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2ーⅩⅣ話 8~9歳 冬休みにはエジンバラ領に行こう♪

2ーⅩⅣ話です。


文武祭も終り季節は冬休みに。


エジンバラ領に行ってみましょう♪


うん、雪国だね。

2ーⅩⅣ話


文武祭の後、謎の美幼女は誰と学園中が騒ぎになっていた。

何故か"ステファニー先輩の妹では? "との噂が広まって王宮にも飛び火し大騒ぎになる手前、何故か沈静化していた。

〔どうも王妃様が裏でかなり動いたとか? 噂が……… 〕


勿論、ステファニー先輩から"内緒にね"って念を押されましたけどね。

でも、ソウサセタノハ………(ジロリ)………ナンモイエナイ………。

〔メッチャ怖かったです! ((ガタガタ、ブルブル))) 〕




12月


2学期末のテストも無事? に終わって冬休みになりました。

勿論、S組は脱落者も無く、順位も替わらず無事に冬休みに突入しました。

〔一部、相変わらず青い顔をしていた子もいましたけどね(笑) 〕


それでバーミンガム領に帰ろうと思いましたが、何でもエジンバラ領にてロンドン級用の新港区ができたので問題ないか見てきなさいと父上と国王様に言われてしまい、見に行く事になった?

何でもポーツマツ軍港をモデルに作った軍港らしいです。

〔何で僕が見てこないといけないのかな? 〕


港の名前はインバネス軍港らしいです。

元々インバネス村だったらしいね。

〔エジンバラ領都の近くの村だったとか? 〕


丁度日本で言うと北海道の小樽辺りかな………

因みに、エジンバラは位置的には札幌市の辺りだよ。

〔領都の南にダンジョンが在るそうです 〕


兎に角、ロンドン級1番艦ロンドンに乗って行くことに。

勿論、いつもの仲良し4人組とまた付いてきた第2王子とバスター先輩。

〔何故に付いてくるって聞いたらお姉様達は寒いのが苦手でいらっしゃるらしいって? 〕


今は12月の頭でも、もう北の大地は雪が降り始めているそうです。

この時期はそんなに積もらないけど、1月が一番のピークで積もるところは2~3mはザラだそうです。

〔何故か流氷は発生しないそうです? 〕


エジンバラ領は北海道と青森県をくっ付けたような形の所で津軽海峡付近が湖(琵琶湖位の大きさ)になっていた。

基本北国なので農産物の生産と鉱山が多く自然豊かな辺境? の領地らしいね。

〔因みに、ロシーナ海峡は位置的には宗谷海峡になるのかな? 〕


今回、ロンドン級には塩のコンテナを20個、御用商人の輸送依頼のコンテナを20個、港湾設備の材料のコンテナを20個、輸送用コンテナ台車20台積載しての出航だった。

乗客は僕たちの他に、エジンバラ辺境伯爵様一行と御用商人一行が5人ほど一緒でした。

〔勿論、船員は王国海軍兵団とバーミンガム辺境伯軍特殊海兵隊が合同訓練がてら同行します。〕


朝早く出航していたが、何でも海賊スペクターと言う海賊が出ていてその出没ポイントがマンチェスター侯爵領沖が多く苦慮してるとか。

船を襲っては大陸方面に逃げているらしくてなかなか捕まらないらしい。

〔確かに帆船だと難しいよね。早く哨戒艇を量産しないと駄目かな? 〕


もっとも今回はさらに沖の方をバーミンガム辺境伯軍特殊海兵隊所属強襲揚陸艦ポーツマツが付かず離れずしてます。

こちらに何かあった場合、信号弾が上がったと同時に救援に来る手筈です。

〔勿論、ポーツマツには王国海軍兵団1個中隊とバーミンガム辺境伯軍特殊海兵隊1個中隊の連合部隊が乗船しています 〕


結局は襲っては来なかった。

どうも罠だとばれていたらしい。

〔ウ~ン、流石にバレバレだった様です 〕


まぁこの前試験航行してたポーツマツに襲ってきた海賊船を返り討ちにしてたしね。

拿捕して調べたらこの辺りに偵察してるのが居るらしい?

〔ヤッパリ バレバレ ダッタカナ? 〕


途中エジンバラ辺境伯領との国境が見える位置にて停泊、海上で一泊したけど………

ウ~ン誘ってるのにね。

〔折角、新装備を試そうかと思ったのに………え、みんな何、その目は? 〕


次の日、無事にインバネス軍港に到着。

早速、港のチェックです。

〔綺麗に整備された港ですね♪ 〕


うん、倉庫は完成してますね。

運搬用の馬車も問題なくできてました。

〔ちゃんと図面通りに作ってくれましたね 〕


船のクレーンを使ってコンテナを降ろして直接馬車に載せてます。

最初は岸壁にクレーン台車をと思いましたが、技術的に無理だった。

〔基本技術が未成熟のため危険だった為です 〕


え、イングスランド城とか学園の建物をどうやって建てたのかって?

決まってるだろ、初代国王様、勇者井川君の魔法建築のゴリ押しだったらしいですよ。

〔ハリー校長よりの情報提供です 〕


他の建物もかって?

そこは身体強化魔法(無属性魔法)で石材を持ち上げて…………ま、脳筋建築ですね。

〔その工法を確立させたのも初代国王様って………井川君本当に何者? 〕


そして、インバネス軍港からエジンバラ辺境伯領都に向かいます。

勿論、バーミンガム辺境伯爵提供の馬車に乗って。

〔足回りを代えれば、あっという間に雪車(ソリ)にもなります 〕



エジンバラ辺境伯爵領は基本産業は小麦やジャガイモ等の農産物、各種鉱石が採れるダンジョン鉱山経営だったり後は漁業なんかも盛んらしい。

帰りには農産物や鉱石を積んでロンドンまで帰る予定です。

〔その為の輸送船です〕


「おや、雪かな? 降ってきたね 」


「え、ホントだ! 降ってきたね 」


「あれ、今年はちょっと早かったかな。まぁこの分だと明日はうっすらと積もるかな? 」


例年より少し早い初冠雪だそうです。


「ヤッター、明日はみんなに雪遊びを教えてあげるわ! ウシシシ♪ 」


「………メルさんや、まさかと思うけど雪丸めて当てるなよ! 」


「(ドキ! )な、何で知ってるのよ! 南国育ちのフリートが! 」


「………もう忘れた。文武祭の後に試験勉強の時の休憩中に 」


「あ、そうよね。メルったら雪国の遊びについて色々と講釈をしてたわね。ププ 」


「ほんと、自慢げに説明してたね(笑) 」


「え、そうだったかしら? ………あ、言ったかも! 」


「そう言う事だからおとなしく的になってね 」


「「そうそう♪ 」」


「何でよ! 的ならそこに2人いるでしょう 」


「まてまて、的って僕の事かな? まさか先輩にそんな事をするのかな? 」


「確かに王子にはまずい………イヤ、大丈夫かな。お忍びで来てるしね 」


「何を言ってるバスター君。あは~、的になるから巻き込もうとしてるな♪ 」


「エ、的になるの決定? 勘弁してください。そこのお忍び野郎を的に! 」


「3人で的になれば丸く収まる? 」


「確かにメルとリチャード兄さまにバスター先輩が的ならいいかも♪ 」


「………ウ~ン、それならルールを決めてチーム戦でやってみない? 」


「「「「「チーム戦でって!? 」」」」」


フリートは、前世で雪国で流行っていたスポーツ雪合戦のルールを言ってみた。

確かフラッグ戦だったよね?

〔ただし、ルールはうろ覚えレベルだったけどね? 〕


「………なるほど、それは楽しそうな遊びだな 」


「確かに。準備も楽だし何より旗の取り合うか相手の全滅させるかってルールがいいね♪ 」


「しかも審判がいるから反則もできないから良いわね 」


「あ、魔法は禁止でやるから基本体力勝負になるね 」


「よし、ちゃんとしたルールを作ってやってみよう♪ フリート君、早速基本ルールを作ってね 」


「「「「そうそう、作ってね 」」」」


「お前ら、一番めんどくさいことを押し付けたな! おぼえてろよ! 」


こうして後に雪合戦スノーウォーとして北国の遊びとして広まる事に。




2日後、雪がある程度積もったので早速、遊ぶ事に。

訓練と称して海兵隊員に除雪ついでに雪を集めさせてフィールドを作ってみた。

〔何故か兵士達がノリノリで作業していたのには参ったが? 〕


実際にフリート達が3人vs3人で始めたのを見て、海兵隊と海軍兵団が10人vs10人規模でやってみた。

結果、結構楽しくなり、それを見ていたエジンバラ辺境伯軍の連中も入って大騒ぎになっていった。

〔冬の間の娯楽があまりないらしいからねぇ♪ 〕


そして、それを見ていた町の人達も集まってきた。

近くで子供達が真似して遊ぶ、大人も遊ぶ、商人が露店を出して儲ける、等大騒ぎになっていった。

〔早急にルールブックを量産しないと不味いよな……… 〕


しかし、そこは王国海軍兵団にバーミンガム海兵隊とエジンバラ辺境伯軍。

速攻でルールブックを人海戦術で量産(紙に書き写し)、見に来た観客に無料で配ってたよ。

〔お前ら、訓練より仕事が早いよな? 〕


マックとメルに他の雪遊びはと聞いたら、ソリで滑ったり、スノーマン(雪だるまの事)を作ったり、スノーハウス(カマクラの事)を作ったり位と言っていたね。



みんながむきになってスノーウォーを(それぞれ味方を増やして)戦ってたので僕は1人雪山と格闘していた。


「おや、フリート君は何を作っているのかな? 」


「あ、バスター先輩、休憩ですか? 」


「トイレだよ。もっとも休憩してたらすぐに冷えちまうよ。それ、もしかしてスノーハウス? 」


「そうですね。まだ建築中ですが 」


「ヘェ~、先ずは雪の山を作るんだ♪ 」


「そうですね。そして中身をくりぬいて………こんなもんかな? 」


「なるほどね。ん、何でそこに穴を開けたの? 」


「これをセットして………よし完成かな♪ 」


「おいおいフリート君、それだとスノーハウスが融けちまうぞ! 」


「所がその辺は大丈夫。ま、見ててくださいな 」


セットしたのは市販の魔石ストーブを改造した物でした。

勿論、フリート製の魔改造した給湯装置付き小型魔石ストーブですけどね。

〔見た目、達磨ストーブにヤカンが乗っているスタイル? 〕


暫くしてお湯が沸いたので。


「はい先輩、紅茶ですよ 」


「あぁ、ありがとう。でも不思議だ? 中は暖かいのに何で融けないんだ!? 」


「その辺は外が寒いからとしか言えませんね……… 」


「ま、暖かいからいいかな♪ 」


「そういう事で♪ 」


暫く暖まっていると………


「あ、ズルい! フリート達が、こんなところでお茶してる! 」


結局、うるさいメルに見つかり、みんなでお茶する事に。

この後に、うちの海兵隊どもが調子に乗って、雪の山を作ってスノーハウスを量産、ストーブをセットして適当に暖をとっていた。

〔魔石ストーブは、事前に小隊毎に事前に配って有ります。バーミンガム海兵隊は南国育ちですので(笑) 〕


スノーハウスの中では海兵隊同士の友好が行われていた。

中には暖めすぎてスノーハウスが倒壊(溶解? )していたけどね。

〔ドンダケ暖めたやら……… 〕


そして気づいたら………何か芸術作品ができ始めていたよ。

それぞれスノーハウスの上に雪を更に載せて形を整えて………うん、彫像が多いかな。

〔一番は初代国王様の彫像で、現国王様もいるね。お、王妃様がいらっしゃるよ♪ 〕


ちょっと面白くないなぁ~、と思った僕は、氷魔法でイングスランド城を作ってやったら………

シャルロット様を初め、回りの人達がドン引きしてたよ。

〔ま、君達レベルが違うんだよ、君達………え、そうじゃないのって? 〕


子供達の様子を見に来たエジンバラ辺境伯爵様が、僕が作った氷のイングスランド城を見て、"これだ! "と言ってエジンバラ城に慌てて戻って行ったよ?

何でそんなに急いだのかな?

〔あ、転んだ? 〕


この後、何が有ったのかは知らないが、来年に雪を使った祭りをすることになっていた?

来年3009年より毎年12月20日から年末まで"エジンバラ雪まつり"と称した祭が開催されることになった。

〔あれ、札幌の雪まつりみたいになっとる? 〕


ウ~ン、こうなると例の計画も早める必要になるぞ、たぶんね?

絶対に父上と陛下が食い付くだろうな、儲かりそうだしね。

〔間違いなく父上は急かすだろうね 〕


現在、ロンドン級は3番艦~5番艦が建造中です。

その後6~8番艦を作ってから次にロンドン級ベースの貨客船(フェリー? )を作る予定だったけど………ウ~ン、たぶん予定変更かな?

〔残りの中級ドックの完成が来年の3月頃だしね 〕


結局、エジンバラ辺境伯爵の願いで貨客船の製造を作ることになったよ。

現在、ロンドン級3隻が2月に完成予定で新ドックが3月完成予定なのでどうするか決めかねてます。

〔新ドックが完成するか、ロンドン級が完成した後に作るか2月までに決める事になった 〕


エジンバラ領には2週間いてまたロンドンに乗って王都に戻ることに。

帰りもポーツマツに護衛されて向かいます。

〔そして何事もなく、無事に王都ロンドンシティーに到着しました 〕


新年は王都にて過ごして、王宮での新年のパーティに出席!?

後、僕の9歳の誕生会もやりましたよ。

〔皆さんに祝ってもらえました 〕




2ーⅩⅣ

何故かスノーウォー(雪合戦)が流行るとわね♪


後にエジンバラ雪まつりが行われる事に?

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