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3ーⅥ話 10歳 ダンジョンアタック④ 残念な女神登場?

3ーⅥ話です。


ボス戦の代わりって………あれ、この塊は?


そして現れた………

3ーⅥ


7日目………ダンジョン攻略4日目………だよね?


謎の幼女が扉の向こうに消えてから約19時間後、次の日のたぶん朝、扉がやっと開いたよ!

丁度朝食ができたタイミングでダンジョンコア幼女(仮)が出てきたよ。

〔計った様なタイミング(笑) 〕


「お待たせ………って何寛いでるのよ! こっちはしっかりと準備してたのに! 」


「僕は準備できたから待ってたんだけど、流石に眠くなったから寝てた。さっき起きて朝食作ってた。お嬢さんもいかが? 」


そこには"ゴックン♪" と生唾を飲み込んだダンジョンコア幼女(仮)(推定5~6歳 )がいた。

よっぽど昨日のお菓子がおいしかったのかな?

〔ほんとにいいタイミング♪ 〕


「………いいの? 」


「どうぞ♪ 」


目の前にいるダンジョンコア幼女(仮)は朝食セットをパクついていた。

あれ、ダンジョンコア幼女(仮)は食事をする必要が有るのかな?

〔ダンジョンコアは普通は魔力を糧に? じゃなかった? 〕


「"モグモグ、ゴックン♥" 私は別に食べなくてもいいんだけど、一応食べたいものよ。ただ食べ物といったら……… 」


あ、察した。

確かにダンジョンの魔物の肉だと生肉が調理できないと食えないか!

〔もっとも料理ができないとねぇ? 〕


「ハァ~、お腹いっぱい♥ ご馳走さま 」


「それじゃ片付けてから始めますか 」


結構な量をお召し上がりのダンジョンコア幼女(仮)

片付けも終わって早速扉の中に入ると………何それ?

〔なんだ! あの固まりは? ……… 〕


「え~と何かな、それ? 」


「え、この先にあった何かの固まりかな? この子のブレスでもなかなか溶けない固まりなのよ♪ 」


おかしい………あれはたぶん船の残骸だろう。

ただ、この世界のものでは無いぞ、あれは………

〔金属製って。でもあの色はどこかで見たような……… 〕


「え~とそれを壊せば良いのかな? 」


「そうよ、壊せなかったらこの子と勝負よ! 」


「キュイ! 」


昨日は顔だけだったけど何と西洋ドラゴン(約7m級)っぽい子だった。

昨日見たときは小さかった様な…………

〔何か、かわいい仕草だね(ホッコリ♪ ) 〕


「ウ~ン、ではやらせてもらいます。こい、ルクス01! 」


門から"キャラキャラ………" 音を出しながら入ってきた物は前世では第2次世界大戦中、ドイツで作られた Ⅱ号戦車、通称ルクスと呼ばれた軽戦車/偵察戦車だった。

もっともフリート印の魔改造でゴーレム化していた。

〔魔導軽戦車って所かな? 詳細は下記に! 〕


本当は74式でも作りたかったんだけれども流石に105mm砲は今は作れないし、車体もデカイから何か小さいのないかなぁ~と、称号効果の前世の記憶から見つけたのがⅡ号戦車だった。

元々王都のフリートラボで試作型を作ってたけど動かなかった。

〔試作のⅠ号戦車は主に資材不足が原因で失敗したしね 〕



いやぁ~! イングスランド王国王立学園の図書館、しかも禁書エリアにある、ハリー校長が持ってた時空魔法関連著書以外にも()()()()()()書物があって良かったよ!

土系魔導書にゴーレム関係の書物があって、つい夢中になって作って夜中にテストで歩かせてたら………王都でちょっとした幽霊騒ぎになってたよ(笑)

〔流石にフルメタルの騎士鎧姿で作ったのが不味かったかな……… 〕


次の日にクラスっていうか全生徒がその噂で盛り上がっていたのには驚いたけどね。

何でも夜中に外をみたら"カチャカチャ"歩いていたのを目撃したらしい人が数人いたらしい。

〔もっともハリー校長にはバレていたけどね(笑) 今は校長室の飾りになってたりしてね♪ 〕



砲塔の上に特殊な見た目対戦車ライフル? が付いて………載っかっていた?

これもここで作っちゃった物だけどね。

〔スキル[クラフト]様々だね〕


[サウス7型対物/対魔物狙撃魔導銃(試作型)]

特殊な対物/対魔物用に作ったよ。

〔ほんとここは素材の宝庫だよ。詳細は下記に!〕


イヤ~良いものが作れたよ。

まさかここが素材の宝庫だったとはね。

〔ほんと、アイテムボックスにある程度の部品入れといて良かったよ♪ 〕


「え~と、それはなんですか? 」


ダンジョンコア幼女(仮)が聞いてきた。

隣の西洋竜(仮)も首を傾げていた。

〔ちょっとかわいいと思ったのは内緒♪ 〕


「まぁ、ゴーレム? かな 」


「ヘェ~、面白いのが作れるのね、お兄ちゃんは? 」


「キュイ♪ 」


「まぁ、ありがとうかな。それでは危ないから離れようね 」


2人? に離れてもらって早速試し撃ちをしましょう。

2人? は素直に離れて見てくれるらしい。

〔うん、結構素直で良い子らしいね 〕


「あ、耳を塞いでね? ………じゃ撃つよ! 」


耳をかわいく塞ぐ2人?

僕は狙って撃った!


"ドガァン! "


………よし、穴が空いたね。


「どうかな? 」


目が点になってる2人?


「……………凄い! 」 (かなり驚いてるね )


「……………キュワ! キュイ……… 」 (自分じゃなくて良かったと安心した顔になってるね? たぶん )


「さて、これでどうでしょう? お嬢さん 」


「うん、合格よお兄ちゃん! 早速契約しましょう。やっぱりアテナのお姉ちゃんの言った通りね♪ 」


「ちょっと待て。アテナのお姉ちゃんってもしかして地球の女神の事か! 」


主犯の名前が出たよ。


「うん? そうだよ♪ それに私お兄ちゃんとあってるよね? 覚えてない? 」


「……………その事なんだけど、あの地球の(ザンネンな)女神がこの世界に魂を転移させた時に記憶が少し飛んじゃってね。たぶん会ってるけど内容を覚えてないんだよ。ごめんね 」


「エェ~! ………そうなの………(ショボン)……… 」


おい、これどうすんだよ!

あのダメ女神メェ~!

〔どうすれば…………ア、そう言えば! 〕


「そう言えば、女神様とどうやってお話してたのかな? 」


「それはね、こっちに来て♪ 」


僕は幼女コアに手を引かれたのでついていった。

後ろからドラゴン(仮)が付いてきたけど………あれ、小さくなったぞ?

〔体が小さくなっていってるぞ? 〕


「あれ、後ろのドラゴンさん、小さくなったぞ? 」


「あ、あの子まだ子ともでたしか1歳の幼獣だからね。たしかスキルで大きくなっただけよね 」


「キュイ♪ 」 (恐らく そうだよ♪ って言ったのかな? )


おい、ちびっ子相手に喧嘩させないの。

………ま、対決しなくて良かったよ。


「こっちこっち。あそこよ♪ 」


そこには………



「まさか、こんな所に………ヤマト………イヤ、戦艦武蔵がいたとは……… 」


そこにはフィリピン沖で沈んだハズの戦艦武蔵がボロボロの状態で沈んでいた。

確かに第2砲塔の所で折れてるね………って あ、アルテナ様が言ってた2,000年前に転移した物はこれだったのか!

〔そりゃこんなでかいものを転移されたら怒るだろう! 約7万トンだったかな? 〕


そうするとさっきの残骸は武蔵の装甲かな?

紅い色はおそらくは船底の塗装だろうね。

〔全く何て物を転移させたのかな? 〕


「お兄ちゃん早く♥ 」


ダンジョンコア幼女に急かされて中に入って行った。

亀裂から入るのかな?

〔ここから入るのかぁ……… 他には無いか? 〕



「たぶんここは第1艦橋かな? 」


そこにはボロボロだが当時の艦橋だった所の様だった。

そして幼女(コア? )が指を指した所に日本古来の神棚が有った。

〔なるほどね。コレが一種の触媒端末だな! 〕


「じゃ、祈って見ようかな 」


そして祈ると…………




「ヤホ~! 久し振り♪ 」


……………ヤッパリ出てきたよ。

ザンネン女神のアテナさんが!

〔前に見た時より更に残念な様な? 〕


「お姉ちゃん、久し振り♪ お菓子無いの? 」


「あ、ちょっと待っててね。今用意するから 」


何この温度差?

僕はちょっとイラッとしていたら………


()()()()()()()()()()の大好きなおせんべいよ♪ 」


「ワーイ、おせんべいだぁ♪ 」


何か頭が痛くなる風景だな………

何もない白い空間にちゃぶ台に座蒲団、煎餅の入った茶菓子入れ、急須に湯飲みを用意していたザンネン女神。


「所でえ~と………フリート君はそっちの生活はどうなのかな。楽しんでい(バシィィン!) ウギャァァ! 」


「このダメダメ女神! ナニサラシトルンジャァァァ! 」


ハリセン(神具? )で思いっきりシバイテいた、かなりのお怒りのアルテナ女神様の登場だった。






今回登場の戦車の概要


[試作Ⅰ号戦車]

解説:フリートが初めて製作したゴーレム戦車の試作品

【前世、旧ドイツ軍のⅡ号戦車をベースに製作】

イングスランド王国大図書館にてゴーレム、オートマトン関連の著書を観つつ【前世の知識等を】参考にして試作した

何とか最低限の資源を集めて完成させたが、やはりまだ技術、資源不足の為に試験走行させたら50m走って壊れてしまった!

原因は素材の強度不足だった

〔本体は魔鉄と鉄でコントロール系にミスリル素材を使ったが………〕

後にブルーダンジョンの資源で[Ⅱ号戦車ルクス型]を完成させる事に


最高速度:20km(50m走行後擱坐)

武装:無し(試作品の為)

重量:10t

乗員2名(無人自立行動可能)

現在、王都のフリートファクトリーにて展示中



[Ⅱ号戦車 ルクス型]

解説:フリートが製作したゴーレムタンクの初期開発品

最初に作った試作Ⅰ号戦車の改良品

〔試作Ⅰ号戦車は材料不足で燃費もパワーも悪かった為 〕

【前世、旧ドイツ軍のⅡ号戦車をベースに製作】

エンジンと操作系をゴーレム化してある

フレームをオリハルコン、装甲をアマンダイト&ミスリル装甲で製作

魔砲銃砲塔には25mm魔法銃(オリハルコン砲身)と12,7mm魔法銃(ミスリル砲身)が付いていて、各種魔法弾を撃てる

砲塔の上にオプションで対物/対魔物ライフルが取り付ける事ができる

人を乗せる事も可能だが、基本無人自立行動型

ある程度は自律行動ができるが登録命令者の言うことしか聞かない仕様です

後にルクスをベースに量産型Ⅱ号戦車ルクスⅡ型が完成、初期のイングスランド王国軍の主力戦車となっていった


最高速度:50km

武装:25mm魔導銃×1門

   12.7mm魔導銃×1門

重量:8t

乗員2名(無人自立行動可能)




フリート製特殊武器


[サウス7型対物/対魔物狙撃魔導銃(試作型)]

解説:フリートが試作で作った対物狙撃魔導銃

【前世、イギリス製ボーイズ対戦車ライフルをベースに魔導砲化】

前作、[ミスリルランスロット(火)]の教訓から改良した対物(盾や重装甲兵)や対魔物戦特化の遠距離狙撃魔導銃

魔力を流せば本体に付いているシリンダーにセットした魔法弾触媒から筒状の部分に各種魔砲弾を生成して発射できる

特殊な弾頭をセットして発射する事もできる

(弾装に5発セットしてボトルアクションで装填する)

装填して魔力爆発の勢いで弾体を発射する

先端にオリハルコン製の銃剣が付いていてその後ろに二脚が付いていて射撃のの補助をする

照準用の筒が付いていて狙いが付きやすく命中率も高い

オリハルコン製の銃身、ミスリル製の制御機構、トレント材のストック等使用している為、価格が高くなっている

今の所、フリート専用装備



[サウス7型専用特殊弾体]

解説:対物/対魔物魔導ライフル専用実体弾

ミスリル製の弾頭にオリハルコンをコートした特殊な弾頭

(その為魔法障壁を突破して攻撃できる)

サウス7型に装填して使用する。

ミスリル/オリハルコン製の為、価格は高いし基本使い捨て







戦艦武蔵の設定について………


このアイデアは戦艦武蔵がフィリピン沖で発見されたニュースを見て思い付きました。

なので、色々とツッコミたいでしょうが沈んだ艦ごと異世界に送ったらえらいことになったって設定です。

〔閑話にて後程、当時の事を書きます 〕

なお、スケルトンネタは一緒に落ちた乗員の白骨をダンジョンコアが利用して作ったとの裏設定です。

本当は38歩兵銃でも持たせようかと思いましたが、元々この世界には火薬の概念が無かったのでコピーできなかった事になってます。

〔後の話の中で触れます 〕


後、神棚………あったよね?

その辺はアヤフヤなので第1艦橋の所に在ることにしたけど………間違っていたらすみません。

自衛艦だと神棚は食堂に有ったりするらしいのですが………



3ーⅥ

こんな所に何故あるの? 戦艦武蔵(の残骸?)


ザンネンな主犯が判明!


そしてお怒りのアルテナ女神様の登場!

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