第三十五話 アイエエエ!?イス人!?イス人ナンデ!?
俺たちは長い道のりの末にコンビニの目の前の駐車場まで辿り着いた。無駄に広いコンビニの駐車場のせいかコンビニがさらに遠くにあるように感じるがコンビニは目前だ。
悟「ようやく着いたな。」
伊角「悟の見込みならコンビニに入ったら非日常は終わるんだよね?」
悟「あぁ、でも俺たち以外にもコンビニに行きたがってる奴がいるみたいだぜ。」
俺がそう言うと、後ろから声が聞こえて来た。
「振り返って」
[悟
POW × 3(45)→成功(40)
伊角
POW × 3(51)→失敗(62)]
伊角は声に耐えられず振り返ってしまう。
それにつられて俺もも振り返ってしまった。
俺たちのずっと後ろには黒い人影があった。
【振り返ったな】
人影はケタケタと笑う。
【振り返った!】【振り返った!】【振り返った!】
すると人影がぐにゃりと膨らみ、歪む。
音もなく変形する黒い何かは、次第に再び人の形に近づいたかと思っていたが違った。
見た目は皺の多い巨大な円錐体で、頭や他の器官は、円錐体の頂部から伸びる厚さ1フィートの膨張可能な幾本もの肢の先に備わっている。浮かび上がった血管や口の中には深緑色をした血液が巡っていた。
そして4本の器官のうちの2本の先端は、巨大なかぎ爪か蟹のハサミのようになっていた。3本目の器官の先端はトランペット型の赤い付属器官が4つついていた。
そうそれは、イスの偉大なる種族だった。
【生かしておけない】
ソレは口を歪ませ、ケタケタと笑い始めると全力で走って来た。
SANチェック[1d4/1d6]
[悟
正気度ロール(77)→成功(30)
1D4→3
SAN77→74
伊角
正気度ロール(72)→失敗(75)
1D6→4
SAN72→68]
悟「なんでよりによってイス人!?」
伊角「......。」
悟「くそ!武器さえあれば何とかなるが素手でこいつとやり合えってか?」
伊角「距離を離そう、あの巨大だ流石に複数人を相手に取るといっても限度があるはずだ!」
伊角はそう言うと懐から何かを取り出し、イス人に向けて発射した。
[伊角
拳銃?(50)→成功(45)]
こちらから見る限りはスタンガンのように見える。それを避けようとイス人?は回避を試みる。
[イス人?
回避(10)→致命的失敗(96)
2D10→13
イス人?HP??→??]
が、伊角が放った攻撃はまだ慣れていないのか、イス人?に直撃する。
イス人?はその攻撃に注意を誘導され、伊角へとその巨大なハサミで攻撃を仕掛ける。
[イス人?
ハサミ (20)→致命的失敗(98)]
がその攻撃は地面を抉るほどの威力であったが、伊角の横へと逸れ、地面へと突き刺さり身動きが出来なさそうである。
悟「今ならこいつに1発でも殴れる!」
[悟
こぶし(パンチ)(50)→決定的成功(1)
マーシャルアーツ(30)→失敗(40)
こぶし(パンチ)(50)→失敗(54)
成長1d10→9
2d3+1d4→7]
よっしゃ決定的成功でた!でもこのダメージだと...。
[イス人?
回避(10)→失敗(18)]
しかし、俺が打ち込んだ攻撃は鱗のような体の前には届いていそうにない。
予想した通りだ、こいつ装甲持ちか。だとしたら今のダメージで入らないってことは大体7〜9の間くらいか。長期戦かなこれは?




