第三十九話 音楽家の趣味と新参者
萬代社の研究室にて萬躁矢は武器の点検を行なっていた、クトゥルフ神話trpg世界と悟の世界の融合により使用していた武器に何かしらの変化が起きていないかをチェックをしながら動作確認も行なっていた。
萬「よかったー!とりあえずは従来通りに封印もできてるし逃げ出してもいない我ながらに完璧だな!」
ショゴス「そちらは楽器ですか?」
萬「確かに見た目だけなら完璧なバイオリンだ、実際に引くことだってできる。」
ショゴス「何故そんなものを点検などしているのですか?」
萬「それはだね。」
萬躁矢は先ほど点検していたバイオリンを手に取り机から離れ少し開けたところでバイオリンをライフル武器のように持つ。
ショゴスは最初はそれはただの楽器にしか見えてはいなかったが、バイオリンは徐々に変形し多少はバイオリンの見た目を残してはいるがそれは一つのライフルへと形を変えていた。
萬「どうだいカッコいいだろ?僕はこれらの武器に音器と言う名前をつけているんだ。」
萬躁矢は自慢げに話し続ける。
萬「この音器なんだけど、実は僕の作品なんだ。普段は楽器の形をしているんだけど戦闘とかする時に変形させると武器になっちゃうんだ!」
ショゴス「はぁ。」
萬「でもこれはあくまでオマケなんだ、本来の使い方はもう既にできなくなってはいるけど、ある神話生物を封印するために使用するんだ。」
ショゴス「なるほど、だからこんなにも種類があったのですね。」
ショゴスは机の横に置かれたウクレレ、ギター、
トランペット、フルート、オーボエ、カスタネット、マラカス、シンバルを見て納得する。
ショゴス「社長が持っている音器は点検しなくてもよろしいのですか?」
萬「大丈夫、確かに同じ音器だけど彼らは入っていないんだ、これは僕専用の音器で僕以外が使ってもただの変形武器にすぎないガラクタ同然だよ。威力も落ちるしね。」
ショゴス「その威力というのは?」
萬「僕が使って通常の音器の大体5倍くらいかな?君を楽器でぶん殴った時の3倍のダメージくらい。」
ショゴス「恐ろしいです。」
萬「ハッハハハ!それはそうだよ。だって、君たちのような、悪を潰すための力だからね。とは言っても、彼らはそんな力の使い方をしなかった、主が好む狂気、混沌を与え、主を自らの力で抑えつけていたが、僕は違うこの世界から全ての悪を取り除き始末するそれだけだよ。」
ショゴス「素晴らしいお考えだと思います。」
萬「ありがとう。今の僕を彼女に見せたかったな...」
二人が会話をしていると萬のスマホに連絡が入る。
《LINE(Mr.G)》
(夜分遅くに失礼します、頼まれていた調査の一つが完了したため報告をさせてもらいます。)
(でどうだったの?)
(はい、結果から先に申し上げますと。現在新たに発見されたAF:キャラシメーカーの製作者はニャルラトホテプと言って間違いないでしょう。中川悟はその第一使用者であり、その他に現在確認されているうち中川悟を含む計3名のあちら側の世界の住人の使用を確認しています。)
(なるほど、その他使用者の名前は?)
(一人目、晩野和二人目は目視による偶然の発見のため名前の特定までには至りませんでした。今後また使用者が増えるかもしれません。)
(ありがとう、助かるよMr.G。引き続き任務の方よろしくね。)
(御意)




