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第三十八話 イスと伊角

 悟「やっぱりそうだったのか。で、本物の伊角はどうした?」


 伊角「彼は...既に死んでいる。」


 悟「は?」


 頭の中が真っ白になる、今までの思い出が全部否定されるようなその事実に俺は怒りを覚える。そして俺はすぐさまイス人の胸ぐらを掴む。


 悟「どういうことだ!説明しやがれ!」


 イス人「わかった説明するからこの手をどけてくれないかい。」


 悟「わかった。」


 イス人「君の親友伊角は3年ほど前に君がの高校の修学旅行に行っていた3日間に事故で脳死状態になっていた。」


 悟「んなわけあるかよ!第一に伊角のことだ、いくら遅くてもそんなこと俺の家にも事故にあったと連絡が行くはずだ!」


 イス人「それは、脳死状態となった直後の彼を偶然にも発見し乗り移ったのが私だ。」


 悟「だからか、俺の方にも連絡が行かずに気づかなくて、あんなにも早い段階で博士号を取ったのは。」


 イス人「いや、それは違う。それは彼自身の能力でも自力でその地点まで到達できた程に彼は初めから賢かった、だからこそ都合が良かった。」


 悟「じゃあ今までの行動は何だ?」


 イス人「それは私は今、私の正体がイス人であると言うことを悟られないためだよ。それに私自身、君と共に行動してきた3年間はとても楽しかった是非とも今後とも共に居たいとも考えてはいるよ、だいぶ私も男性の肉体に慣れてきたからね。中身としては元々似たような性格だったみたいだし違和感もなかっただろ?」


 悟「本当だったら、ここでブチギレたるんだけど今までそれに気づかなかった自分にも責任がある。お前にこれ以上とやかく言うつもりはなくなった。それにお前が言う通り、今もお前は伊角だ本当に中身まで伊角に似てる。」


 イス人「そう言ってもこちら側としては信用もないし何より心苦しいから、一つ取引をしないか?」


 悟「取引?」


 イス人「取引内容はこうだ、君が飲む条件はこの肉体の使用許可だ。もちろん私は彼の肉体を実験などには使わないし、いつも通りの伊角としても振る舞おう。そしてこちら側からは最高の支援物資とでも言おう物を提供しよう。」


 悟「最高の支援物資ってなんだ?アーティファクトか?」


 伊角「簡単に言えば今後君の戦闘で大いに役立つライダーシステム。と言おうか。」


 悟「マジで言ってんの?」


 伊角「大マジだよ。君に合わせる改造をしなきゃいけないけどね。」


 悟「ぶっちゃけた話、無茶苦茶興味をそそる。でもこれで伊角(あいつ)は許してくれるのか?」


 イス人「それに関してだが彼から一つばかり伝言があった。」


 伊角「元気でいろよ悟。」


 イス人「彼の肉体に乗り移った際に聞こえた言葉だ。だから君は元気でいなくちゃいけない。そう言った意味でもこのライダーシステムは役に立つ。」


 悟「伊角が言ってたなら、納得せざるおえないな。わかった、その取引受けよう。」


 伊角「ありがとう悟。」


 悟「改めてよろしくな、伊角。」


 ニャル「話し合いは終わりましたか?」


 悟「ああ、あと会計を頼む。てかお前の仕事ってこれか?」


 ニャル「前にも話したじゃないですか、違いますよ、副業です。」


 悟「本業は?」


 ニャル「世界の管理者ですけど。」


 そそくさとレジをこなしながらニャルは答える。


 悟「本業ってそっちのことじゃなくてな。」


 ニャル「あっ!そうでしたね僕たち夫婦でしたもんね、今夜どうします?ゴム入れときます?」


 伊角「あら^〜ニャル子ってば大胆〜。」


 悟「ぶち殺すぞ。伊角、お前も悪ノリすんじゃねぇ。」


 伊角「あっ、すまない。女としての私が反応してしまった。」


 悟「え?お前の中身女なの?」


 伊角「ひ、み、つ♡」


 悟「えぇー」


 何やかんやありつつ俺たちはコンビニから帰宅するのであった。


 シナリオ報酬 SAN値回復 1d12


 [悟 

 1D12→9

 SAN74→83


 伊角 

 1D12→3

 SAN68→71


 月島

 1D12→5

 1D10→4←毒入りのやつ

 SAN70→79]

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