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雪華散りゆき夜叉となりて…  作者: フランスパン
第四部 決戦編
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五六話  傷をなぞる涙


 菊水は暗い廊下に座っていた。

 一瞬眩い光が煌めいたかと思うと、次の瞬間には全く知らない場所に居た。

「……これは一体」

 どうやら陰陽師の術らしい。一瞬で別の処へ移動できるなど、やはり陰陽師はすごいのだと菊水はとても驚いた。

 だがただ驚いて居る暇はない、早く雪を見つけなければならない。

「早くあの子に『手当て』をしなくちゃ……」

 幸運な事に玉藻からは逃れられた様だ。この隙に雪を探すのだが、どこへ行けばいいのか分からない。

 とにかく、目の前の廊下を進んでみると、長い渡り廊下に出た。

 壁が無いので湖からの風が頬を撫でて行く。まだ夏だと言うのに、肌寒い風だった。

「……雪」

 嫌な予感がする、何か悪い事が起こる様な気がしてならない。

 早く雪を見つけなければ、早く『手当て』をしなければ、気持ちは焦るばかりだった。

 しかし、腱を斬られた足では速くは歩けない。この足が憎くてたまらない。

 だが一歩ずつ歩かない限り、雪の元へ行くことは出来ない、菊水は足を引きずりながらも雪を探して渡り廊下を進んでいった。



 龍久は二人の戦いを見ている事しか出来なかった。

 頼りの綱の葛葉は、玉藻の攻撃で負傷してしまい最早成す術がない。

 この何も出来ない状況が苦しくてたまらない。

「雪、土方さん……もう止めてくれぇ!」

「無駄だ龍久、この硝子に隔たれて声は届かない」

 必死にマジックミラーを叩く龍久の手を掴んで押さえつけた、既に彼の手はすり切れて、血が出ていた。

「ふふっ、その通りだぞ南雲龍久、せいぜい見世物を楽しんでみていろ」

「ふざけるな――っ」

 龍久が玉藻に向かって怒鳴った正にその時で会った――。


 雪がマジックミラーに激突した。


 眼を離した一瞬の間に、何が起こったのか分からない。

だが土方が拳を振り下ろしていて、殴られたと言う事は分かった。

「雪、雪ぃ、頼む気が付いてくれ!」

 龍久は急いで雪の元へと駆け寄り、マジックミラーを叩いて気づいてもらおうとするが、声は届かない。

「……雪ぃ」

 こんなに近くに居るのに、この隔たりさえなければ今すぐにでも抱きしめられるのに、そして教えてあげたい、雪と同じ存在、本当の父親の菊水が居るという事を――。

 雪はよろよろと立ち上がると、土方に向かって走り出した。

「玉藻、このままじゃ雪が死ぬぞ! てめぇの目的は雪を捕まえる事じゃねぇのかぁ!」

 このままでは玉藻の目当てである雪が死んでしまう。そんな事は絶対に許されないはずだ、菊水と雪両方そろって玉藻の目的は達成されるのだ。

「その通りだ、でもなぁ『夜叉』を捕らえるのは結構骨が折れるのだぞ?」

「なにぃ……」

「お前達が菊水を連れ去ったせいで、『夜叉』になったあの女捕まえるのはかなり難しい、何せ言葉で正そうにも人の話が通じる状態ではない……そうなれば多少の強行手段も止むおえないと言う物よ」

「龍久、あれを見ろ!」

 斎藤がそう言って指を指した。そこには見覚えのある男が一人。

「よっ陽元! なんであいつが向こう側に居るんだよ」

 二人のすぐ側で抜身の刀を持った陽元が居た、だがその眼に黒くて不可思議な物をあてがえている。一体アレが何なのか龍久には分からない。

「あそこに『呪』を掛けたのだ、こちら側しか姿が見えなくなる術をなぁ」

「お前陽元を使って何をする気だ!」

 抜身の刀を持っている時点で、何か悪い予感しかしない。そしてそれを裏付ける様に玉藻はあの気味の悪い微笑みを浮かべる。


「抵抗できぬ様に手足を斬るのだ」


 それは人の言葉ではなかった。

 人間はこんな事言いはしない、この前の前に居る男は人間ではない。

「なんで……雪はお前達にとって『神』なんだろう! なんで『神』を傷つけるんだよ!」

「『神』? 笑わせるのも体外にしてもらおうか、『神』は『神』でも『女』では意味がないのだ、玉座に『女』が座れるのか? 『女』に政治が行えると言うのか、ええん? 用があるのはあの女の子宮だけだ、後は別に要らぬわ……それに手足を捥いでおけば人の手を借りねば生きてゆけぬ、もう二度と我々に逆らう事も出来ぬわ、あはははっ」

 そう高笑いする玉藻。

 一体何がそんなに面白いと言うのだろう。『神』だと祀り上げて置きながら、『女』だからと言う理由で、四肢を捥いで子供を産む為だけの道具にしようとしている。

 龍久は初めてこの陰陽師の恐ろしさを心底思い知った。

 この男は人間の屑だ。

「……でも、陽元が雪の手足を斬れる訳ねぇだろう!」

 雪にはあの『眼』がある。陽元程度の人間があの回避能力を前にして、上手く立ち回れるとは思えない。

「別に四肢全てを斬る訳ではない、利き手利き足で十分だろうし処置の方法ある、それに『眼』についても考えたぞ」

 玉藻がそう言うと、向こう側で丸い物が宙にぷかぷかと浮かんだ。それは金属で出来ていて、砲弾の様にも思えるが、それよりも小さい。

「――――っ」

 それを見た葛葉が酷く驚いて、声を上げようとするのだが、まだ治っていないので音にならない。

「そうだ法師、これもお前が嫌いな未来の技術で作ったものだ! マグネシウムを私の術で生成して作った閃光弾だ」

「それでどうしようって言うんだ、一体何が起こるっていうんだ」

「ふふっ、見れば分かる」

 そう言って玉藻は人差指を動かす。すると閃光弾も同じ様に動き、二人の真上に浮かんでいる。

 土方が中段に構え、雪が村正を握り締めている。今にも最後の決闘が始まってしまう。このままでは、玉藻の思う壺になってしまう。

 龍久は何とかして雪に危険を伝えたかったが、完全防音では何一つ届かない。

「雪、雪ぃ!」

 マジックミラーに張り付いて雪に必死に呼びかける龍久、そんな彼をまるで見下す様に微笑むと玉藻は人差し指を降ろした。

「これで王手だ」

 閃光弾からピンが引き抜かれると同時に今にも斬りかかろうとしていた二人の間に、閃光弾が落ちた。一体それが何なのか二人には理解する暇もなかった。

 

 刹那眩い閃光が迸った。


「――――っ!」

 葛葉が怪我の激痛に耐えながら、斎藤と龍久を押し倒して、視線を床に追いやった。

「うわっ――」

 眼を開けていられないほどの強い光、それが龍久の眼を襲う。

 月よりも星よりも太陽よりも眩い光、それが一瞬にして部屋中を照らし、消えて行った。



「うっうああああああああああっっ」

 誰よりも先に声を上げたのは雪だった。村正を持ったまま目を押さえて苦しんでいる。それでようやく分かった、あの閃光で雪の眼を潰したのだ。彼女の最強の武器を――。

「こいつは……」

 土方は驚いて居た。自分の周りに透明な壁の様な物が出来ていた。

 確かに眩い光だったが、目を瞑す様な物ではない。太陽の光程度だ。

「まさか……」

 懐にしまっていた『護符』を出すと、無残にも真っ二つに裂けていた。どうやらこれが自分の身を護ってくれたらしい。

「あっああ、痛いぃ、眼が、眼が見えないよぉ!」

 だが『護符』も何も持っていない雪は、その閃光を直接見てしまった。それは失明するのに十分すぎる光量だった。

 眼の痛みに悶える彼女の真後ろに、男が立って居た。それは宇都宮城で見た事のある男で、そいつは強い光から眼を守る為、黒い硝子の様な物をはめ込んだ物を付けていた。

 そして何より抜身の刀を、雪目掛けて振り下ろそうとしている。

「避けろ!」

 土方がそう叫んだが、眼の痛みで苦しんでいる雪にそんな言葉は届かない。


 凶刃は、振り下ろされた――。



***


 菊水は足を引きずりながらも前へと進んでいた。

 雪の為に、早くしなければと思うのだが、こんな足では一向に前に進めやしない。

「あれは……」

 渡り廊下が終わり、ようやく部屋の明かりが見えた。あとほんの少しで部屋にはいれると言う時であった。

 菊水の視界に白髪白皙の『夜叉』が映った――。

「雪!」

 上野で別れてからずっと会いたかった、愛する人の娘。

 早く駆け寄って、『呪』を解かなければそう思って歩きだそうとしたのだが、慌てるあまり菊水は自分の足に引っ掛かって、盛大に頭から転んでしまった。

「痛っ!」

 しかしそれと同時に、頭上を強い光が駆け抜けて行った。太陽よりも眩いその閃光は数秒間煌めくと、消えて行った。

「なっなんだぁ今の……あっ!」

 見ると、雪が叫び声を上げながら眼を押さえて苦しんでいる、あの光で眼をやられてしまったのだ。

「はっ早く、早くしなきゃ」

 菊水は急いで立ち上がろうとするのだが、手すりまでがとても遠くて手が届かない。彼は一度座ってしまうと、人の手を借りるか何かに捕まらなければ立ち上がる事が出来ない。

 菊水は自分の全ての力を使って、手すりへと手を伸ばそうとするが手が届かない、這って行こうにも時間が掛る。

「僕の足、お願いだよぉ立ってくれよぉ!」

 菊水は上体を起こして床に座った状態になる、だがそれでも立ち上がる事が出来ない。

 自分の足首に触れてみるが、やはり治らない。

 この数一〇年、何度やっても自分への『手当て』による治療は利かなかった。

 自分を治す事は出来ないのだと諦めていたが、今は縋らずにはいられない。

「お願いだよぉ、あの子の所へ行きたいんだよぉ!」

 無情にもその場から動けない菊水の眼に、抜身の刀を持って雪へと近づく、陽元の姿が見えた――どういう訳だか分からないが、陽元が雪を斬ろうとしている。

 雪の身が危ない、今すぐに知らせないといけない。

「雪ぃ、逃げてぇ!」

 しかしどれほど菊水が叫んでも、その言葉は誰にも届きやしない。

 早くしなければ、雪が斬られてしまう。

 何もできない自分が悔しい、ただ見ている事しか出来ない自分が憎い。

 こんな足でなければ、こんな足が無ければ、今すぐにでも雪の所へ駆け寄るのに、菊水の中に今まで思った事のないほどの強い思いが込み上げてくる。

 子供の頃玉藻に捕まって足の腱を斬られてから、ずっと反抗せずに生きて来た。

 ずっとそれでいいと思っていた、でもこればかりは違う。

(誰か、誰か桜子さんの娘を守ってよぉ)

 何もできない菊水は、ただそう願った。誰か強くてかっこいい誰かが、彼女を守ってくれる事をただ願った。

 しかしそんな彼の頭の中で、ある言葉が響いた。


(――――雪に父親として認めて貰う事だけ考えていて下さい――――)


 それはずっと前に龍久に言われた言葉。

 そう、彼女は桜子の娘ではない――――桜子と自分の娘なのだ。

 他の何にも代え難い、この世界にたった一人の自分の娘。それを一体何者が救ってくれると言うのだ、娘を救えるのは――父親である自分だけだ。

(雪を! 雪を助けるんだ!)

 強い思いと共に、菊水は足に力を込めた。まるで棒の様に重い足はピクリとも動かない。

 菊水は力を込める。体中のありとあらゆる力を、足へと込めた。

 しかしそれでも足は動かない、あまりの苛立ちに菊水は怒鳴った――。

「動けよ、この愚図!」

 

 すると右足が床を踏み込んだ。


 右足が前に踏み込み、体重が前方へとかかる。

 そして左足で床を蹴り飛ばした時には、既に菊水の体は動き出していた。

 腕を振り、足を前に踏み出して、走っている。

 体の奥底の方で何かが熱を帯びているのを感じる、たった一つの思いが莫大な力を生み出した。

 雪が眼を押さえて痛がり、土方が雪に向かって叫んで、陽元が振り上げた刀を振り下ろす、正にその瞬間の事であった――菊水が、雪の前に現れた。

 彼の事を認識する前に――――凶刃は、振り下ろされた。


 その斬撃は、菊水を斬った。


 左胸から真下へと斬り裂いた一閃。

着物へと滲んで行く赤い染みが、その傷の深さを表していた。

「ひっ、きっ菊水!」

 陽元は自分が斬った相手をようやく認識すると、刀を落として後ずさりした。

「…………」

 菊水は無言で陽元を睨みつけた。彼のその様な表情を見るのは初めてで、それはとても恐ろしかった。陽元は初めて菊水に対して恐怖に震えた。

「……はあっ、はあ」

 菊水は睨むのを止めて後ろを向いた。

 口から血が垂れて来るが、そんなもの今はどうでもいい。

「…………雪」

 白皙白髪でまだ愛くるしい少女の様な面影が残っている。菊水は眼を潰されて苦しんでいる雪の瞼にそっと触れた。

 突然誰かに触れられて驚く雪だが、眼の痛みが引いて行き、瞼を開ける事が出来た。

「……なっ、だっ誰だ!」

 あの時上野で見た男だった。自分に不可思議な言葉をかけて来たあの男――。

 菊水が雪に向かって手を伸ばすと、雪は警戒して身構えた。

 だがそれでも彼は彼女の頭に手を添えた。

 そして、そっと優しく撫でた――。

 一体なんなのか、雪には分からない、攻撃ではなくて優しさに溢れるこの男の行動が何なのか、雪には分からなかった。

 それでも、菊水は精いっぱいの微笑みを浮かべた。

 ずっと伝えたかった言葉。

 一番大切な彼女に掛けたかった言葉。

 菊水は最大の慈しみと笑顔と共に、それを言った――。


「愛してるよ、雪」


 父親として何もしてあげられなかった。

 一緒にいる事も、遊ぶ事も、学ぶ事も、笑う事も、泣く事も、何一つ出来なかった。

 こんな最低な父親だけれども、この言葉だけはどうしても伝えたかった。

 この思いだけは、どうしても知っていて欲しかった。

 この愛情だけは――。



 そして菊水は倒れた。


 力を失った体は、雪へともたれ掛った。

 雪はそれを振り払う事も出来ずに、無様にも尻餅を着いてしまった。

 いつもの彼女なら簡単に振り払う事も、避ける事も出来るはずなのに――。

「おっ……お父さん?」

 雪は戸惑いながらも、自分の腕の中にいる菊水に向かってそう言った。

 だが違うのだ、違うはずなのだ、自分の父親はなぜか視界に映るあの陽元なのだ。 

それなのに、なぜか体中の全ての細胞が言って居る、この胸の奥の魂が叫んでいる。

この人が自分の父親だと言う事を――。


 雪の右眼から、傷跡をなぞる様に涙が一筋毀れた。

 


「どうして、菊水さんがぁ……」

 龍久は恐怖で体が震えるのを感じた。今起こった事が現実ではない遠い所で行われたものだと思いたかった。

 菊水はおいて来たはずだ。それなのになぜこんな所に居るのか、何もかもが分からない。

 龍久は自分の頬を流れる熱い雫に気が付いた。

 この感情を表すのは涙だ、自然と流れたのだと思ったのだが、ふと横を見ると斎藤と葛葉も、そして向こう側に居る土方も、同じ様に眼から一筋だけ涙を流していた。

 まるでそれは、『神』が一柱亡くなった事を、体が自然に感じ取った様にも思えた。

「なっなんという事ぉ……せっかくの『神』になんという事をしたのだ陽元!」

 玉藻は怒りながらそう叫んだ。自分で命令しておきながらなんという身勝手だろうか。

『しっしかし、陰陽師殿……こっこれはこの男が勝手に飛び出して来たのです!』

 陽元の声が玉藻が手元から聞こえる。彼は音と言う字を丸で囲んだ図形が描かれた札を握っていた。

 どうやらあれは向こう側の音を通す物らしい。だが陽元の声だけではなく、そこから雪の声も聞こえた――。

『お父さん、お父さん……お父さぁん』

 それは酷く胸を締め付ける、哀しい声だった。

 雪は菊水の体を揺らして、必死に本当の父親の温もりを感じようとしていた。

それはあまりにも哀しすぎる光景だった。

(――僕の事分ってくれるかなぁ……、いきなり父親だって言われても、困るよねぇ――)

 それは随分前に、菊水が言った言葉。それが今、龍久の頭で蘇って来た。

 彼はずっと雪に父親だと分かってもらえるか心配していた。拒絶されないか不安だった。

「菊水さん……、雪分かってくれましたよぉ」 

 龍久の眼から大粒の涙が零れた。

 だがこんな物ではない、望んだものはこんなものではなかったはずだ。

 父親として娘と分かり合いたかったはずだ、ずっと一緒に居たかったはずだ。

 一緒に同じ時を過ごしたかったはずなのだ。

「くそう、こうなれば睦仁の子供を孕ませてそれを次の『天皇』にするしかあるまい……おい陽元、その女引きずってでも連れてこい!」

 『女系』にならない様にするには、『男系』である現在の天皇の子供を産むしかない。『真の天皇』ではないが、こうなってしまった以上それ以外の方法が彼には思い付けなかった。

「おのれぇ、もう少しで最強の『神』が生まれる所だったと言うのに……」

 悔しそうに言う玉藻を見て、龍久の腸は煮えくり返っていた。

 今この男のせいでこんな事になってしまったと言うのに、自分の事しかまるで考えていない玉藻が憎い。

 龍久はこの男を腹の底から殺してやりたいと思った。

「この糞野郎がぁぁぁぁ!」

 怒号と共に、龍久は刀を強く握った。

 相手が陰陽師で自分では勝てない存在だと言う事を、龍久はストンと忘れていた。怒りに任せて、玉藻の結界目掛けて斬りかかろうとした。

 しかしそんな彼の視界に、一つの人影が映った。

 菊水が走って来た通路から、ゆっくりと何者かがこの部屋へとやって来た。

 まず見えたのは、長く垂れ下がり片目を隠している前髪、もう片方の目に施された蛇の刺青。染み一つない白い着物、更にその上から紫色の羽織を着ている。

「嘘だろう……」

 龍久は言葉を失った。

 なぜならそれは、その場に居るはずのない人物だったからだ――。


 それは、玉藻であった。



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