3ーⅠ話 10歳 初等部3年生 夏休み突入! そして約束の地へ!?
3ーⅠ話です。
初等部3年生になりました。
折角なのでシード島に行きましょう。
3ーⅠ話
ども、初等部3年生のフリートです。
無事に進級できてホットしてます。
〔順位も替わらずです 〕
3010年4月~6月
いつもの様に新入生を迎えて楽しくやっていこうと思います。
そして5月の校長の罠に対しての対策を協議してます。
〔1年生には教えないルールは堅持してます 〕
いつもの通りハリー校長との攻防戦&図書館の禁書エリアの探索をしながら過ごしています。
勿論、期末テストも無事終ったよ。
〔いつもの様に一部青い顔をしてる人もいたけどね 〕
7月
兎に角、夏休みに入ったので、貨客船クイーン・メリー号でバーミンガムまで船旅です。
そして今回も付いてくるいつものメンバー+姉様軍団+第2王子コンビ………。
〔ほんとに愉快な仲間ですね………え、姫様方全員って不味くない? 〕
最近は海賊退治を王国海軍、バーミンガム特殊海兵隊、エジンバラ海兵隊合同でやってるので被害は減ってるそうです。
ドルフィン級哨戒艦が大活躍だそうです。
〔もっとも相手も襲って来る場合も在りますが基本、返り討ちにしています 〕
結構な戦果を上げているらしい。
聞いたら、基本戦術は輸送船の影に隠れて高速で近付いて、掻き回しながらの相手の帆を燃やして航行不能にして大砲を潰してからの拿捕だった。
〔本来は領海のパトロール任務なのですが……… 〕
バーミンガム港に着いて、バーミンガム城に向かいます。
早速、カイに会いに行く姉様軍団。
〔まぁ、わからなくも無いけど……… 〕
ま、いつもの事なので気にしてもしょうがないのでプールに向かうと………エ、増えてないか?
カイ以外にあれは………川イルカの親子かな? ………2頭いるけど………何でいるの?
〔いつの間に? おや、あそこに母上とクララちゃんがいるよ? 〕
「母上、あの子達はどうしたのですか? 」
「フリート、お帰りなさい。この子達はカイちゃんが保護してきた母イルカがそこのオチビちゃんをここで生んだのよ 」
何でもカイがいつもの漁に行ってたら母イルカが怪我してたのでここに連れてきたので母上が魔法で治療。
そしたら母上がテイムしてしまって飼うことに。
〔名前はサクラと付けたそうです。サクラの花が咲いていたそうなので……… 〕
そして2日位経ってご飯をあげようとプールに来たら………子供のイルカが居たそうです。
サクラの娘だったので母上がそのままテイムしようとしたら何故かクララちゃんがテイムしていたって?
〔ちびっ子の名前はチェリーでした。サクラの花の実がチェリーだからがだそうです……… 〕
カイに確認したら魚を捕ってたら怪我をしていたこのイルカさんを発見、母上に治療してもらう為に連れて来たとの事。
勿論、妊婦さんだとはわからず(笑)
〔そしてそのまま住み着く事に 〕
チェリーちゃんはカイの妹ポジションに収まったらしくお兄ちゃんと慕われているらしい。
そして一生懸命に餌をあげるクララちゃん(ホッコリ)。
〔そしてメロメロになっていた姉様軍団の4人+シャルロット様とメルの女性達 〕
そして3日後、いつものように陸路にてポーツマツ街まで行きました。
勿論、みんなでウォータージェットボート遊びです。
〔機密保持の為、ポーツマツにて海兵隊が厳重に管理しています 〕
ポーツマツ街に着いたら丁度クイーン級貨客船3番艦が完成していた。
貨客船の艦名はクイーン・メアリーになった。
〔メアリー様はシャルロット様の曾祖母に当たる人 〕
そして新艦種、護衛艦ガード級と駆逐艦シャーク級が完成した!
最初のガード級はガード00、シャーク級はシャーク00となった。
〔詳細は下記に! 〕
ガード00とシャーク00はそのまま訓練艦艇として乗員の訓練に使う予定です。
配備予定のバーミンガム海兵隊、王国海軍、エジンバラ海兵隊の隊員をポーツマツ軍港にて訓練します。
〔まぁ、初めての艦種ですからね。ガード級とシャーク級が揃うまでに乗員の訓練しないとね 〕
現在、ポーツマツ港造船ドックではロンドン級貨物船を小型化した離島交通用の小型貨客船の建造が始まっていた(300t級)。
規準コンテナを9個と乗客30人(最大)が載せられる船を作っています。
〔小級ドックで建造中でした。一応、完成は秋の予定になるかな? 初めて作ってるからね 〕
それとクイーン・メアリーが完成して空いたドックでは、新たにシャーク級の建造が始まる事に。
現在、中型ドックではロンドン級2隻、シャーク級を2隻、ガード級を1隻の量産体制が整った事に。
〔取り敢えずシャーク級を揃える事に。予定は3個戦隊18隻の予定です。〕
クイーン・メアリーの試験航海に便乗してシード島に行くことになった。
シード島は丁度種子島位の大きさでポーツマツ街の南方60kmの所にあってサトウキビの産地でもあった。
〔砂糖はバーミンガムの特産です。勿論、砂糖精製の魔導具も作ってあるよ(配置済みですよ) 〕
朝に出たクイーン・メアリー号は昼には、シード島に到着した。
シード島のシード港は、しっかりと完成していて早速、ポーツマツ街から持ってきたコンテナを下ろす作業が始まった。
「ヘェ~、あそこはサトウキビの畑かな? 」
「おぉ若様、お久しぶりです 」
「あ、トク爺、久しぶり。相変わらず真っ黒ですね(笑) 」
「何をおっしゃる若様。おぉ、お嬢達も益々お綺麗になられて 」
「あ、お爺、生きてた! オッカシイナ、まだ元気だよ? 」
「変ね。暑いところだから溶けたか、干からびたかと思ったのに? 」
何気にひどい姉様達。
「なんの、ここは飯もうまいし気温も丁度よいし、何より仕事が忙しくて歳をとるのも忘れてしまいますわ、ワハハハハ! 」
トク爺は相変わらずの豪快な人だった。
「それは何よりです。あ、そうそうご紹介しますね。こちらはイングスランド王家のリチャード・フォン・イングスランド第2王子殿下です。そしてこちらがステファニー・オブ・イングスランド第1王女殿下、ソフィー・オブ・イングスランド第2王女殿下、シャルロット・オブ・イングスランド第3王女殿下です。そしてこちらがエジンバラ辺境伯爵家のマキシム・フォン・エジンバラ様とメモリ・オブ・エジンバラ様、そしてこちらがイングスランド冒険ギルドマスターのご子息のバスター・ガーランド様です。そしてこちらが当シード島代官のトクゾー・ナイト・シード騎士爵様です 」
「エェ~、王子様に王女様ですと? これは失礼いたしました。私が当シード島を管理しています代官のトクゾー・ナイト・シード騎士爵です。以後お見知りおきを 」
トクゾー騎士爵は臣下の礼をしていた。
「あぁ、そんなにかしこまらなくても良いですよ。私がリチャード・フォン・イングスランドです。今回はお忍びで来てますのでお気になさらずに 」
「私がステファニー・オブ・イングスランドです。よろしくお願いいたします 」
「私がソフィー・オブ・イングスランドです。よろしくお願いいたします 」
「私はシャルロット・オブ・イングスランドです。よろしくお願いいたします 」
「マキシム・フォン・エジンバラです。今回はよろしくお願いいたします 」
「メモリ・オブ・エジンバラです。よろしくお願いいたします 」
「バスター・ガーランドです。この中では平民ですのでお気になさらずに、騎士爵様 」
「何、ワシも元々平民からの成り上がりじゃから気にするな、若いの。それに似とるの、ライルの奴にそっくりだな。元気にやっとるか? 」
「エ、父をご存知なのですか? あ、まさか貴方はバスターズの壁? 」
「ほう、懐かしいのう。ワシの昔の渾名を知ってる奴が居たとわな……… 」
「何だい? バスターズの壁って? 」
「僕の父、ライル・ガーランドがリーダーが組んでいたパーティーで冒険ギルドランクSのチームで、確かラージシールドと片手斧の壁戦士でどんな魔物の攻撃を軽く受け止めてチームを守りきったバスターズの壁、トクゾーさんってあなたの事ですよね 」
トク爺は昔はすごかったらしい?
「………ホホ、そう言われれいた時もあったのう………もっとも地竜に盾ごと綺麗に吹き飛ばされてその時の戦いでチームの半分が怪我をしてのう、私もこの通り左腕を大怪我して………それで皆自信が無くなってのう、チームは解散、わしはバーミンガム辺境伯爵様に拾われて領軍の騎士に盾術の指導を暫くしていて偶々休暇でこの島に来たときにここの元代官の不正を見つけてのう………ま、後はここの代官の職を押し付けられてのう……… 」
「本当は父上にこの島の様子を見に行かされて思いっきり不正をしていた代官をボコって島民の為に代官を志願したくせに。トク爺、照れなくても大丈夫だよ 」
「若、勘弁してください。こうして楽しく働いていますからそんな恥ずかしい事は言わんでください 」
こうしてシード島に無事に上陸して早速、島内を案内してもらう事に。
先ずは、サトウキビ畑に行くことに。
〔この島の主要産業だからね 〕
砂糖の精製工場を見学していたらトク爺の部下が駆け込んできた!
「と、トク代官様、大変です! 」
「どうした? 何を慌ててる? 」
「漁船が1隻潮に流されまして魔の島に流れ着きました! 」
「何だと! あれほど近づくなと言ってたものを………救助隊は出たのか? 」
「現在、救助隊は別件で島の東側で救助作業中です。なのですぐには向かえません! 」
「………まずいのう。他に出せる船が無いのう……… 」
「トク爺、魔の島とは? 」
「………若、魔の島とはこのシード島の西20km沖にある島なんですが、魔物が蔓延っている無人の島なんですが潮の流れの関係で漁船が流されるポイントが在りまして注意しないと流され、島の岩礁に入り込んで、船がぶつかって破損、自力ではこちらに戻れなくなってしまうんです 」
「それで救助隊を作りたいから例の船を欲しがったんですね 」
「エェ、魔の島に安全に行くには自力航行できるあの船は必要ですから 」
「フリート君、何を作ったの? 」
「今ある漁船に魔導ウォータージェット機関を付けた船? かな。試作品を付けた船をトク爺に預けてテストしてたんだよ。………そうすると急いだ方がいいかな? 」
「そうじゃった! 救助船は急いでも明日になってしまうのう……… 」
「トク爺、任せて。………今の話は聞きましたね 」
僕は後ろにいた護衛の1人に話しかけた。
「ハ! 」
「では、沖にいるポーツマツに連絡、上陸挺を1隻と海兵隊1個小隊を載せてこちらに来るように連絡を! 」
「わかりました! 」
「若、今の若いのは? 」
「彼は私の護衛でサム海兵隊第1中隊第3小隊長です。実は強襲揚陸艦ポーツマツが護衛で沖に展開してますので。勿論、王子、王女様の護衛が任務ですけどね 」
「何と、それは………よろしいので? 」
「私からも言わせてもらう。国民を守るのが我ら王族の務め。気にせずに任せてください 」
「あら、珍しい。リチャードが良いことを言うなんて! 嵐が来なければ良いのですが……… 」
「ステファニー姉様、確かに………リチャード、大丈夫ですか? 」
「姉様方、そこまで言っては………確かに、ラシクナイデスケド? 」
「ク、言い返せない! 」
どんだけ脳筋なんだったんだよ!
「まぁ、あなたもやっと王族の務めの意味がわかってきた様ですね。姉としては嬉しいですよ 」
「そうね。じゃないとエドワードお兄様に追い付きませんよ 」
「何か姉様達に誉められると後が恐いなぁ 」
「「何が恐いのかしら? 」」
「イエ、ナンデモナイデス(汗;) 」
「兎に角、港まで行きましょう。皆さんはどうしますか 」
「「「「「勿論、行きますわ(行くぞ) 」」」」」
皆で港まで行く事に。
今回登場の船舶の概要
[ガード級護衛艦]
解説:輸送船等の護衛を目的とした護衛専用艦
【前世WWⅡ大日本海軍駆逐艦雪風をベースに設計】
機関に戦闘艦用大型魔導ウォータージェット機関を2基搭載
その為、最大30ノットで航行する事が可能に
武装も5インチ魔導連装砲塔を前部に1基、後部に2基の計3基搭載、2インチ魔導単装砲塔も船体左右に2基づつ計4基搭載
船体は総魔鉄鋼製で船首は特に丈夫になっている
装甲も魔鉄鋼製を使用してあり、多少の大砲攻撃は効かない設計(3010現在の帆船搭載砲では効果は無い! )
〔相手が木造船体ならラム戦で破壊撃沈可能! 〕
船体中央部に小型救難連絡挺を2隻搭載
専用クレーン台車にて離着水させて運用する
乗員は最低11人で航行可能な為、3交代可能にするため33人体制での運用を予定(最悪、3人居れば航行は可能)
物資輸送の為、標準輸送コンテナを5個又は兵員50人を輸送する事も可能
全長:120.5m
全幅:11.2m
排水量:2,200t
機関:戦闘艦用大型魔導ウォータージェット機関×2基
最大船速:30ノット
武装:5インチ魔導連装砲塔×3基
2インチ魔導単装砲塔×4基
乗員:33人(最低3人で運航可能)
最大積載量:標準コンテナ×10個又は兵員50人
搭載船舶:8m級小型救難連絡挺×2挺
[シャーク級駆逐艦]
解説:敵艦、海賊船等の攻撃(駆逐)を目的とした駆逐艦
【前世WWⅡ大日本海軍駆逐艦島風をベースに設計】
機関に戦闘艦用大型魔導ウォータージェット機関を3基搭載
その為、最大35ノットで航行する事が可能に
武装も5インチ魔導連装砲塔を前部に2基、後部に2基の計4基搭載、2インチ魔導連装砲塔も船体左右に3基づつ計6基搭載
船体は総魔鉄鋼製で船首は特に丈夫になっている
装甲も魔鉄鋼製を使用してあり、多少の大砲攻撃は効かない設計(3010現在の帆船搭載砲では効果は無い! )
〔相手が木造船体ならラム戦で破壊撃沈可能! 〕
船体中央部に小型救難連絡挺を2隻搭載
専用クレーン台車にて離着水させて運用する
乗員は最低14人で航行可能な為、3交代可能にするため44人体制での運用を予定(最悪、3人居れば航行は可能)
物資輸送の為、標準輸送コンテナを5個又は兵員50人を輸送する事も可能
全長:130.5m
全幅:12.2m
排水量:2,600t
機関:戦闘艦用大型魔導ウォータージェット機関×3基
最大船速:35ノット
武装:5インチ魔導連装砲塔×4基
2インチ魔導連装砲塔×6基
乗員:44人(最低3人で運航可能)
最大積載量:標準コンテナ×10個又は兵員50人
搭載船舶:8m級小型救難連絡挺×2挺
[ユリ級小型輸送船]
ロンドン級が就航して近隣の港や離島間の輸送用に新たに開発した小型輸送船
【前世海自ゆり級警備挺(米海軍上陸支援挺)ベースで輸送船用に設計】
船体は特殊鋼製(実は魔鉄製)の半金属船
(重要部分や表面は魔鉄製、その他は木材(チーク材等)製)
機関は大型船専用小型船舶用魔導ウォータージェット機関×2基推進で航行する
(最大12ノットで航行可能)
標準コンテナを9個搭載した上で乗客30人を輸送する事ができる
全長:48m
全幅:7.5m
排水量:310t
機関:小型船舶用魔導ウォータージェット機関×2基
最大船速:12ノット
乗員:10人
乗客:30人
最大積載量:90t(標準コンテナ×9個)
3ーⅠ
今回はシード島に行きましょう。
おや、遭難ですか………救助に向かいましょう。
所で魔の島って?
R2.1.7 ガード級とシャーク級の概要追加