瞬間にアルテナ様が介入して井川君に色々とスキルを与えて助けたらしい。

⑦召喚された井川君は暫くは言うことを聞く振りをして色々と調べていた。

⑧そしていよいよ相手の国、チョウカ帝国(中国みたいな国? )と戦争かとなった時、召喚陣を破壊して出奔、とりあえず最前線のこの地に行くことに。

⑨この地では一進一退の攻防の最中だったが、突然の爆発と共にこの半島? みたいな両端の陸地が突然消えた! (まぁ、勇者井川君が吹き飛ばしたみたいな♪ )

⑩完全に島となったこの地に勇者井川君と意志を同じとしたもの達が集まり今のイングスランド王国を建国して初代国王のアーサー・キング・イングスランドと名乗ることになった。



「へ~、絵本だとどこからか現れた? 聖騎士様が苦しんでいた民を助けた話になってたけどまさかの勇者様だったとはね。確かに大ロシーナ帝国出身、なんて言ってたら誰も付いて来ないよな 」


「その後がまぁ、大変だったけどね。暫くは両端の大国が攻めるにも海峡が邪魔で進行できずにそのまま休戦になったみたい。しかも元々双方の戦力自体が国内の反乱予備軍の様な? 連中だったからすぐにアーサーと意気投合? してね、敵の敵は味方? みたいなノリで国作っちゃってるし 」


「そうすると今もヤバイのかな? 」


「当時有った国は内部分裂して知っての通り大ロシーナ帝国は、東ロシーナ王国とソビエ聖国とウラル公国に分裂、チョウカ帝国もホクギン公国とナンギン帝国とコウライ王国に分裂してるしね 」


「いい具合に別れて良かった様な? 」


「それでも油断大敵よ、未だにこの地を狙っている国も有るしね 」


注意しとかないといけないらしい?


「アルテナ女神様は、私に何をさせようと? 」


「本音を言うとあなたには制海権を握って欲しいわね、地球風に言えばね♪ 」


制海権をってどうやるの?


「結構な無理ゲーですね。まぁ、その為の加護とスキルなのかな? 」


「そうよ。それに忘れているみたいだけどあの子が待ってるわよ 」


「そうそう、あの子は何なんですか? 一体何処にいるのですか? 」


「大丈夫よ、あの子は待ってるわ。何せその子は2000年は待ってるわよ。こっちに来てからね 」


「え、そんな前にこの世界に? 」


「ま、偶々偶然にかな? 私もこの世界の管理者になって初めてだったから焦ったわ。まぁ原因はあのバカ姉だったけどね 」


「………何て言って良いのか? ………ご苦労様です 」


「あら嬉しいことを言ってくれるわね。もう一個加護を付けましょうね♪ 」


「これ以上は目立ってしまっては……… 」


「大丈夫よ、その為の[陰隠]でしょう。上手く使ってね。あらもう時間だわ、次はあの子にあった後ね。それじゃ頑張ってね♥ 」


「え、あの子って…………………」


また眩しくなって視界が真っ白になった。


光が収まるとあのキャッシュディスペンサの前にいて"チーン♪ "と音がなってカードが出てきた。


〔"チーン♪ "って音が出るとはね(笑) 〕




カードを見ると……………



--------------------



ステータスカード

名前  :フリート・フォン・バーミンガム

種族  :人族エルフクオーター

性別  :男

生年月日:大陸歴3000年1月1日生5歳

職業  :バーミンガム辺境伯爵家次男坊

体力適正:上級

魔力適正:上級


武術適正 

剣術:弱級

槍術:上級

格闘:中級


魔法適正 

火 :上級

水 :上級

風 :上級

土 :上級

雷 :上級

氷 :上級

光 :上級

闇 :上級

無 :上級

時空:弱級


固有スキル

[遠視]:レベル1 《[神眼]レベル10の偽装スキル》

[錬成]:レベル1 《[クラフト]レベル10の偽装スキル》

[付与]:レベル1 《[クラフト]レベル10の偽装スキル》

[全属性魔法適正]:レベル1《レベル10 の偽装スキル》

[陰隠]:レベル1 《[完全陰隠]レベル10の偽装スキル》

[剣術]:レベル1 《[武人の心得]レベル10の偽装スキル》

[槍術]:レベル1 《[武人の心得]レベル10の偽装スキル》


称号 :無し


賞罰 :無し



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


注意:《》内は見えていません。



うん、上手く隠せてるね。

これならアイテムを作ってもバレないし[アイテムボックス]を誤魔化すのにマジックバックを作っても作れる事にしておけば問題ないと思いたい。

〔切実に! そして目指せマッタリ船旅で世界周遊(笑) 〕


この後、担当のシスターが入ってきて父上と母上の所に案内されたがどうも様子がおかしい?

〔何かバカにされてる様な? 〕


控え室にて父上達に合流したらシスターは、さっさと行ってしまった!?


「母上、何故シスターの態度が変わったのですか? 」


「恐らくは除き穴から漏れた光に色が付いてなかったからでしょうね。クス♪ 」


確かに光ったけど色なんて有るの?


「そう言うことだよ、フリート。ステータスは屋敷に戻ってからでも確認をしよう 」


こうして僕のステータスの儀式が終わった。



なお、後で母上に聞いたら何でも複数の魔法適正が有ると透明に光るらしくて無属性も同じ光をするので教会は、勘違いをしているらしい。

〔母上も勘違いされていたらしい 〕




もっとも白く光ると聖属性魔法(実際は光魔法だが! )なので速攻で教会に取り込もうとするらしい。

庶民だと親元から無理矢理にも引き離して修道院みたいな所に入れて男の子は神父候補として、女の子は聖女候補として育てるらしい!

〔後にアルテナ様に聞いたらこの件については怒っていたみたい。教会の暗部? 〕


アッブネェ、バレなくて良かったよ。

もっとも屋敷に付いて父上と母上にステータスカード(偽装済)を見せたら………驚かれた!


何でも全属性持ちは他には居ないらしくて大体普通の人は無属性の人が多く、他の属性魔法1つ持ちが大半、2属性持ちが50人に1人、母上みたいな4属性持ちが10000人に1人らしい。

〔色々不味い様な? しかも全属性持ちなんか初めてかもと言われてしまった! 〕


しかも全て上級、有り得ないことに幻の魔法【時空】持ちは今は………少数しかいないらしい。

〔そっちだったか。この件については"しまった! "っと思いましたが手遅れ? 〕


この件はバーミンガム家の秘密となった。

が、後日、王様に謁見した時には、とっくにばれていたらしい。

〔何でバレタかは後日! 〕


この後、いつものように兄様と姉様達に報告がてら手紙を書いて送っておこう。

そして夕食は豪華になったとさ。

〔ヤッパリ塩気が足りないが………井川君は食にはあまりこだわりが無かったのかな? 〕


こうしてステータスプレートを手に入れた。



1ーⅡ

まさかの初代国王様が転移者(勇者? )だったとは!


そして初代国王様の謎?

何故イギリス風にこの国を作ったのか?


そしてわかった残念な女神(地球)のオイタ!


フリート君もやらかしてたね(笑)


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