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12ーⅩⅢ話 25歳 その後のステップ大陸

12ーⅩⅢ話です。


ステップ大陸の動乱もなんとか沈静化する様です。


ン、何やら聖国方面がキナ臭いですね?

12ーⅩⅢ話


3025年10月


マナパ問題を無理矢理解決して無事に戻ってきましたフリートです。

帰って来ても忙しかった。

〔当然の結果だよね 〕


先ず、むさし本体をブルー島むさし専用ドッグにて第1次改装の最終行程を指示してから、王都ロンドンまで戻ったよ。

早速、登城して報告したらここで隕石落としはするなよって言われるとはね。

〔シャルロットが報告したらしいね 〕


その後、聖樹様に報告に行ったらとてもお喜びしていたよ。

もう、無茶ぶりしないで欲しいけどね。

〔ほんと、疲れるからね 〕


聖樹様に報告中、シルフィーさんがいなくなったと思っていたら風の精霊達が近くで何やら争ってる様な?

来る度に何をしてるのやら?

〔まだ、争ってるのかな? アレクちゃん契約権利争奪戦? 〕


マァ、ステップ大陸では正式に和平が実現化されるようです。

何でも族長にかかっていた洗脳魔法が解けたらあんなに好戦的だった族長達が借りてきた猫の様に大人しくなっていた。

〔元々猫人族も犬人族も大人しい方が多かった為 〕


洗脳状態の為の行動だったが、流石に長年争っていたのでそう簡単には収まらないかと思ったが、双方不可侵とすることでの和平となった様だった。

そもそもの原因でもある魔力石の取引も採掘量の制限を儲けることで魔大陸との貿易も安定させて行く事になった。

〔価格も決めて安定供給することになった 〕


此方も魔力石の取引をすることになった。

基本は魔力石を燃料とした魔導輸送船の運行用と魔力石を利用した製品の開発することとなった。

〔アァ、アイツにやらせるか(笑) 〕




そして11月


やって来ました、第6回航空祭の季節が!

今回も陛下vs王太子の空中戦の実況中経するんだって?

〔恒例になってるよ! 〕


今回は特別にナンギン帝国からワイバーン騎士団とホクギン公国の空中魔導師団が来て航空遊技をしてくれるそうです。

今年は華やかになりそうですね。


午前中はゲストのワイバーン騎士団と空中魔導師団の演舞が行われた。

結構華やかですね。

〔ほんと、双方良く訓練されてるよ 〕


そして初公開のファントム隊のお披露目飛行と地上展示も人気だった。

セイバーより大きいからね。

〔マァ、時期主力機として紹介してるよ! 〕



そして、午後には!


「今年こそ勝つぞ、ブルー卿 」


「余り無茶はしないでくださいよ、陛下 」


全く、陛下には困るよね。

マァ、去年までは勝った事が無いからね(笑)


「しかしよろしいので? 私が同乗しても? 」


「同盟国の重鎮が乗るのも変ですけどね? 本当によろしいので、グラハム騎士団長? 」


「そんな事気にするな(笑) 」


今回は特別にプラウダー01にはグラハム騎士団長、02にはカシム師団長が乗っています。

マァ、僕とマックが一緒だから大丈夫かな?

〔無事に済めば良いけどね? 〕


颯爽と離陸する2機。

そして2手に別れて滑走路上で交差したら戦闘開始です!

〔早速、後ろの取り合いになるので旋回してます! 〕


「グラハム騎士団長大丈夫ですか? 」


「思ってたより結構キツイな。身体強化使えないと大変だな? 」


「クソ、全くチョコザイナ! 」


「良いのか、ブルー卿? 」


「ああなったら無理ですね。マァ、イザとなったら僕が操縦しますから 」


「ナカナカ後ろが取れん! 何か方法は無いのか! 」


「なら、こうすれば? ……………… 」


グラハム騎士団長が入れ知恵したけど………!


「ほう、なるほどのう。では早速! 」


「団長、ナゼその方法を? 」


「ナニ、ワイバーンでできるからこれでもできるかとね 」


グラハム騎士団長が言った方法、それは後ろに付かれる寸前に推進力を落として浮力を増して後続機をオーバーシュートさせて後ろを捕る方法だった。

これは、前世でのハリアータイプが行っていた戦闘機動だった。

〔エ~ト、大丈夫かな? 〕


01の後ろに何とか回り込んだ02だったが、照準を付ける瞬間に01が消えたので焦った隙に後方上から射撃(撮影)されて撃墜となった。



『管制塔よりプラウダー各機へ。訓練終了です。速やかに着陸してください 』


結局、最初の撃墜判定が効いて、今回は01(陛下機)が初めて勝った。

グラハム騎士団長、カシム師団長共に最後まで気絶もしないで楽しんだ様だった。

〔ヤッパリ鍛えてるだけは有るね 〕


この後は、ブルーアローズによる航空ショーとなった。

その裏では陛下と王太子とのじゃれ合いが有ったが奥方達に締められてたとか?

〔ほんと、懲りないね 〕


こうして第6回航空際はしめやかに終わった。




実は、グラハム騎士団長とカシム師団長が来ていた理由なのだが、第7回6ヶ国国際会議の為だった。

ナゼ、急遽開催されるのかと、どうも聖国がキナ臭いらしい。

〔あれだけやらかしてたらそろそろヤバイよね? 〕


軍事部門の会議でも?


「それで向こうもじり貧で一発逆転を狙ってると? 」


「そうなりますね。予想通り、イルクーツクダンジョンが休眠状態になってます。今までは多少のストックが有りましたが、現在は資源が枯渇していて深刻な状態らしい。しかも、今年は不作で食料も不足ぎみで地方の村ほど飢饉が発生している様だ 」


思ったよりも深刻な状態らしい。


「それでどこを狙ってると? 」


「それがわからんのだよ。何せ普通に国境付近に集まれば分かるんだが、部隊が集結してるのが首都モスクワ近郊なんだよ? 」


「ナゼそこになんだが、有る情報でそこにまた魔方陣らしい物が有るらしい 」


「オイ、まさか2つ目のウラルの悪夢がいるんじゃないだろうな? 」


「流石に城の建築情報は有りませんね 」


「それに墜落させた浮遊城を調べましたが、浮遊させてたのは特殊なダンジョンコアなのですよ。で、同乗していた生き残っていた開発者が言うには、コアは1つしか無かったそうです。なので他に浮遊城の建造は無理でしょうね? 」


「そうするとなんだろう? 」


「あの魔方陣(魔力供給用)よりは小さいらしいので別物だとは思われるのだが? 」


「術式等の情報は? 」


「流石にそこまでは? ただ、その魔方陣に送る魔力の供給源は例の送風装置の改良魔力発生器とロシナ聖教大聖堂の魔力供給器らしい 」


「何ですか、その大聖堂の魔力供給器って? 」


「元々はロシナ帝国時代の物で、旧帝国城と街のインフラ用の物なんだよ 」


何でも、大ロシナ帝国時代に討伐したらしいS級地竜のS級魔石を利用した帝国首都のインフラ設備の為の魔力供給源らしい。

もっとも今や旧式の物らしいが、今でも聖国首都モスクワ街のインフラ用で使ってる物らしい。

〔そんな物が有ったんだ! 〕


「まさか、勇者召喚陣か? 」


「それは無いだろう。やるなら奴隷を使うのでは? 流石に正規軍と交換で呼ぶだろうか? 」


「確かにそうですな? 」


「なら、なんでしょうね? 」


この時点では何の為の魔方陣なのかは不明だった。

その為、各国が情報を共有することとなった。

〔大人しくしていれば良いものを! 〕



「それとブルー卿、何でも魔大陸との交易を始めるとか? 」


「耳が速いですね、ウラジミール総参謀長殿。マァ、成り行きでね 」


「そうなんだ? それと噂の大戦艦は見せてもらえないのかな? 」


「そう言えばものすごく大きな船で島みたいらしいが? 」


「しかもナンギン帝国が作った島船より大きいとか? 」


「それに速度も速いとか? 」


何か尾ひれが付いているような?


「流石にそこまで大きくは有りませんよ。マァ、普通の船よりは大きいですがね。それに大きいと速度を出すにはそれなりの機関が必要になりますからね。もっとも現在改修工事中なので見学は無理ですよ(笑) 」


「「「「「それは残念! 」」」」」


流石に見学はお断りしますよ(笑)

しかし皆さんの国の諜報部も以外に優秀らしいね。


「それと昨日の航空ショウは見ていて面白かったぞ 」


「確かに見てる分には楽しいね 」


「しかしよく一緒に乗りましたね、グラハム卿もカシム卿も 」


「マァ、私はワイバーンライダーですから 」


「私も航空魔導兵団率いてますからね 」


「イヤ、それは関係ないでしょう? 」


「「「そうですよ(笑) 」」」


「「そうかな? 」」


「それでもあの新形もスゴイですよね? 」


ファントムの事かな?


「我々も欲しい位ですよ 」


「確かにそうですな。空を押さえられますと辛いですね 」


「確かにカミジョウ要塞をやられてそう思いますよ 」


「それを言うなら、ウラル要塞も簡単にやられましたからね 」


「確かにそうなりますね。ワイバーンも簡単に落とされましたしね 」


「う~ん、輸出になると色々と問題が有りますからね 」


マァ、方法が無いこともないけどね。

例えばレシプロ方式機とかね。

〔現在試作中だったりして(笑) 〕


現在、前世記憶(ライブラリー)の中に有った初等練習機のTー6テキサン型レシプロ式高等練習機をベースに試作した、Tー1テキサン高等練習機を6機程製作して、訓練に使おうと誠意試験中だった。

現在は、第1航空中隊に預けて、問題点の洗い出しを頼んでいるけどね。

〔やはり、いきなりジェット式航空機だと速すぎて無理だよねって、最近気付いただけだけどね(笑) 〕


それをベースにレシプロ戦闘攻撃機を作って、国内用、輸出用にするのも手かな?

作るならAー1スカイレイダーをベースにかな?

〔旧日本機だと防弾に問題が有るからね(笑) ア、防弾とエンジン出力を増し増しの零式艦戦を作っても良いのかな? 〕


もっとも魔族達だと自ら空を飛べると言うか、跳ね回っているらしいね?

大きくジャンプして滑空しながら着地しての繰り返し方式らしい?

〔まるで某機動戦士の飛び方だったりして(笑) 〕


もっとも普通に飛ぶならグリフォン(A級)という魔物を史役して乗り込むらしいね。

野生のは無理だけど、卵から育てて飼い慣らすらしい?

〔専門のグリフォンライダーが居るそうです 〕


グリフォンはワイバーンより強力らしいのだが、魔大陸でしか生きられないらしい。

フリーダム大陸でも魔素が薄くてダメらしい。

〔濃い魔素の中で育ってるからかな? だから最強なのかな? 〕


もっとも魔大陸の魔物は基本こちらに来ると、衰弱して倒れて死んでしまうらしい?

なので魔大陸に行かないと観れないらしい。

〔興味は有るけどどうだろうね? 〕


こうして会議は進展もなく、半年後の5月に開催地を東ロシーナ王国首都ハバロクロスでの開催とする事になった。

そして、参加者達は次の日、お忍びでイングスランド王国学園の文武祭を楽しんでからそれぞれ帰っていったそうです。






その頃………


「本当に可能なんだろうな? 」


「奴隷を使った基礎実験は成功しております。あともう少し実験をしてから本番ですかね 」


「後、問題は? 」


「距離と人数ですかね。大人数は実際に飛ばしてみない事には……… 」


「魔力は大丈夫なんだろうな? 」


「確かにかなり必要にはなりますが、あの浮遊城よりは使いませんので……… マーカーの設置の方は大丈夫なのですよね? 」


「既に配下の者が設置しておるわ。オイ、本当に大丈夫なんだな? 」


「間違いなく設置できていればの話ですがね? 」


「それは問題無いです。既に数年前時点で設置させていますので。もっとも味方も用途が分からずに置いているだけだから? 」


「既に設置済みだとは! 後はこれらを飛ばしてからですかね 」


「そうだ、そして在るで有ろう我が国の秘宝を取り返せば……… 」


「その獲物をダッシュできればその後はいかようにも? 」


「後は実物が本当にあるかどうかだな? 」


「確かにそうですね。本当に有るのですか? 」


「初代教皇様の残しているこの日記が本物ならばな? 」


一体、聖国は何処で何をしようとしているのだろうか?

聖国の闇が広がっていた。




12ーⅧ

航空祭でワイバーン騎士団と空中魔導師団の演舞も良いものですね。


しかし恒例の空中戦をしている陛下と王太子って?


しかし何をしようとしてるのかな、聖国は?

初代教皇様の日記に書かれている物って?


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