表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
140/160

11ーⅧ話 22歳 陛下の休日

11ーⅧ話です。


陛下休日の様子ですね。


早速、[マザー]でひとっ飛びです。



11ーⅧ話


3022年2月7日

ロンドン郊外、王国空軍基地


この日、駐機場には巨大な航空機が駐機していた。

そう、[マザーバード]が翼を休めて居た。

〔回りには沢山の空軍隊員が見学に来ていた! 〕


「流石にデカいな! 」


「あぁ、[セイバー]の何倍だ? 」


「イヤイヤ、[セイバー]と比べちゃいかんだろう? 」


「しかし大きいなぁ 」


回りでガヤガヤ騒ぐ空軍隊員達。

そこに王家の馬車が到着した。

〔空軍隊員はサッと離れる 〕


「全く陛下は無理を言いますね 」


「良いじゃろう。タマには空の旅も? 」


「まぁ、移動時間の短縮は良いですが、ワザワザ[マザー]を使わなくても? 」


「それを言うならエリザベスは先に行くのは良いのか? 」


「そこは諦めましょう。王妃様は余裕が有りますからね。今頃はお孫様2人と一緒に海辺で寛いでいらっしゃる筈ですよ 」


「だからズルいのじゃと! まぁ良い。ワシは空の旅を楽しませて貰うぞ、ブルー卿 」


今回は僕と陛下、お付きでウイリアム護衛隊長の3人で乗り込みます。


「では陛下、出発しますね 」


「よろしく頼むぞ、フリート 」


こうして空軍基地を離陸していった。

ロンドンシティの上空10,000mまで上昇して。


「ほう、良く見えるのう 」


「それで撮影をしています。陛下の写真も撮影できましたし 」


「あれは無いぞ。ワシはそんなに必死では無かったのに 」


「あれは私ではなくてシャルロットが撮影したものですよ? 」


「そ、そうなのか? ウ~ン、もう少し良く撮ってもらいたかったのう 」


「さぁ、そこまでは。さて、ソロソロ来るかな? 」


「何がじゃ? 」


「勿論、護衛ですよ。あ、見えましたね。あれが護衛のブルー辺境伯空軍第11飛行隊の[F/A-Ⅱファントム]の編隊です 」


「ほう、あれが浮游城を攻撃した新型かね。ワシのプラウラーより格好良くないか? 」


「エ、気のせいでは? ではこれから編隊飛行でブルー島まで向かいますね 」


「………まぁ良い。後で良いだろう 」


どうも陛下はまだ諦めてはいないようですね。

王妃様にリークしておこう。



特に障害も無く無事にブルー島空軍基地に到着した。

到着するとエプロンにはブルー辺境伯軍儀仗隊の閲兵式を行う。

〔威厳が有りますよ、陛下 〕


そしてブルー島の各所を見学して回る事に。

勿論、海兵隊訓練施設からパイロット養成所まで回る。

〔陛下が来たので訓練生は驚いてるね 〕


現在はナンギン帝国やホクギン公国等の6ヶ国軍事協定の国々からの留学生が海軍基地にて研修で来ていた。

次いでにドルフィン級での研修を見学して激励をしてもらう。

〔留学生も驚いて感激してた! 〕


ブルー島に有るブルー城(最近できた城)にて歓迎の宴を開き幹部達と懇談してもらう。

そのままこの城にて一泊します。

〔ヘベレケになる陛下だったが。まぁ、お疲れですからね 〕




2月8日


次の日にフェロー島へ船に乗り替えて向かいます。

一応、陛下の要望でドルフィンⅡ級の1隻で向かいます。

〔ウ~ン、せめてシャーク級にしてほしかったよ! 〕


回りには同じドルフィンⅡ級の護衛が付いて来てます。

勿論、離れた所には護衛のシャーク級が付かず離れずしてます。

〔陛下はご満悦ですね(笑) 〕


フェロー島の港に着くと、王妃様一行のお出迎えですね。

王子様達も手を振ってますね。

〔陛下の顔が崩れてますね(笑) 〕


早速、孫達に手を引かれて行きます。

そして用意していた[ロンドンバス]に乗ってフェローリゾートのホテル専用海岸に向かいます。

〔前後には護衛の[ルクスⅡ型]が付いています 〕


この後は夕方まで浜辺での休息? ですね。

早速、孫達に振り回される陛下。

〔まぁ遠目、お爺ちゃんと孫ですね 〕


あ、埋められてるね(笑)

もうやりたい放題の王子達とやられ放題の陛下(笑)

〔楽しいので良いのかな? 〕


王妃様は優雅にパラソルの下で寛いでますね。

まぁ昨日まで振り回されてるからねぇ?

〔シャルロットからはそんな報告を聞いてるしね 〕


そう言えば義姉様はどうしてるのかと聞いたら、早速物件探しに行っているそうな?

え、既に発注もしてるって何?

〔行動が早くないかい? 〕


フェローリゾートの一等地(偶々空き地)を確保して現在建築を始めてるって何で?

エ、来る前に既に建物の材料を集めて[輸送船ロンドン]で持ってきていたって………

〔何この行動力? 〕


人員も一緒に来ていて既に仮店舗での販売も始めてるって?

何だろう、この先どうなるんだろう?

〔既に国外にも店舗の話があるし………どうなるんだろう? 〕


さて、時間なので陛下を救出して(掘り出して)準備をしましょうかね。

今日はホテル前での歓迎レセプションです。

〔野外での歓迎会ですね。一応南国だし(笑) 〕


島の有力者達を集めてのパーティーです。

まぁ普通に陛下がご臨席する事は本来は有り得ないので皆さん張り切ってのオモテナシです。

〔通常、国内の領地を視察する事は無いからね 〕


「ではブルー辺境伯爵領の今後の発展を祝して、乾杯! 」


「「「「「「「「「「乾杯! 」」」」」」」」」」


こうして楽しいパーティーの一時でした。

陛下はまたヘベレケになってるよ(笑)

〔そして半目で見ている王妃様 〕



2月9日


今日は一日陛下はフリーで過ごさせてあげようと思ったが………

陛下はお孫様2人に捕まって海辺にて遊びに付き合わされてますね。

〔楽しそうなので良いけど? 〕


一応、海岸は貸切状態で回りにはブルー辺境伯軍の護衛が付かず離れずしているから大丈夫かな?

あ、早速ウォータージェットボートですか?

〔一応、デチューン版を用意していたけど 〕


何か見付けたらしく、ボートに何か付けさせてるな?

アァ、ババナボートか!

〔前世で流行っていたバナナボートをけん引するやつを再現して見た? 〕


操縦を護衛に任せて早速乗って喜ぶ孫ズと顔がヒキツル陛下(笑)

まぁ落ちてもライフベスト着てるから大丈夫だろう?

〔護衛の顔がヒキツッテルけどね 〕


兄様夫婦も今日は休日ですからね。

二人でデートしてるそうです。

〔タマには二人きりにさせてあげないとね 〕


王妃様は海岸でパラソルの下で寛いでます。

こうして1日陛下はお過ごしになっていた。



2月10日


今日は帰る日なので朝から陛下の捜索をしています。

孫ズと一緒に逃亡中です!

〔帰りたくないのはわかるけど……… 〕


もっとも無駄なんですけどね。

よし、お前達探してこい!

〔そして放たれるワンコ警備隊! 〕


結果としてすぐに見つかり捕まる陛下!

孫ズは喜んで捕まってたよ(笑)

〔鬼ごっこと一緒な感じだったかな? 〕


「陛下、予定が迫ってますので急ぎますよ! 」


「フリート、頼むからもう少し孫達と遊びたいぞ! 」


「いえ、僕も王妃様の説教は受けたく無いので。では行きましょうか 」


陛下と孫ズを引き連れて港に向かいます。

孫ズを王妃様方に預けて早速、シャーク級に乗せてブルー島に向かいます。

〔お見送りの皆さんに手を振る陛下 〕


「フリート、何でエリザベスは一緒じゃないんだ? 」


「陛下、王妃様方は[クイーンエリザベス]でお戻りになる予定ですよ。今日、出港しますので明後日にはロンドンにお戻りになるでしょう 」


「ワシも船旅の方が……… 」


「スケジュール的に無理です! 」


「そんなぁ……… 」


ブルー島空軍基地にて[マザーバード]に乗って王都の空軍基地に到着したのが夕刻前だった。

空軍基地には王太子と宰相とスティーブ護衛副隊長が手ぐすね引いて待っていた。


「父上、お帰りなさいませ 」


「「陛下、お帰りなさいませ 」」


ニアニアしている3人。


「なんじゃ、その顔わ? 」


「では早速、執務室に向かいましょう! 」


「待て、明日からだろうが! 」


「早く終らせた方がよろしいかと? 」


両脇を王太子と護衛副隊長に捕まれて王城にドナドナされていく陛下だった。

そして4日後、ボロボロの陛下が王城をさ迷っていたと噂になっていた。

〔集中して仕事をすればねぇ 〕


なお、王妃様は優雅に孫ズ達と船旅で2日後に到着していたが、着いてそのまま離宮に向かい休んで居たとか。

孫ズのパワーはスゴいわよねとボヤイテいたとか?

〔子供は元気が有りすぎるからね 〕


僕はあの後、[マザーバード]でブルー島まで戻ってゆっくりしてました。

流石に接待は疲れたよ。





2月26日


イングスランド王国海軍、第1艦隊は無事にグレートバリア王国の北西部の街、エクスマウス街に到着した。

途中、ナンギン帝国の代表団を拾って、シーランド王国に寄って新婚さん達を降ろして、シーランド王国代表団を乗せて向かいました。

〔まぁ、巻き込まれ組での親睦会がてら(笑) 〕


エクスマウス街には既に関係各国の方々が集まっており、明日から和平会議になるそうです。

果たして和平会議は纏まるでしょうか?

〔難しいような? 〕




11ーⅧ

[マザー]での空の旅を楽しむ陛下。


孫に振り回される陛下。


帰りたがらない陛下。


そして監禁生活が待っていた陛下。



明日も投稿します。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ