【エロ術師包囲網】
この広大な大陸の何処かに、幻のエロ術師という者がいる。 この者が、かつて大魔王と与し、この広大な大陸を支配しようとした者の仲間だ。 この者ならば、きっと『超勇者』になれる方法・手段を知っているかもしれない。 だけど、誰もこの者を見たことがない。 故に医師や聖女たちが、この者の行方を追う。 この者が、一体何処にいるのか・・・?
某大陸の、とある某王国の近くにある某森林の一番奥にある某洞窟の一番奥に、あの男がいた。 彼はこの洞窟の中で暮らしている訳ではない。 少しの間、身を隠しているだけにすぎない。 彼はいつも、誰かに追われている。 しかし、彼が今まで誰かに捕まることはない。 それは何故なのか? ひとつには絶対に見つからない場所に潜伏しているからだ。 それともうひとつには―――
「―――遂に……ここまで来たのか……?」
彼が「何か」に気づいたようだ。
彼が今いる某森林の一番奥にある某洞窟に近づく者たちがいる。 遂にこのエロ術師の居場所に気づいて近づいてきたのか?
「―――ここまで来るか……?」
漆黒の鎧・剣・盾・槍などを装備した兵士 [ブラック・クーデター] の大軍が、遂にこのエロ術師の所まで迫ってきていた。 勿論、彼もこの大軍の波動をひしひしと感じていた。 しかし、彼は慌てる様子もなく、動揺も驚愕もなく、ただじっと待っていた。 まるで [ブラック・クーデター] の大軍が来ることを知っていたかのようだ。 だが…彼は逃げも隠れもせずに待ち構える。 どうやら彼の方も戦闘準備は、もう既に完了しているようだ。
ならば、ここは彼の紹介を先にした方がいいな。 この後で何が起こるか解らないからな。
⑮.サジタリウス
(射手座)
44歳:魔族:男性:独身
182cm:漆黒の白衣着用
謎のフード・ローブ・マント・杖
灰色髪・桃色瞳
伝説のエロ術師:最後の末裔
大魔王の元幹部:禁断のH術使い
父母:不明
特典異能力【レイダー】
遂に明かされるエロ術師の正体が、コレだ。 なんだ…勿体振っていた割には、大したことはないな。 だがしかし、彼の能力はコレだけではない。 まだ恐ろしい能力が隠されている。
ソレがコレだ!
現在までの全ての異世界で確認されてるエロい超能力は、全部で四つある。 その四つが下記のモノになる。 また限られた者にしか使用できない為、非常に貴重で危険な能力なのだ。 そして、これらのエロい能力を開発・発現させたのが、あのエロ術師である。 つまり、これらエロい能力の開祖が、あのエロ術師の祖先たちである。
では……紹介していこう。
1.【エロ・パスカル】
この能力は、使用者の周囲の地面から突風が噴き上げることができる。 この時、使用者の周囲にいる人間の女性に限り、この能力の発動中は両手を使用することができない。 この能力は任意なので発動しなければ、特に何も起こらない。 この能力の発動中は、使用者にバリヤーが張られ、あらゆる攻撃から身を守ることができる。
一般人用→難易度C 成功率77% エロ度38%
エロ術師→難易度D 成功率93% エロ度40%
例として、あのエロ術師の周囲に女性がいる時、そこで彼が、あの【エロ・パスカル】を発動させる。 すると…彼の周囲の地面から突風が噴き上がって、同じく周囲にいる女性の内、ヒラヒラスカートを履いてる者いればヒラヒラスカートが巻き上げられ、パンティーが露になる。 この時、周囲にいる女性の中に人間がいた場合、両手を使用することができなくなる。 突風は約5分ぐらいで止まるので、それまで何もできず、パンティー丸見え状態であり、そのエロ術師はパンティー見放題なのだ。
2.【エロ・アース】
この能力は、人間の女性に限り、衣服・下着を透視して裸を見ることができる。 また衣服・下着を睨み付けることで、衣服・下着を破壊して、実際に全裸にできる。この能力は、人間の女性以外に効果はない。 この能力は任意なので発動しなければ、特に何も起こらない。 この能力の発動中は、使用者にバリヤーが張られ、あらゆる攻撃から身を守ることができる。
一般人用→難易度B 成功率83% エロ度45%
エロ術師→難易度D 成功率94% エロ度47%
例として、エロ術師の視界にいる…人間の女性一人に対して、あの【エロ・アース】を発動させる。 すると…その女性の衣服が透けて見えて下着姿が見える。 さらに凝視することで、今度は彼女の下着が透けて見えて全裸を見ることができる。 最後まで睨み付けると、その女性の衣服・下着を破壊して、実際に全裸にさせることができる。 条件としては、エロ術師の視界に映る人間の女性一人に限定される。
3.【エロ・クリムゾン】
この能力は、人間の女性に限り、視界に映る一人だけの衣服・下着を消滅させて、思考・身体を操作することができる。 (一人を任意に選択可能) この能力は、人間の女性以外に効果はない。 この能力は任意なので発動しなければ、特に何も起こらない。 この能力の発動中は、使用者にバリヤーが張られ、あらゆる攻撃から身を守ることができる。
一般人用→難易度A 成功率88% エロ度63%
エロ術師→難易度C 成功率95% エロ度66%
例として、あのエロ術師が、この【エロ・クリムゾン】を発動した時、任意で選んだ一人の人間の女性の衣服や下着を消滅させて、全裸にする。 その時、その女性の意識は既になく、精神は完全にエロ術師に支配されている。 あとはエロ術師の意のままに操られる操り人形と化す。 また操られている間の記憶はない。 もし仮に "操られた人間の女性" が "ナニか" をされても、彼女は自由がきかず逆らうことができない。 非常に貴重で危険な能力なのだ。
4.【エロ・ワールド】
この能力は、この世の全ての時間が停止して、その中で使用者だけが自由に動き回れる。 また停止した女性たちの唇や胸やお尻などの膨らみ弾力は失われない。 停止した時間は寿命に換算されて引かれていく。 仮に10秒間の時間停止で、10時間の寿命が失われる。(1秒につき60分消費) この能力は任意なので発動しなければ、特に何も起こらない。 この世の全ての者が停止して、なおかつ発動中は使用者にバリヤーが張られ、あらゆる攻撃から身を守ることができる。
一般人用→難易度S 成功率93% エロ度88%
エロ術師→難易度B 成功率96% エロ度90%
例として、あのエロ術師が、この【エロ・ワールド】を発動させて、この世の全ての時間を停止させる。 まさに男の夢・ロマンであろう。 この停止時間は1秒につき、一時間の寿命が削られていく。 この能力の効果は老若男女・全ての種族・動植物等関係なく、全てが一斉に対象となり、一瞬で時間を停止させる。 全てが停止している為、衣服・下着は破壊されない。 その為、女性を全裸するのに、衣服や下着をいちいち脱がす必要があり、停止時間が長ければ長いほど寿命が削られるリスクがある。 "ナニ" をするかにもよるが作業終了するまでに個人差があって、その時間にかけた分だけ、寿命が無くなる究極の能力なのだ。
【使用可能者】
この時代、使用者はまだまだ少なく、限られた者にしか扱えられない。 また職業別・性別等によっては使用できる者も異なる。
では……紹介していこう。
1.【エロ・パスカル】
◎勇者:男・女
H補正:男(+0.66)・女(+0.40)
◎魔法使い:男・女
H補正:男(+0.77)・女(+0.44)
◎賢者:男・女
H補正:男(+0.60)・女(+0.68)
◎吟遊詩人:男・女
H補正:男(+0.44)・女(+0.57)
◎遊び人:男・女
H補正:男(+0.83)・女(+0.75)
〇ポグルス (人間:男)
H補正:(+1.35)
●ベジタブルスライム (モンスター)
H補正:(+1.55)
●ランサーライトニング (モンスター)
H補正:(+1.75)
◎ザジタリウス (エロ術師)
H補正:なし
2.【エロ・アース】
◎勇者:男
H補正:(+0.44)
◎賢者:男
H補正:(+0.36)
◎遊び人:男
H補正:(+0.50)
〇ポグルス (人間:男)
H補正:(+1.25)
●ベジタブルスライム (モンスター)
H補正:(+1.38)
●ランサーライトニング (モンスター)
H補正:(+1.40)
●エロ=ルーラー・クリムゾン (モンスター)
H補正:(+1.48)
◎ザジタリウス (エロ術師)
H補正:なし
3.【エロ・クリムゾン】
●エロ=ルーラー・クリムゾン (モンスター)
H補正:(+1.55)
◎ザジタリウス (エロ術師)
H補正:なし
4.【エロ・ワールド】
◎ザジタリウス (エロ術師)
H補正:なし
※H補正・・・職業別・性別で成功率・エロ度の数値を補正する。
某洞窟の中は、特に何もなく奥も行き止まり。 そして焚き火の跡があるだけ。 そもそもあのエロ術師が、この洞窟に辿り着いたのも、ついさっきのこと。 この短期間で [ブラック・クーデター] の大軍が、あのエロ術師の居場所を見つけるなど、本来はあり得ないこと。 だがしかし、もしかしたら、アレを使えばわかるかもしれない。
「そうか、奴らスーパーフォーンを上手く活用しているのか?」
なんと、あの [ブラック・クーデター] の大軍自体も、あのスーパーフォーンを上手く活用して、何らかの方法でエロ術師の居場所を割り出した、ということなのか? なかなかやるな。
「あの洞窟の奥に…エロ術師がいると思われます。」
「そうか、追い詰めたぞ!」
「よし、魔法部隊は前へ! あの洞窟の奥は行き止まりだ。 出入口はこの穴しかない。 火の魔法をこの穴に向けて放て!」
「「「「はっ!」」」」
ザザザッ!
洞窟の出入口の穴の外にいる [ブラック・クーデター] の大軍の中の一人の兵士がスーパーフォーンを持っていて、洞窟の出入口の穴を指差している。 そこから上官兵士が魔法部隊に命令して、魔法部隊が洞窟の出入口の穴の前まで行って、火の魔法陣を発動させて火の魔法を放出させる準備をする。 それにしても、そこまでスーパーフォーンは万能なのか?
「終わりだエロ術師!」
「これで最後だ! 放て!」
「「「「火よ! 彼の者を撃て!」」」」
ボン、ボン、ボン、ボン!
魔法部隊が洞窟の出入口の穴に向かって、火の魔法陣から火の小型球体を放出させる。 その複数の火の小型球体が洞窟の出入口の穴に入っていった。 このままだと逃げ場のないエロ術師が焼死体となって発見されてしまうだけだが――― 果たして、この先一体どうなってしまうのか・・・?
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街の中を歩く勇者メメント・モリたち一行が冒険者ギルドに行く前に、まずは食事をする為に食堂を探すことにした。
街の中を歩く勇者イモータル&聖女の二人が冒険者ギルドに行く前に、まずは食事をする為にレストランを探すつもりだ。