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10ーⅥ話 19歳 新年から………

10ーⅥ話です。


新年から何故か忙しい………


例の浮游城の大体の性能がわかりました。

10ーⅥ話


3019年1月1日


新年になりました。

無事に19歳になったフリートです。

〔今年こそはゆったりとした……… ムリかな(笑) 〕


なんとか大晦日の35日迄に王都に到着、無事にシャルロット様を王城に送り届けてから屋敷に戻ると、書類の山ができていた?

なんとか決裁をして終わったら、夜中を過ぎて朝方だった。

あ、新年迎えていたよ!

〔年越しがこんなので良いのだろうか? しかも誕生日の朝に! 〕


もう、日の出を屋敷から見て少し仮眠した後、王城にて新年のご挨拶&新年会です。

もう、眠いですけどね。

〔流石に疲れた。ほんと、今年はゆっくりとしたいよ! 〕




1月5日


災害防衛隊の新年恒例防災訓練展示(消防出初め式?)を見学後、王城にて国防会議、今回の偵察飛行の結果報告会です。

王国軍関係者を集めて、資料を揃えてイザ会議です。

〔なんとか浮游城の解析ができたので? 〕


イルツークツ街に居た例の浮游城の解析結果ですが、中央の斜塔を中心に十字型に作ってある城の様の構造物の隙間に岩を取り付けた様な構造だった。

地上から見ると浮游した城風に見えるからね。

〔ウ~ン、分かりやすく言うと……… なんて言ったら良いの? 〕


船に例えれば三胴船(左右のフロートが小さいヨット? カヌー? )構造の船の隙間と回りに岩を取り付けた感じかな?

しかし予想していたより、本体が小さいような?

〔城にしては本体は結構細身なんですけどね。岩のせいかな? 〕


計測の結果、本体は全長400m、全幅300m、高さが最大150m位?

岩付きだと、全長420m、全幅380m、高さが不明?

〔高さがと言うか、底にどれだけ岩を取り付けたかだった為、解らず? 〕


中央に一番高い斜塔が有って、それを囲むように前後左右に斜塔が6つ有った。

それを繋ぐ様に城の城壁観たいな構造物で繋がっていた。

〔城壁の上には何故か船の帆の様な物が付いていた。帆が推進力? 〕


岩自体は魔力的に固定する為か、数ヵ所にミスリル製らしい大きな金具? (表面が円盤状の物) が付いていた。

それを各々合わせる様に配置していた。

〔偶々取り付け中と準備中の岩が見えていた為に解った 〕


「それでこの浮游城の対策としては? 」 パーシバル王国陸軍参謀長


「ウ~ン、取り敢えずはこの中央構造物が中枢でしょうからここを破壊もしくは潜入して中枢を破壊又は占領、後は魔力切れで墜落させるか………ですね 」


この大きさの物を浮かすのにどの位の魔力が要るのか予想が出来なかった。

何せダンジョンから直接魔力を吸収させるためにあの魔法陣を作ったのだろうからね。

〔果たしてどの様にしているのやら? 〕


「問題は防御力ですが………確か報告では高度1,000m付近を飛んでいるのですよね? オルカ級の主砲弾届きますか? 又はセイバーに爆装させて攻撃できますか? 」 クック王国海軍総参謀長


「そうですね、先ずオルカ級の方ですが1,000mなら余裕で届きますが、岩が邪魔で中央構造物に命中させるのは至難の技ですね 」


オルカ級だと射角の問題で中央構造物に命中させるのは基本無理だった。

それに浮游城の最大高度が1,000mとは限らない為だった。

〔最高高度は未確認の為だった。まぁ、岩を削るのはできそうだが? 〕


「セイバーの場合、先ず近づけるかどうか? 何らかの防御をされた中、攻撃が当たるとは? それに高々250kg爆弾でどの程度ダメージを与えられるか? 」


あの中央構造物が何らかの防御施設(魔法か物理、又は両方)をしていた場合、最悪セイバーが撃墜される可能性が有った。

セイバーの情報位は恐らく手に入れているだろうからね。

〔何らかの対策位はしてるだろうね? 〕


そう、例えばナチスドイツの高射砲の巣、高射砲塔の様にね?

まぁ、実際には弓兵と魔法兵が陣取って近付く者に攻撃又は防御をするものと予想。

〔ウ~ン、空挺団で取り付くのも考えものだな? 〕


「ではいかにしてあの浮游城を? 」


「今現在の情報だけではわかりませんとしか言えません。引続き情報収集ですね。まぁ、各国も各々情報を集めていますから次の会合でどうなるかですね 」


「まぁ、その辺はブルー卿に任せて我々は日々の訓練をしていく位しか無いかな? 」


「そうですね。イザと言う時の保険も必要かと? 」



この後は、今年度の軍備の配置状況と王国統合空軍の創設関係の話となった。

王国統合空軍はブルー辺境伯空軍を中心に、王国空軍、バーミンガム空軍、エジンバラ空軍から精鋭を集めて王都ロンドンシティー郊外に建設中のロンドン空軍基地に3個中隊(24機)を配備、一緒にロンドンシティーの防空を担う事となっていた。

〔王国空軍が1個中隊、ブルー空軍が1個中隊、BE連合空軍が1個中隊配備予定 〕


なお、基地の完成予定が今年の4月の予定なので完成後、式典をする事になっていた。

また航空ショーをするしか無いかな?

〔ウ~ン、セイバー戦闘機だからね(笑) 〕


ワンタイ山駐屯地でのワイバーン狩りも順調で、取り敢えずはセイバー戦闘機の量産型の配備が定数揃うのも来年迄には揃いそうだしね。

ま、取り敢えずはパイロットの育成が最優先かな?

〔パイロット候補生を色々と鍛えておかないとね 〕



次の日は王城にてのいつもの陛下と重鎮達との会議です。

昨日の国防会議の内容の説明からです。

〔あれ、いつの間にかこんな重要会議に何で普通に出席してるのだろう? 今更感が半端ないな(笑) 〕


一応、国防に関しての予算は承認されました。

後はセイバーの機数を揃えるだけですね。

〔統合空軍も承認されました 〕


「それでブルー卿、統合空軍の司令官なんだが……… 誰か良い人材はいないか? 」


「え、やりたい人が居ませんか? 」


「その件だが、流石に脳筋を選ぶわけにはいかないのでな 」


確かに脳筋には無理だろうな。


「………ウ~ン、リチャード王子では? 」


「………ドウスル、宰相? 一応、王国海軍を任せる予定では? 」


「まぁ、将来の話ですからね。今は何とも……… 困りました 」


「それでは、王太子様は? 勿論、名誉職扱いで? 」


「え、私ですか! 」


「ウ~ン、それしかないかのう? 無論、操縦は駄目だからな! 」


「陛下そんな……… ブルー卿、せめて操縦だけでも……… 」


「まぁ、王妃様と王太子妃様の許可を取って下さいね。僕は怒られたくないので! 」



この後、離宮にて何か有ったらしい?

次の日、陛下共々青い顔して何故か許可を取れていた!

〔一体何が有ったのだろうか? 〕


この後、王妃様と王太子妃様(姉さま)に呼び出された。

勿論、専用機についてのご注文だったが。

〔………ヤッパリそうですよね 〕


そして王妃様からホエール級2番艦の発注が有ったのには驚いた!

何でも1番艦は王妃様専用、2番艦は王太子妃専用と決まったらしいです。

〔え、どう言う事? 〕


一応、王城の施設は1番艦用で、2番艦用の施設は空軍基地内に作るそうです。

まぁ、ワイバーン素材も有るから作れるけどね。

〔2番艦は転用した方が良いかな? 〕


実はホエール級飛行船の2番艦は一応建造中だったりして。

ブルー島⇔フェロー島間の定期便用に偶々健造中なんだよね。

〔まぁ、ブルー辺境伯軍専用船だけどね。それを元の仕様に変更すれば良いかな? 〕


ウ~ン、それなら代わりの定期便の方はどうしようかな。

やっぱり飛行船の方が良いかな?

〔小型輸送機を本格的に考えた方が良いのかな? 〕



さて、困ったのは陛下達の訓練だが、空軍基地にてやるしか無いかな?

まぁ、訓練施設も併設するけどね。

〔仕方ない、訓練教官には苦労してもらおう 〕


陛下専用と王太子専用機はFーⅠセイバー戦闘機ベースでロイヤル仕様にして作るべきかな?

それとも新型を作った方が良いかな?

〔降下服も魔導装甲騎士仕様で作った方が良いよね? 〕


4月のロンドン空軍基地のお披露目には間に合わないけど、秋までにはできるかな?

そしたら秋のお祭り(文武際)の時にお披露目かな?

〔それぐらいは待ってもらいましょう 〕



なお、例の写真を献上したら、陛下は驚いていた。

後に聞いた話では、アンドリュー王子は喜んでいたらしいけど陛下は苦笑いだったとか?

〔必死に追いかける陛下の姿に王妃様方が大爆笑していたらしい 〕


この写真、今は離宮の在る場所(ダイニング)に飾って在るそうです。

まぁ、プライベートルームだから良いけどね。

〔メイドさん達は前を通る度にクスクスしているらしいけどね 〕




10ーⅥ

ソコソコ大きい浮游城?

でもどうやって浮くのかな?


あれって落とせるかな?


結局決まった王国統合空軍の設立!


さて、陛下専用機をどうしようかな?



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