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11ーⅩⅠ話 23歳 甥っ子と息子の誕生! と キャロル姉様の結婚式 と 聖樹様の呼び出し?

20ーⅠ話です。


息子が生まれてデレデレのフリートだった。


姉様も結婚ですね。


エ、聖樹様の呼び出しって?

11ーⅩⅠ話


2023年1月1日


息子も無事に生まれて ホォ♪ としているフリートです。

もう可愛いなぁ♪

〔そこ、デレデレしてるなって言うな! 〕


今年は良い年になると思うよ!

キャロル姉様の結婚式も在るし目出度い事だらけですね。

〔本当に良いことがありますように! 〕




2月


息子アレクの初登城です。

シャルロットに抱かれて一緒に向かいます。

〔うん、スヤスヤ寝てるけどね 〕


登城すると、ウイリアム兄様夫妻とスティーブ・ナイト・エジンバラ夫妻も来ていた。

勿論、ジョンとマークの甥っ子達と一緒に謁見です。

〔2人共もスヤスヤ寝てるけどね 〕


陛下も孫が一気に増えて喜んでるよ。

カリーナ王太子妃に抱かれたソフィア王女様は流石に8ヶ月児なので不思議そうに見てるよ。

〔まぁ、そうなるよね 〕


孫4人に囲まれて陛下の顔がだらしなくなってる!

全く国民に見せられませんね。

〔王妃様が呆れて見てますよ 〕



3月


ナンギン帝国海軍所属、[ワイバーン級空母ワイバーン]がブルー島の港に到着した。

今回はグラハムワイバーン騎士団長との合同訓練として訪れていた。

〔ワイバーン達も海には慣れた様ですね 〕


グラハム団長にうちの子達(ルビー♀、パール♀、ダイヤ♂)を紹介したら驚いてたよ。

普通は1人で3頭同時には制御できないらしいね。

〔騎士1人に1頭が普通らしいね 〕


今回はワイバーンの特殊な装備を試す為に来てもらっていた。

前にワイバーン用の鞍を送ってもらったのでそれをベースに新たに新しい機能を付けた鞍を作ってみた。

〔結構便利だしワイバーンの負担も減るかな? 〕


まぁ、ルビー達に着いてる鞍に秘密が有るけど馴れないと他のワイバーンが驚くからね。

早速、試作品の鞍を見てもらおう!

〔ワイバーン騎士団員も鞍を見てビックリしてた! 〕


ルビー達に乗ってデモンストレーション飛行をしたら皆さん驚いていたよ。

まさかこんな事もできるとは思って無かったらしいね。

〔実際に見た騎士団員達も驚いていたよ! 〕


この後、実際に鞍を付けて飛んでもらって徐々に慣れてもらう事に。

1週間後には見事な編隊飛行ができるようになっていたよ。

流石、最強のナンギン帝国ワイバーン騎士団って所かな!

〔ヤッパリエリートは違うね! 〕


「じゃ、本番もお願いしますね! 」




4月


いよいよキャロル姉様の輿入れの日になりました。

バーミンガム領都の港では輿入れの為、[クイーンアイリス]を貸し切って荷物の詰まった標準コンテナ搭載したトラックごと積み込みが始まってました。

〔まぁ、帝国では荷物は多いほど良いらしいからね 〕


この[クイーンアイリス]に乗ってアップジー国際港に向かいます。

護衛はバーミンガム海軍の[強襲揚陸艦グリーン]の第1艦隊が付きます。

〔バーミンガム海軍部隊が張り切ってます 〕


[強襲揚陸艦グリーン]もこの日の為に[ブルー改]仕様と同じ突撃仕様に改装されていた。

他のブルー級も現在は改装されて全て突撃仕様になっていた。

〔まぁ、あれだけ活躍すればそうなるよね 〕


それにブルー級も各海軍共に2番艦を発注していて来年には就役する予定だそうです。

これでイングスランド王国にはブルー級が8隻体制になる事になった。

〔これで本土防衛もバッチリですね! 〕



4月7日


アップジー国際港に到着すると沢山の帝国臣民の方々が出迎えてくれてます。

[クイーンアイリス]が接岸するとスロープが降りて中からコンテナ1個を載せた中型トラックが牽引車両(コンテナ1個積載)を引いたのが、20台出てきた。

〔全ての車両は飾られた状態だった 〕


そして先頭にナンギン帝国の騎馬隊が案内役で進み、その後にベル4号車(新車)にウエディングドレスを着たキャロル姉様と父上と母上が乗った車両を中心とした婚姻隊列でナンギン帝国首都ナンギンまでパレードをします。

婚姻隊列には護衛のルクスⅡが9台とバーミンガム陸軍の騎馬隊が護衛で付きます。

〔ナンギン帝国では新婦側の護衛がナンギン帝国城まで送る事になっていた為だった 〕


余りにも立派な隊列に帝国臣民は驚いていた。

ここまで機械化した隊列は見たことが無かった。

〔まぁ、ナンギン帝国では初だろうね! 〕


更に、キャロル姉様のウエディングドレス姿を見たご婦人方がウットリと見ていた。

ナンギン帝国での婚礼衣装と比べたらダメな位の美しさだった。

〔また販路が広がりますね、姉様達は? 〕


そして上空にはワイバーン騎士団も護衛でカラフルな布を引いて飛んでいた。

新装備の鞍を付けていたがまだこの時点では使ってはいなかった。

〔後のお楽しみですね 〕


その日の内に帝都ナンギンに付いた一行はナンギン帝国1の宿に宿泊します。




4月8日


本日は宿から帝城までパレードの続きです。

宿から帝城までは距離は比較的近いのでゆっくりと進みます。

〔帝都市民への配慮です 〕


本来、皇帝に嫁ぐ娘の親の邸宅からパレードが始まるのだが、外国よりの輿入れの為に今回は宿からのスタートとなった。

もっとも宿側は箔が付くから物凄い待遇でもてなしていた。

〔これで皇室御用達の宿と名乗れるからね 〕


パレードの隊列の上ではアップシー港より飛んできたブルーアローズが航空ショー並の演技をしていた。

まぁ、嫁の実家の実力を見せる為でも有ったけどね。

〔普通は領軍部隊のパレードをするそうです 〕


帝城に到着するとブルーアローズは戻って行った。

代わりにワイバーン騎士団が空を駆け巡るのだが、今回はなんとカラフルな煙を吐きながら飛んでいた。

〔驚く帝都市民! 〕


ワイバーンは羽を広げたままに煙を引いて飛び回っている。

よく見ると鞍の後ろから煙を出していた。

〔ワイバーンは苦もなく気持ちよく飛んでいた 〕


この鞍、フリートファクトリーで製作したワイバーン用の補助飛行装置で名称は[ワイバーンブースター]だった。

この[ワイバーンブースター]はワイバーンの鞍に小型魔導エアジェット機関を2基左右に付けた物でワイバーンの飛行を助ける物だった。

〔オプションでカラー煙幕噴射装置を付ける事ができる 〕


ワイバーンは浮き上がるだけなら羽ばたく必要は無いが、推進するのには羽ばたく必要が有った。

なので速度も高度も個体により制限が有ったりする。

〔大体速度的には100km/h位が限界だった 〕


この鞍を付けた場合、最大速度は2倍の200km/hは出す事が可能になった。

更に慣れれば高機動での旋回飛行も可能になった。

〔ワイバーンは小回りは苦手だったが、慣れれば可能になった 〕


速度が上がれば騎士の負担も増えるものだが鞍には騎士を風圧から守る為のエアシールドが展開するようになっていた。

この為空気抵抗で速度を出せづらかったがそれが無くなった為にかなり楽に飛行できるようになった。

〔ワイバーン騎士団員達の負担が減ったので喜んでいたよ 〕


謁見の間には沢山の帝国貴族達が並んでいた。

その中央を父上がキャロル姉様を伴って歩く。

〔帝国貴族婦人達のざわめきがすごいんですけど(笑) 〕


そして皇帝陛下の前にて跪きます。


「皇帝陛下、娘をよろしくお願いいたします 」


「あいわかった、貴殿の娘を余の皇妃とする故に安心するが良い! 」


父上はゆっくりと下がり、その後皇帝陛下が壇上より降りてキャロル姉様の手を取り壇上に上げて隣の席に座らせる。

そして宰相が皇妃の証のティアラを持って来て、皇帝陛下自らそのティアラを被せる。

〔ウ~ン、ものすごいティアラだな。魔道具だろうけどね? 〕


この瞬間から正式にキャロル皇妃殿下となった。

この後は、ナンギン帝国大聖堂にて結婚式をする為に移動ですが、ガイアス皇帝陛下はなんとワイバーンのクインにキャロル皇妃殿下を後ろに載せて飛び出した!

〔え、大丈夫か? 〕


空を飛ぶクインと皇帝夫妻?

両脇を固めるワイバーン騎士団!

〔何だかすごいことになってないか? 〕


"ワイバーン騎士帝様、帝妃様バンザーイ! "


帝国市民が喝采を挙げてる!

手を振る皇帝夫妻!

〔ウ~ン、良いのかな? 〕


ナンギン帝国大聖堂の前にて着陸、そのまま大聖堂の中に入って行った。

そして始まる結婚式!

〔うん、凄く綺麗ですよ、キャロル皇妃様 〕


恙無く結婚式も終わり皇城に戻ります。

勿論、クインに乗って。

〔本来は馬車での移動らしいですけどね 〕


皇城にて披露宴パーティーが大々的に始まった!

一応、皇帝夫妻に挨拶に向かう。


「皇帝陛下、ご結婚おめでとうございます。キャロル皇妃殿下おめでとうございます 」


「ブルー卿、ありがとう。そう言えば息子さんが生まれたそうだな。おめでとう 」


「ありがとうございます。次は皇帝陛下の番ですよ 」


「まぁそうだな。楽しみにしておれ(笑) 」


「まぁホドホドに(笑) 姉様を末永くよろしくお願いいたします 」


「任せておけ! 」


「キャロル皇妃殿下、ご結婚おめでとうございます 」


「フリ………ブルー卿ありがとうございます。色々とありがとうね 」


「はい、キャロル皇妃殿下の為ですからね。それと例の物に関してはCーⅨコンテナに入ってますからね 」


「え、そうなの! ありがとうね。後で確認しておくわ 」


「オイオイ、何を貰ったんだい? 」


「それは秘密よ! 後でのお楽しみに 」


今回、輿入れコンテナの中に、色々と贈り物が有ったが、僕が言ったコンテナには魔導キッチンセットが入っていた。

これで皇帝陛下に食事を作れるキッチンスペースが離宮にできることとなった。

〔そう、ナンギン帝国皇室最初の皇妃専用キッチンができる事に 〕


なお、この魔導キッチンを見た帝国宮廷料理人は即導入したいと皇帝陛下に直訴したらしいね。

もっとも姉様に送った魔導キッチンセットと大型魔導キッチンセットだったので大型の方を早速厨房に取り付けて使っていたらしい。

〔評判は最高だった! 〕


この魔導キッチンの噂は直ぐに帝国国内に広まって魔導キッチンセットが飛ぶように売れたってケインさんが報告してきたよ!

まぁ、儲かるから良いけどね。

〔だから魔導キッチンセットを輿入れ品に入れろと言ったんだな(笑) 〕


こうしてナンギン帝国とイングスランド王国は良い同盟関係になっていった!




5月


屋敷で書類仕事をしていた時、唐突にリンダお婆様………いえ、リンダお姉様が訪れた!

ひ孫を見に来たのかな?

〔エルフは少子化ですからね 〕


「フリートちゃんおめでとう! この子がそうなのね(ニコニコ) 」


「はい、嫡男のアレキサンダーです 」


「アレクちゃんね。あら、かわいいわ! この子も良い精霊が付きそうね? 」


《ソウダロウヨ! 炎ノ精霊達ガ騒イデ居ルワ! 》


《ダメよ、イフリート。嘘を言ったら行けませんよ! 》


《お姉様の言う通りですよ! この子は風の精霊との相性が抜群だからね! 》


大精霊達が何か怖いこと言ってないか?


「あらあら、イフリートはあい変わらずですね。それに手遅れだけど沢山の風の精霊達が聖樹様の所に問い合わせしてるわね 」


「そんな事有るんですか? 」


「まぁ、その辺は聖樹様に聞いてね(ニコニコ) 」


「え、どう言う事ですか? 」


「フリートちゃんに来てって聖樹様の伝言よ! お願いが有るって! 」


「お願いって何ですか? 」


「サァ? 直接聞いた方が良いわね。あら、このケーキ美味しいわね! 」


メイド長のリリさんが用意したモンブランのホールケーキを1個づつバクつくリンダお姉様(お婆様)と氷と風の大精霊!

ワインの樽(中サイズ)をゴクゴク飲む火の大精霊!

〔本当にリンダお姉様(お婆様)と大精霊達は自由です! 〕


どうも聖樹様から何か頼まれるらしい。

一体何だろう?

〔ウ~ン、やな予感しかしないよね? 〕




11ーⅩⅠ

陛下も孫が4人も生まれればデレデレになりますよね(笑)


姉様も嫁いだけど大丈夫だよね?


エ、聖樹様からのお呼び出しってなんだろう?



今月は3話投稿できるかな?

明日も投稿します。

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