表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/86

第八話 カダスの王に会いに行こう。

 地下へ降りると、少しばかり開けた空間があった、苔むした内部を進み、そこには古い日本語のでかれた石版があった。難しい漢字と、古語で書かれていて知識がなければ読むことはできない。


 日本語一20に成功すれば内容が分かったはず。


 「ニャル、お前も技能振ってくれない?」


 「えー何で僕が振るんですか?僕一応KP的立ち位置ですよ、僕がやったら意味がなくなるでしょ。」


 「頼むよーニャル子ー。」


 そう言って俺はニャルの手を取り上目遣いをする。


 「あわわわわ////」


 ニャルは困惑し、頬を赤く染める。


 「う、うーん、し、仕方ない、で、ですね////」


 [日本語(75-20)→失敗(82)

 日本語(??)→成功(??)]


 「やっぱニャルさんは頼りになるなー。」


 「ええ、僕は役に立つんです!」


 こいつちょろいな。


 「僕が読み上げますね「福蛇州(かだす)の王に会いたい者は、浜辺で手をえる以下の言葉を口にせよ。


 「幻の夢の都、福地州を治めしの大帝よ、あまたの夜闇の鬼たちを統べる海の神よ、蒼き星の子の前にその御姿を見せたまえ、いあいあえるだぬあざのうでんす!そうすれば、桐地州の王はその海に舞い降り、きっと願いを聞き入れるだろう。」とのことです。」


 「じゃパッパと向かおう、俺帰りたいし。あと一つ聞きたいんだけど俺の友人ってどうなってる?」


 「あー、彼ですか。邪魔だったので彼の家に飛ばしました。今頃はベットの上で寝てると思いますよ。」


 「なら安心した、ニャルの事だからてっきり殺したのかとヒヤヒヤしてたんだ。よかった。」


 「僕だって他者への配慮とかあるよ!それにあなたと二人っきりの状況を作れたことについては彼には感謝をしてるんですよ。」


 「あーそう。」


 今すぐこいつと離れたい(切実)


 そして俺たちは来た道を戻り、ビーチへと向かった。

 ビーチにつき詠唱を始める。


 「幻の夢の都、福蛇州(かだす)を治めしの大帝よ、あまたの夜闇の鬼たちを統べる海の神よ、蒼き星の子の前にその御姿を見せたまえ。いあいあえるだぬあざのうでんす!」


 呪文を唱えると、突如、海が割れるように海水が遅いていった。そうして出来た道を、常の生えた馬がソリらしきものを引いてかけてくる。

 よく見ると、そのソリは貝殻で出来た馬車のようなもので、そこには雲のようなヒゲをなびかせた老人が乗っていた。しかし、その雰囲気はあまりに神々しく、ひと目てそれが人ならざる存在、それも非常に強大な権力を持った存在であると感じた。


 [SANチェック0/1d3

 正気度ロール (72)→成功(14)]

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ