12ーⅩⅣ話 25歳 久し振りの休日
12ーⅩⅣ話です。
久し振りにイングスランド王国の国内の様子です。
学園もあい変わらずですね。
12ーⅩⅣ話
3025年11月7日
久し振りに王国学園文武祭をお忍びで見に行った。
今回、甥っ子達や預かっているケモ耳王子の様子を見に行くことに。
〔入学してからもう3年生か……… 〕
ルイ君が首席でアンドリュー王子が次席での入学していた順位も2年生の時はアンドリュー王子がトップに、今年3年生になった時点でルイ君がトップに返り咲くという状態だった。
父親達は複雑な感情が有るようだが………
〔王太子も兄様も大変ですね(笑) 〕
そしてケモ耳王子事、アンク王子様だが、何と第3位まで上がって来ていた。
何せ、アン母上が定期的に家庭教師してるので勉強の方は問題なし、武術の方は獣人の身体能力の高さからグリッド教官のお気に入りになってしまい、その為に特別指導していたので自然と延びていった。
〔ちょっとかわいそうな気がしてきたぞ? 〕
今回は武術部門でアンク王子が登場してますね。
結構人気者ですね。
〔黄色い声援が多いよね? 〕
マ、武器は僕が用意した訓練用サウス4だからね。
相手がカワイソウダッタカナ?
〔棍対剣ではリーチが違うからね 〕
無難に勝ってたケモ耳王子。
マァ、相手もマァマァだったかな?
〔コレが今の初等部学生達の実力なのかな? 〕
午後は魔法部門ね。
その前に様子を見に行くか。
〔どうなってるかな? 〕
高等部2年生になったクララちゃん、Sクラスの今年の出店では、伝説のワイバーン肉入りお好み串を販売していた。
ナゼに伝説かは、材料のワイバーン肉が誰も手に入れられなくて真似できない為だったからね。
〔普通に出せるわけ無いけどね(笑)〕
マァ、今回は僕の所で仕入れたワイバーン肉を使ってるのだけどね。
ワンタイ島産の物だけどね。
〔安定的に仕入れてるからね。マァ、フェローリゾートでは時より出回ってるけどね(笑) 〕
一応、並んで買おうとしたけど、買えませんでした。
既に完売していた為だった。
〔マァ、限定200本だからね 〕
なので、普通のボア肉の物を頂きましたが、普通に美味しかったので安心です。
ちゃんと作れているので問題も無いよね?
〔何だか覆面調査員みたいだな(笑) 〕
午後は魔法部門の試合を観ています。
オヤ、今年はルイ君が出てるんだ?
ホウ、以外に戦えるね!
〔母上が教えたのかな? 〕
結局、勝ち上がって勝利していたけどね。
やはり、専用の杖を後で作ってあげようかな?
〔マァ、イースト7型かノース6型の訓練用でも作ってあげようかな? 〕
次の日もお忍びで、高等部の魔闘部門を見に行った。
前日の予選には出てなかったけど、クララちゃんは予選免除らしいって?
何でも魔法に関しては既に学園内トップクラスで、敵う奴が居ないとか?
〔何だか凄いなぁ~ 〕
その為に予選免除にはなっていたが、去年は決勝で負けたらしいけどね。
近接型の子(去年の3年生)に接近されて負けたらしいけどね。
〔マァ、クララちゃんは基本、後方支援型の魔法使いだからね 〕
そろそろクララちゃんの登場かな?
1回戦の相手は、同じ魔法使いみたいだな?
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結果、クララちゃんは準決勝で近接型の子に負けてたな。
やはり後衛型の子には不利だよな、このルールは!
〔マァ、脳筋教官一派が作ったルールだからな! 〕
決勝は、クララちゃんに勝った3年生が勝った様だね。
マァマァだな(笑)
〔バスター先輩に預けてみたいけどね? 〕
もっともクララちゃんも聖霊魔法を使えれば良かったんだがね。
裏で禁止にされたからな。
〔校長が気が付いて禁止にしたからな。確かに強力過ぎるからな! 〕
ちなみに、クララちゃんが契約したのが氷の上級聖霊さんで、名前がスノウさん。
フラウさんの舎妹だそうです?
〔舎妹ってどういう事? 〕
「クララちゃん、惜しかったね 」
「エ、フリートお兄様見てたんですか! 」
勝手知ったる闘技場のバックヤードに行ってクララちゃんに話しかけたら驚いてたね。
「しっかりと観てたよ。マァ、仕方が無いかな。クララちゃんは後衛型だからこの大会ルールでは不利になるよね 」
「う~ん、どうしたら勝てるかな? 」
「そこは自分で考えないとね。マァ、後で相談位は聞いてあげるよ 」
「………うん、後で聞きに行く♪ 」
どうやら落ち込んではいない様だね。
マァ、少しは助言はしてあげようかな。
〔杖も新調してあげようかな? 〕
こうしてお忍びでの文武際の見学は終わった。
さて、校長に見つかる前に帰ろう♪
〔ア、ヤバイ! 校長が近くに居るな? 〕
仕方が無いな、あそこの前に誘導してみるか?
ある場所の前を通って行くと、後ろから消える魔法で近づいていたハリー校長が捕まっていた。
〔首元をくわえられて宙ぶらりんの子犬状態になってるよ(笑) 〕
ハリー校長を捕まえたのは、今や体長5m程に成長したナイトメアウルフのノアールちゃん♀10歳だった。
ノアールちゃんは会場のある特設警備員寄り合い所というもふもふ広場でご来場のちびっ子達にもふもふされていた。
〔結構な人気者です♪ 〕
その為、目の前を宿敵ハリー校長が消える魔法で通れば自然と捕まえる様になっていた。
そして捕まえた校長をくわえたまま、詰め所に戻って前足で抑え込んでいた。
〔マァ、普段の行いのが悪いとね(笑) 〕
校長、チビッ子達に棒でつつかれているよ(笑)
一緒に居る警備係も止めないで笑って見てるよ。
〔マァ、後で教官が引き取りに来るだろうけどね? 〕
さて、屋敷に帰ろう♪
「エ、見ていらっしゃったのですか? 」
屋敷にて帰って来たアンク王子を誉めておく。
「観てたよ。結構強いじゃないか♪ 」
「恥ずかしいです(照れ) 」
照れてるアンク王子だった。
「マァ、武器はあの棍棒タイプが使いやすかったかね? 」
「ハイ、槍でも良いのですが、あの棍棒だと振り回すのが楽だったので 」
「なるほどね。それなら棍棒タイプの武器を用意した方が良いのかな? 」
「できれば、フリート様が使っている銃剣術も教えてもらえませんか? 」
「………マァ、構わないけど。何故かな? 」
「グリッド教官が言ってました。ブルー卿の特殊な武器は厄介だったと。それに学園では既に伝説となってますよ。フリート様は卒業生で唯一、グリッド教官とハリー校長のイタズラに勝った方だと! 」
グリッド教官は何を言ってるのやら?
しかし参ったな、伝説となってるとはね?
〔お忍びで見に行って良かったよ! 〕
マァ、校長に関しては良いけどね(笑)
あい変わらずやらかしてるらしいしね。
〔その度にノアールちゃんに引きづられているらしいけどね(笑) 〕
12月
久し振りに北のエジンバラ雪まつりに向かいます。
今回は、アレク&甥っ子姪っ子軍団とアンク王子も一緒です。
〔陛下も付いて来ようとしたが、王妃様に阻止されてたな(笑) 〕
一応、保護者枠でシャルロットとクララちゃん、姉上達も一緒です。
流石に旦那達は仕事です(笑)
〔陛下の手前、ムリだよね? 〕
今回は、ブルー級ホワイトで向かいます。
隣にシーライオンBu201(ブルーアローズ専用?)と航行してます。
〔回りは護衛駆逐艦が付いてるけどね 〕
港に付くと、ブルー級ブラウンが停泊していた。
ブルー級が2隻停泊してるのも珍しいかな?
〔滅多に無いよな? 〕
今回のエジンバラ雪まつりは、恒例になっているブルーアローズの曲技飛行と各種車輌の展示となりました。
〔甥っ子軍団も喜んでいるね 〕
もちろん、メインステージに有る巨大滑り台も人気ですって、こんなに大きくて大丈夫か?
傾斜は緩いけど、その分氷の滑り台だから結構スピードが出てないか?
〔マァ、ゴール付近には担当者が安全対策で居るから大丈夫だろうが? 〕
今はスノーハウスの中で休息(食事中)だった。
マァ、暖かい鍋物食べて暖まろうか♪
〔ここで、鍋物は正義だよね! 〕
しかし、ここで鍋と言ったらポトフっぽい物が主流なんだよね。
もっとも流石の初代国王様も味噌醤油は作れなかったらしいからね。
〔流石に忙しくてムリだったらしいよね? 〕
もっともこの前の遠征で北ステップ大陸で発見した発酵食品に味噌醤油みたいな物が有ったのには驚いたよ。
それの原料と製法を入手、早速量産して持ってきて作ったのが今目の前に有る石狩鍋擬きの鍋だった。
〔結構、美味しくできてるよね♪ 〕
ガッツクチビッ子軍団&お兄ちゃんズとケモミミ王子(笑)
オヤ、クララちゃんもですか♪
〔勿論、姉上達もですけどね(笑) 〕
この後、エジンバラ卿に味噌醤油の製造権を売ってくれと頼まれましたよ。
マァ、知らぬ中なので適正価格で売りましたけどね。
〔後に独自進化して名物特産品となっていく事に!〕
こうして北の雪まつりを楽しんで過ごしました。
アレ、何か忘れてるような?
その頃のブルー島むさし専用ドッグにて
『これで[むさし]本体も完璧ですね 』
ドッグではブルー島ダンジョンコア、ブレインの手により[Bu001機動要塞戦艦むさし]の第1次大規模改装が無事に終了していた。
後は、最終調整のみだった。
〔見た目もチョット変わってはいたが? 〕
「ワーイ、かわいい妹ができた♪ 」
「私、お姉ちゃんになった♪ 」
「…………? 」
「私はむさしよ♪ 」
「私はゆきかぜです♪ 」
「「あなたのお名前はふがくちゃんよ♪ 」」
「…………ワタシノナマエハ、フガク? 」
『ウ~ン、もう少し時間が掛かりそうですね? 』
「大丈夫よ、私たちが付いてるもん♪ 」
「ブレインおじさま、任せて♪ 」
『大丈夫かな? マスターはむさしちゃん達に任せたけどねぇ? 』
改装がは終わっていたが、このふがくちゃんとは一体何者だろうか?
そして何故か張り切ってるむさしちゃんとゆきかぜちゃんだった?
〔ふがくちゃんが妹分だからか? 〕
その頃、ソビエ聖国大聖堂で………
「どうだ、順調か? 」
「やはり、魔力の蓄積に時間が掛かるのが痛いですね 」
「発動するのには、相当の魔力が必要です。もう少し魔力発魔器の数を増やせませんか? 」
「これ以上はムリですね 」
「聖湖艦隊の魔導船を使えませんか? 」
「アレはダメだ! モスクワ街、イルツークツ街の防衛に支障が出る! 」
「どのみち、失敗したらそれどころではありませんよね? 」
「ヴ、痛いところを突くな! 」
「魔導船を使用してでも何とかせよ! 」
「宜しいので? 」
「どのみち作戦が失敗したらこの聖国は二度と立ち直れないだろう。それどころか周辺各国に攻められるであろう 」
一体、聖国は何をしようとしているのか?
今だ周辺各国は、どの様な物なのか気が付いてはいなかった。
12ーⅩⅣ
ハリー校長もあい変わらずでしたね(笑)
雪まつりも定番となってますね。
さて、ふがくちゃんの正体とは?
マァ、勘の良い方はわかるでしょうから内緒にしてね♪
ネタバレするからね。
果たして聖国は、ナニをするのかな?
かなり追い詰められてる様ですね。
流石に執筆が大変になってきた。
ほんと、ドウスルかな?