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雪華散りゆき夜叉となりて…  作者: フランスパン
第三部 維新編 
53/74

なかがき&登場人物紹介弐

※これは本編ではありません!

 作者のつまらないぼやきや、キャラクターへの偏見を綴った物です!

 本編ではありません! はんぺんではないのです!!

 なかがき&登場人物紹介弐


 【なかがき】

 はじめましての方、はじめましてこんにちは。

 おひさしぶりの方、おひさしぶりですこんにちは。

 雪華散りゆき夜叉となりて…(以下雪華)の作者のフランスパンです。

 鳥羽伏見編と維新編を終えて、なんと、ついに! 待ちに待ってないかもしれない、最終章目前までやってまいりました。

 マラソンなら脇腹がはちきれそうになり、東北新幹線のはやぶさなら盛岡の駅に着いて、お鍋で言えばそろそろシメのうどんかご飯を入れようかと思う頃でしょうか。

 そんな区切りの良い……所かもしれないので、前回同様作者のどうでも良い戯言をちまちま書いてゆきたいと思います。



 驚いた人も多い『神』云々の件ですね。

 はい、雪ちゃんはもう初めからそのつもりで作ったキャラクターでした。

 苗字の『天原』も神々の住む国『高天原』から取ったものです(だから何だっていうんだ)。

 

 後醍醐天皇の子孫、つまり真の天皇と言うのは、明治天皇が認めた南朝の家系なのではないのかと言う結論に居たり、色々と風呂敷を広げて行った訳です。

 ここでもう一つ、雪を女の子にした(と言うか『神』を女にした)のには、大きな理由があります。

 それが作中でも触れた、『女系天皇』です。

 日本でも何年か前に色々と問題になりましたけど、見たままですね、女性皇族の血筋の人間の天皇と言う意味なのですが、実際これは二〇〇〇年以上の歴史を持つ日本に存在しない天皇です。

 それは、一二〇代以上続いた皇族の歴史を終わらせる事になるのです。でもその割には、高天原を治めている神の長、天照大御神は女性ですよ? 

 『神』は良くて人間の女は駄目なんて女性差別極みですよ。まるでばい菌扱いだ、ひでぇもんだ、コンチクショ―です。

 男女差別を扱う作品――に一応(笑)しているので、ちょうどいいと思った次第であります。

 

 幕末と言う時代ですからね、基本的に女性に対してひでぇ扱いをするのが当たり前だった時代です。

 そもそも女性の社会的地位向上と言う言葉さえないでしょうね、セクハラとかパワハラとか、パワプロとかもなかった頃です。

 そこに一石を投じる訳ではありませんが、あえてこの作品では『強い女性』を重要な所に据えました。

 雪は頭もよく、武術のセンスもある、正に文武両道の人間です。でもそれを世間は許してくれないのです。

 いくら強くても『神』の子孫だろうとも、これは社会全体と言う大きな流れに押し負けてしまうのですよ。せまり来る強風の中に小さな石を投げたって、風向きは変わりません、そう言う物なのですよ。もしかしたら投げる石さえもないかもしれません。

 それに比べて今の時代は良い物です、こうやって文字を書いてネットに上げるだけで、自分の意思を投げかける事が出来るのですから……だから少しだけ投げかける言葉を考えなければならないのかもしれません。

 まぁ男女差別に着いては本当に難しい問題なのでこれ位しておきましょう。ただ作者なりの答えと言う物を、この作品で書ければいいなぁと思っております。

 


 後はようやく出て来たわけわかんない世界観設定。

 本当はもっと早く出したかったんですけどねぇ、この物語は基本的に龍久君の視点で描かれているので、こういう小難しい世界観の話になかなかならないんですよね(笑)。

 殆ど作品内で説明した通りなのですが、補足と言うか復唱と言うか。

 

 まずこの『世界』があります。(世界が丸いのか私は知りませんが)大きな丸を想像してください。

 これが世界の全体である『界』です。

 そしてその『界』の中には、三つに隔てる層があります。丸の中に横線を二本引いてください。

 これが『階』です、『界』はこれによって三層に分かれております。

 上から『神』が住む『階』、人が住む『階』、死者が住む『階』の三つです。

 それぞれ、自分達の『階』よりも下にしかいけません、上に上がる事は出来ないのです。

 なので、人間は二段目の『この世』か、三段目の『あの世』にしか行き来が出来ない。『死者』は最下層でしか居られない、死んだら終わり――と言う事になります。

 しかし『神』は一番上の『階』いますので、上から下まで自由自在に行き来できます、年間パスポート持ちです。

 

 そしてその『界』ですが、葛葉の言葉では少し分かりにくかったかもしれませんが、無数にあります。

 パラレルワールドと言う奴です。その一つ一つがその『界』が辿らなかった別の『運命』を進んでいるので、全く異なった『界』もあれば、かなり近い『界』もあります。

 『界』はそれぞれ膜の様なねばねばしていないに包まれて居るので、行き来するのはかなり難しいのです。

 いつか、この雪華とはまた違う『運命』を進んだ、雪ちゃんや龍久君たちを描けたらいいなぁと思っています(笑)。



 そしてどっかでちゃんと説明を入れたかった陰陽師達について、ちろっと? ちょろっと? お話させていただきます。

 さてさて、葛葉と玉藻の中身(笑)については、ご想像にお任せします。

 この二人は同じ先祖を持つ他人、的な感じですね。もう血縁的にはとっくに他人です。

 南北朝時代に、二人の先祖は東と西に分かれて、行方不明になった『神』を探しました。その間に、幾つかの派閥に分かれる事になります。

 全部で四つあると言う設定なのですが、果たして作品内で全て語れるか分からないです(汗)。


 陰陽師が使う技に関して、ここに書かせて頂こうと思います。

 彼らの業には幾つかの分類があります。

 まず、彼らのラジコン、『式神』。

 これは色々と種類があります。

 自立して動く者、術者が意識を共有する者など種類は多彩です。前者は紙とか妖怪などと制約を結んで使役します。

 一方後者は制作に時間が掛ります、術者の体の一部(髪の毛とか、血とか)を培養して作る感じです。

 性別を変えたり、見た目を少し変える事は出来ますが、基本的には術者に似ています。(親戚ぐらいに似てしまう)。

 次に、属性の無い『呪』。

 龍久を走らせたり、雪を『夜叉』にした物がこれに該当します。強烈な暗示――という感じです。

 そして、属性のある『五行』。

 これは、葛葉なら水、玉藻なら炎と言う様に一人一つ宿る力の事です。

 木・火・土・金・水の計五種類の属性を、人は必ず持っています、しかしこれを発現出来るのは本当に力のある者だけで、大概の人は使う事が出来ません。

 そして、葛葉が使う『黒点無双』と玉藻が使う『紅点無双』と言うのは、その強化版というか奥義と言うか、必殺技と言うか、大体そんな感じです。

 己の内の力を解放――的な感じです。



 長くつらつらと書いてしまいましたが、雪華は最終章に入ったと言えども、まだまだ先がございます。

 最後まで描き切るよう、最大限の努力をいたしますので、読者の皆様も暇がございましたら、この物語に目を通していただければ幸いでございます。

 


 【登場人物紹介】

 ここからは、必要そうで実はそんなに必要ない、作者の偏見入り登場人物紹介です。


 ●菊水きくみず

 年齢 童顔だけど土方よりも年上。確実に秋生まれ。

 身長 一七〇㎝あるかないか。

 本作の公式ヒロイン。真打であり、誰よりも計り知れない女子力を秘めている。

 菊水と書いてきくみずと読む、きくすいではないし、酒でもない。

 宇都宮城で、龍久君とパンを咥えて道でぶつかって知り合ったかもしれない。実は『神』で、雪の実の父親であった、雪パパである事が判明。

 動物と話が出来て、『手当て』と言う撫でるだけで怪我やら病気やらを直せる触手療法が使える。

 細身で整った顔立ちなので女と誤解されやすいのだが、当人はそう思っていないので、女性と勘違いされている事に気が付いていない。

 元々は農民であったのだが、玉藻に見つかって逃げられない様に足の腱を斬られた(作者はいつもアキレツ腱といってしまう)。

 全く動けないと言う訳ではないのだけど、ひっくり返ると亀並に起き上がれない。

 作中内で一番まつ毛が長い。



 ●南雲虎道なぐもとらみち

 年齢 初登場時一七歳(まぁ名前が初めて出たのは一二歳) おそらく冬生まれ。

 身長 一六〇㎝はない。

 龍久の弟。喘息持ちで体が弱く、ずっと養生していたので、兄である龍久さえもその存在を忘れていたし、作者も忘れかけていた。

 龍久の弟なのだが、前記の通り龍久は全く覚えていないので、何かと彼のせいで酷い目に遭って居る。

 どちらかと言えば龍久よりも、藤田を尊敬していて、まるで兄の様に慕っている。

 既婚者であり、『天原雪』と結婚した。

 兄とは違って体が弱い分勉学に励んでいるので、龍久の三倍くらいは頭がいい。

 体は弱いが、芯はしっかりとしたいい子。

 どちらかと言えば母親似。



 ●小鈴こすず

 年齢 初登場時一二歳 確か春生まれ。

 身長 一五五㎝ほど。

 陽元の妾の子であり、雪とは血の繋がっていない姉妹。

 初登場から名前判明までかなり時間が掛って、作者も存在を忘れかけていた。作者は小雪ちゃんと読んでいた。

 陽元の実の子供なのだが遊女との間の子で、ずっと認知されてもらえず、遊郭で下働きとして働いていた。

 しかし雪が家出をした後、陽元が体裁を保つために、雪の代わりとして家にまねきいれた。

 その後、『天原雪』として南雲家に嫁いでくるのだが、家事をしようとさえしなかった。

 初登場から姉である雪にとんでもない事をしでかしてくれた子、悪い子ではないけど、いい子でもない。

 しかし後に現れた玉藻とと共に陽元が行動する様になり、半ば捨てられるような形で南雲家に嫁がされた。

 でも虎道との関係は良好で、義父と義母との関係は決して悪くない。

 コンプレックスは、鼻の形が陽元に似てること。



 ●天原陽元あまはらようげん

 年齢 初登場時四七歳 多分夏生まれ。

 身長 一七〇にギリギリ届いてない。

 天原家の当主であり、人間の屑。

 雪の父なのだが、女性を道具として扱っていて、雪の事も出世の道具としか考えていなかった。

 その正体は玉藻の家来てかパシリ。天原家が武士に成れたのは、ほとんど陰陽師一族のお蔭と言っても過言ではない。

 男としても人間としても屑野郎で、臆病の癖に権力を欲しがっている。

 妻桜子とは二〇近く歳の差があって、実は年下好きだったりする。

 武術も学もないが狡猾で、悪知恵が働き、他人を蹴落とし利用し成り上がる事だけを考えている。

 作中一番のメタボ。



以上、なかがき&登場人物紹介でした!

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