0話 衝撃的なプロローグ
プロローグです。
先ずはお約束の転生前のお話からです。
まさかの試験があるなんて!
でもあの女の子は誰?
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「戦艦てかっこいいよなぁ 」
僕は今大○ミュー○アムの戦艦大和の模型(1/10スケールデカイ )の前で一人呟く。
今日は久々の休み(本当に久々の休み・・・忙しすぎるんじゃ )なので遊びに来た。
ま、呉まで遊びに来てるから呼び出されてもすぐ戻れる距離ではないので大丈夫かなと思いつつ羽を伸ばしている。
「日本の戦艦は美しいよな……… 」
しかし見れば見るほどう〜んとおもってしまう。
大和級にはあまり知られていないが何箇所か弱点となる部分がある。
〔大和の撃沈の件もあるが武蔵の爆沈もしょうがない一面もあると思う 〕
「変なところでケチって作ったらしいからかなぁ〜…………… 」
「………それ本当なの!? 」
突然声をかけられびっくりして周りを確認するが誰もいない………と思ったら下を向くと5〜7才位のセーラー服姿(旧海軍風??)の格好した女の子が立っていた。
親にコスプレでもさせられているのかな?と思いつつなぜか説明したくなってしまっていた?
「大和級は建造当初、予算資源の節約の為防御装甲を重要部分のみの集中装甲方式にしてみたり副砲をなんちゃって軽巡洋艦最上級〔後の重巡洋艦〕の砲搭をそのまま使ってみたり最大船速を速くする必要がないと28ノットぐらいでいいとしてみたりなどと当時の人は色々やらかしてるみたいですよ」
と説明しみた。
「じゃあなんで武蔵は沈んじゃったのかな〜」
との質問?
諸説いろいろあり一概には何とも言ないので答えに困ったが大和模型の方を見て
「これは自分の憶測なのだがたまたま一番砲搭辺りの左舷か右舷の所に雷撃が当たったためそこからの浸水に耐えられなかったのかも? 」
「何で耐えられなかったの? 」
「どうもその辺りは装甲が薄く隔壁を増やし浸水を封じるつもりの設計だったらしい 」
「それぐらいなら浸水を防げたのじゃないの 」
「元々魚雷1〜2発位耐えるだけ?の設計だったらしいのでまさか5~10発の魚雷が当たる想定外のことが有ると思わなかったみたい。なのに速力が出たまま進めば浸水する→隔壁が壊れる→穴が大きくなる→浸水が増える→隔壁が壊れる(以後ループ)となり沈んだ見たい。大和も似たように沈んだようだね……… 」
「…………………」
「ま、あくまでも自分の憶測だし諸説ありだからね気にしないでね……… 」
「どうしたら沈まないようにできる?」
「方法は有ると思うが絶対はないからどうだろ? 」
あれ?なんで小さな子供に説明したのかな?と思って女の子の居た所を見たらいなかった。
何処に行ったのかなと周りを見て誰もいないことに気付く。
〔何故誰もいない? 〕
はて? どうなってるのかな? と思った瞬間"ピカッ! "と光りおもわず目を瞑ってしまった。
「お〜い!そろそろ目を開けてほしいんじゃがの〜 」
恐る恐る目を開けると綺麗なお姉ちゃんが立っていた。
よく見ると周りは真っ白な空間でどうなってるかわからなかったが。
「ま、綺麗だなんて! ぽ♥ 」
と照れていた
「え~と、俺なんか言ったかな? 」
「私は一応女神様だから貴方の考えてる事は分かるわよ 」
との回答。
「え………女神様? 」と驚くと更に驚く事を言い始めた。
「え〜・・・さん貴方は実はお亡くなりになっています。新幹線の中で…………」
へェ‼ と思いつつ なぜ? と思ったら
「死因は心筋梗塞、ぶっちゃけ過労死です。もう働き過ぎですよ♥ 」
と言われてしまった
軽! と思いつつじゃあ何故○和ミュージ○ムに? と思ったら答えがあった。
「実は君には別の世界の知り合いの神様(妹)が管理している世界に行ってほしいのだが一つ困った件があってその為の試験をしていたの。もちろん君は合格よ♥ 」
………何故かものすごく残念臭がしたような気がしたが気を取り直して
「何の試験ですか物凄く気になるのですが? 」
「残念臭てなによ‼ ま、いいわ試験内容はひみつ♥ あちらの世界に行ったら向こうの女神に聞いて見てね♪ 」
なんだそれと思った瞬間、またピカッ・・と光りまた目を瞑ってしまった。
「あの子をよろしくね……… (ちょっと…………だけどね♥) 」
なんかやな予感しかしないまま僕は気を失なった。
「あの~すみません。そろそろ起きてくれますか? 」
目を覚ますと目の前に幼女? がいた?
「貴女はどなたですか? 」
「え~と一応聞きますが向こうで話は聞いてましたか? 」
「え、………そういえばザンネンな自称女神? が "こっちに着たら妹? に聞いてね♥ "とか言ってたな? もしかしてその妹さん? 」
何かプルプルしだして
「あのダメ女神、なにやってんのか! まったく仕事もまともにできないのか! いつまで…………」
何か悪口言い出したぞ? いつまで続くのかな?
…………1時間後…………
「………だからどうしょうもない! ………て………あ、ごめんね。ほっといて」
「え~と、つまりあなた様はこちらの女神様ですよね? 」
「はい。この世界の女神、アルテナです! 」
「私は…………? あれ名前が思いだせない? 何故だ」
「あぁそれは転生するために生前の名前を覚えていてもしょうがないからね。消して有ります。仕様ですよ? 」
「はぁ、仕様ですか………もしかして転生ですか? 」
「そう言う事です。話が早くて助かります。あなたには私の世界に転生していただきます 」
「………一応、聞きますがどんな世界ですか? 」
「勿論、剣と魔法の世界ですね。詳しく話しますと…………… 」
アルテア様の話によると、この世界は地球型の惑星で大きさは火星程。
3つの大陸が有って北と南には氷の大陸ががあるので近づけないし、誰も住んではいなかった。
〔極地には住みづらいよね 〕
文化レベルも地球で言うと中世中期、大航海時代的な様だった。
もっとも海にも魔獣がいるので交易は大変だった。
〔船は帆船が支流、陸も馬車輸送が大半らしい。そのため交易は細々になってしまっているような? 〕
それぞれの大陸は人族、獣人種族、魔族の大陸ですみ分けていてそれぞれの大陸はそこそこ離れているため、船による交易でお互いに貿易をしていた位だった。
〔勿論、各大陸には大小様々な国が有って大陸ごと統一されてはいなかった 〕
魔族中心の大陸がマジニア大陸で、この大陸は魔素の濃度が濃く魔族が住むには理想の地だった。
そして各々種族別に国を作って住んでいた。
〔ちゃんと住み分けているんだ 〕
国々はお互いに不戦協定を結んでいて今のところ平和な大陸だった。
もっとも魔物も強いのが闊歩していて争っている場合でもないらしい。
〔怖いな、そこ! 〕
獸人中心の大陸がステップ大陸で、この大陸は逆に魔素が薄く草原や森が多く獣人達がそれぞれ部落を作って住んでいた。
国そのものはないが、部落毎に族長が納めていて、何か有れば族長が集まる族長会議が複数あってそこで色々と決めている様だった
〔まぁ、そこそこの争いは有るらしい 〕
そして問題ありありの人族中心の大陸がフリーダム大陸で、この大陸は魔素は他の大陸の中間でいろんな国が有って中には人族中心主義の国、宗教国家、帝国主義な国等、様々な国が争っていた。
「貴方はフリーダム大陸のあるマトモな国に転生してもらいます。勿論、色々とサービスでスキルをつけといたから後で確認してね。それとコレが本題なのよね……… 」
「何か聞くのがこわいんですけど……… 」
「そう言えば、こっちに来る時に小さな女の子に会わなかった? 」
「そう言えば、何か会話をした………あれ? 何だっけ? 」
「まぁいいわ、その子の相手になってくれないかな? 」
「………普通に考えてもその子人では無いよね? 」
「そうね、でも貴方は会いに行くことになるわよ。そうね、10才になったらね 」
「そうですか………なるだけマトモな国でマトモな親の所でお願いしますね 」
「そうね、産まれる所は後のお楽しみかな。因みにどうする? 生まれたらすぐに覚醒する? それとも3歳、5歳、7歳で覚醒する? どれが良いかな? 」
流石に赤ちゃんプレーは避けたいな!
「そうですね3歳でお願いします。そのくらいから色々とやれそうですから? 」
「ま、確かに赤ちゃんからは恥ずかしいですよね(笑) えぇ、3歳に覚醒する様にしときますね。それと5歳の時に協会で洗礼と言ってステータスがわかる様になるけど貴方はその前でもわかる様になってるからそれを見て修行しなさいね。それとこれはおまけでステータスを偽装できるスキルを付けといたから活用してね 」
「はい、わかりました。色々とありがとうございました。アルテナ様 」
「良いのよ。ごめんね、バカな姉のせいでもあるしね♥ 」
「それには同意させていただきます(笑) 」
「さぁ、時間ですね。洗礼の時にまた会いましょう。貴方の新しい旅立ちに祝福を♥ 」
そう女神様が言うとホワイトアウトして意識を失った……………
「さぁ、バカ姉のお仕置きに行かなければ! 」
そう言って颯爽と走るアルテナ女神様だった。
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いかがでしょうか?
一応は、修正前とは大筋の話は極力替えません。
誤字報告もよろしくお願いいたします。