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10ーⅡ話 18歳 国際会議②

10ーⅡ話です。


会議は踊る?


10ーⅡ話


こうして始まった軍事部門の会議だったハズだが………


「所でブルー卿、あの駆逐艦? と言う船は何だね? 何故帆が無いのに進むのかね? 」 ウラジミール参謀長


「しかもあの大砲、随分と口径が小さいが、結構強力だろうね? 」 エルフィン参謀次長


「後、王城に居たあの戦車? って言うものは何だね? 」 ガルム師団長


「私は噂の魔導航空機を見せてほしいが、頼めるかい? 」 カシム師団長


「あ~、皆さんの気持ちはわかりますよ。私ん所はそれらでボコボコにされたからね(笑) 」 グラハム騎士団長


何故か関係の無い質問が来てるよ?

そしてしれっと自虐しないでほしいよ、グラハム騎士団長!


「兎に角、今回はソビエ聖国の空中城に関しての話し合いですよね? それでは、今回被害に会われたウラル公国のエルフィン殿、空を飛ぶ城の詳細な情報をお願いしますね 」


「まぁ、そうだね。事の始まりから話しましょう。実は……… 」


エルフィン殿からは城に付いてはたいした情報は無かった。

一応、高度は1000m位で飛行して来ての岩落としだったらしい。

〔そのせいでウラル要塞はズタボロで生き残りを即撤退させたらしい 〕


偶々、エルフィン参謀次長が占領中のクスノヤルク街に視察で居たらしく、ウラル要塞方面からモウモウと上がる煙を見て事前に計画していた撤退作戦を即実行したらしい。

元々奪還されるのを予期していて準備はしてあったので混乱も無く撤退できたが内容がちょっとした焦土作戦だったので、聖国は実入りがほぼ無い状態になったそうです。

〔まさか、住民、物資ごと避難させるとはね。確かに聖国には実入りは無いよね(笑) 〕


現在の空中城の位置はイルツークツダンジョンの隣に戻って居るらしい。

恐らくは補給の為だろうとの事。

〔補給ねぇ……… 何の補給やら? 〕


空中城に関してはこれ以上の情報は無さそうだった。

ただ、気になるので聞いてみた?


「イルツークツダンジョンに居るのですよね? その場所に巨大な魔方陣を見たとか有ったとかの情報、有りませんか? 又は噂の程度でも良いのですが……… 」


「それなら噂程度だが、その城を築く前に巨大な魔方陣らしきの所に建てていたと報告が有った様な? 防御用の魔法障壁の陣かと思ったよが? 」 ウラジミール


「確かにそんな噂話を聞いたな。防御用の魔法陣かと思うが? 」 エルフィン


「ウ~ン、私の所は奴隷をかき集めて建築してると聞いてる。もっとも犯罪奴隷という無下な国民をな! 」 ガルム


「あの国は元々おかしな国ですからね。いまだにこのイングスランド王国は自分達の属国だと言ってるそうですね? 」 カシム


「あの国に対しては我々ナンギン帝国も困ってますよ。今回、うちの元第1帝子を(そそのか)した結果の海戦だったので。現在、唆して色々と買わせて儲けた貴族や商人等の関係者の捕縛中ですしね。もっとも既に国外に逃げた奴も居るので後程手配書をお渡ししますので好きに使って下さいね 」 グラハム


ウワァ、グラハム騎士団長は国外に逃げた奴に追い討ちしているよ。

国外に逃げた聖国系の人物を教えて捕まえて情報を吐かせても良いし資産を押さえても良いしね。

〔しかし楽に丸投げしてるね(笑) 〕


可能性として次は………


「可能性として次に狙われているのはウラジオストク要塞の隣の要塞かな? 」


「な、何ですと! 我が国のカミショヴィ要塞を 狙うと! その根拠は? 」 カシム


「これはうちの情報部からでね、聖国はウラジオストク要塞の隣に巨大な魔方陣を作ってるんだよ! しかもただ、ダンジョンの魔力を放出する陣なので何の為か判らなかったけどこれで浮遊城がウラジオストク要塞に現れたら間違いないでしょうね 」


「それならうちの情報部からも上がってる。何か作ってるとは言っていたが、まさか魔方陣だったとは! 」 ウラジミール


「何と、そんな物を作っているのか、聖国は! 」 カシム


「すると何処でもあの岩落としを行えるのか! 」 エルフィン


「可能性は有りますね。ただあの空中城、実際にはどのぐらい魔力が必要で航続距離がどのくらいなのか、岩の積載量が最大どのぐらいなのかがわからないですね。どんな原理で浮いているのかもわかりませんしね? 」


まぁ、占領できればわかるかぁ。

もっともどうやるかだけどね。


「ん、その様子だと何か方法が有りそうですね? 」 ウラジミール


「ブルー卿、まさか取り付く気ですか? 相手は空中ですよ? 」グラハム


「え、無理でしょう? あの高さですよ? 」 エルフィン


「まさか例の魔導航空機ですか? アレではそんなに乗り込めないでしょう? 確か2人乗りですよね? 」 ガルム


「しかも20騎位しかまだ無いのですよね? どうするのですか? 」 カシム


ヘェ~、結構うちの情報も漏れてるのかな?

セイバーの性能も結構バレてるみたいだね。

〔まぁ、ナンギン帝国であれだけ暴れたらばれるよね 〕


でも、ちょっと古い情報かな?

セイバー航空隊は1個航空団33機体制と航空教導隊11機体勢になるからね。

〔あ、王都にも王国空軍1個航空小隊11機配備するんだった! 〕


後は作り置きしたセイバーに今回の戦利品を組み込んで訓練して配備するだけどね。

あ、何時やろう?

〔忙しいからガイアス君送った後かな? 〕


実際には別の方法だけど黙っておこう。

もっともグラハム殿は気付いてそうだけどね。

〔準備に結構掛かりそうだからね 〕


結局、今の所は対処方法が無いので情報収集をしていき、各国で共有していく事に。

次の会合も一応、決まったけど?

〔皆さん、どうしました? 〕


ウ~ン、まさか我が国の陸海軍を見学したいって何?

あ、グラハム殿が言い触らしたな!

〔ウ~ン、コレばかりは一存ではねぇ 〕


もっとも後で、本会議(各国の代表者)でうちの陛下が許可してたらしい。

もう、陸海軍の上層部が右往左往してるよ!

〔全く陛下の無茶ぶりには……… 〕


結局は、うちの強襲揚陸艦ブルーの見学会(搭載車両も)とセイバー隊のお披露目飛行となりましたけど、どうするの?

え、丁度学園の文武際が有るから次いでにって何?

〔まぁ、小石隠すなら砂利の中だけど結構な無茶ぶりですよね? 〕


現在、郊外に建設中の航空基地はまだ完成してないし、またシーライオン07呼ばないとダメだろうな。

そうそう、シーライオン07は艦番をBU201になるんだった。

〔改装して、艦種も航空揚陸艦になるんだよね。航空揚陸艦シーライオンBU201ってなるかな? 〕


一応、ブルー辺境伯海軍はBU、王国海軍はIR、バーミンガム辺境伯海軍はBG、エジンバラ辺境伯海軍はEBと決まった。

それぞれ所属と艦番号を付ける事となったよ。

〔今まで結構混乱してたからね、統合連合海軍の戦略作戦課と港湾課関係者がね(笑) 〕


後、階級章も決まったよ。

一応、僕(前世の知識)からそれらしく提案してみたら通っちゃったよ!

〔もっともブルー辺境伯爵軍では既に採用してあったりして(笑) 〕



極秘会談後、表向きはブルー辺境伯領、ワンタイ島沖事変(この世界初の本格的艦隊戦?海戦?)は、11月1日時点でイングスランド王国、ナンギン帝国間の平和条約締結を持って正式に終った。

平和条約の中にはブルー辺境伯爵領とワンタイ子爵領間の通商条約、相互防衛協定等の締結も有ったが目立たなかった。

〔気付いている人は焦ってるだろうね。すぐにケインさんが押し掛けて来たけどね(笑) 〕


それで平和条約記念で文武際前日に記念パレードとなりました。

さて、仕方がないので少し派手に催しましょうか!

〔11月5日にパレードですね 〕






ブルー辺境伯爵軍階級章(3019年1月時点)


階級:代表的な役職

元帥:名誉職 (基本、陛下)

大将:事実上の軍のトップ (基本、僕)

中将:参謀長、艦隊司令長官

少将:参謀、艦隊司令副長官

准将:参謀見習い

大佐:戦艦、空母、強襲揚陸艦の艦長又は師団長

中佐:揚陸艦の艦長又は旅団長

少佐:駆逐艦クラスの艦長又は大隊長

大尉:哨戒艦クラスの艦長又は大隊副長

中尉:中隊長 (マックとバスター先輩は今ココ)

少尉:小隊長

准尉:士官見習い(優秀な幹部候補生はここから)

兵曹長:分隊長(オニ軍曹)

1等兵曹:分隊幹部

2等兵曹:分隊の下っぱ

上等兵:熟練兵士

1等兵:基本の兵士(訓練上がり)

2等兵:新人訓練兵


この階級章を元に決まった様です。

マァ、命令系がはっきりできるからね。




10ーⅡ

しかし浮遊城の話が………


唐突に決まる観閲式って何?


あ、階級章作って見ました。

大体こんなもんかな?



明日も投稿します。

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