第二十一話 ミチノチカラ
一方萬は東の部屋「下僕部屋」へと足を運んでいた。
萬「この部屋に来た時からなんか違和感感じるんだよね。ちょっと調べてみようかな。」
萬
[目星(74)→スペシャル(7)]
萬「おや、この南側の壁......」
萬[アイデア(90)→成功(36)]
萬「どうやら、別の部屋に通じてるみたいだね。材質的には...壊せそうだね。」
萬
[棒術(85)→成功(40)
マーシャルアーツ(54)→スペシャル(9)
1d6+1D4+5→10]
萬「そーれっ!」
萬が壁を手持ちの楽器で殴ると壁はバラバラと砕け散り、一つの扉が現れる。
萬「念の為聞き耳を振っておこう、それとこの技能も使おう。」
萬
[聞き耳(70)→成功(42)
???の音(80)→スペシャル(15)]
萬「扉の奥の部屋には生命反応は無し。扉の方もツァトゥグァの無形の落とし子ではないけど、それよりも厄介だね。」
萬がそう言うと扉の様子が変わる。
扉の至る所に無数の目が現れ、色は黒っぽい玉虫色へと変色する。異臭を放ちながら扉は、形を原形質の小泡でできた不定形の塊へと姿を変え、萬を睨みつける。
萬「予想はついていたが、やはりショゴスか。にしても大きいな、あの扉に擬態をしていたとはいえSIZはだいたい84くらいかな?そしてか心なしかこの部屋ショゴスが現れてからだいぶ広くなったな。これも現実ではないからこのようなこともできるのだろうね。」
萬は再び楽器を武器の様に構える。
そしてショゴスが扉からの変形による奇襲攻撃を行う。
ショゴス
[押しつぶし(70)→失敗(87)]
が巨大のあまりか、目標が定まらず攻撃は失敗に終わる。
萬「色々あってうんざりしていたところだ。本来なら一手で終わるけど、君を痛ぶって解消するとしよう。」
萬はそう言い、戦闘体制に入る。
サングラス越しに見える細目が開眼し、赤黒い目でショゴスへと睨み返す。
萬「精々すぐに倒れてくれるなよ、神話生物。」




