第十三話 真面目にやるか?既プレイヤー?
ぶっちゃけた話、萬さんとは仲良くできそうな感じではあるが、俺はとっとと夢から覚めたい。ならばどうするべきか、それはそう!後方ニヤニヤプレイである?
「萬さん!俺この空間一度体験してるんですよ。だから僕ちょっと怠けますね。」
「んんんんんんん????」
「だから、僕がやったらやったで多分この空間の主が「あーつまんねー、こいつら。殺すか。」しちゃうと思うんですよ!」
「つまり、僕が問題解決するのを後ろからニヤニヤしながら見守ると………君、それやってること神格のそれじゃないか。まあでも理解はできる、この空間の主を楽しませるのもまた一興かもね。わかった!その話受けようじゃないか!」
「じゃまずはさっき行ってた机から調べますか。」
[悟
目星(60)→失敗(83)
萬
目星(74)→成功(58)]
机には一つのスープの下に一つの紙切れが置かれていた。
とりあえず見るてみるか。
紙の内容
~帰りたいなら 毒スープ・解を飲め。
飲むまでは 君じゃあここから 出られない。
3時間以内に 飲めなかったら お迎えが来るぞ~
追記
スープを完成させてスープを飲めばここから出られるよ。
悟のニャルラトホテプより。
あいつ!誰が俺のニャルラトホテプだよ。てことは改変シナリオか!これもしかしたら既プレイ勢専用の即死トラップがあるかもしれない。
「萬さん。」
「わかっているよ、これ想定してなかったんでしよ。顔に出てるよ。」
「まさか既存のやつを改造してくるとは思ってなかった。でも本来なら1時間のやつを3時間かこれはかなり時間がかかるぞー。」
「じゃ、パッパと済ませちゃおうか。」
「そうですね!」
紙の裏を見る。裏には地図が書かれていた。
地図には四方の部屋以外にも部屋があることがわかり、
真ん中の部屋「スープ部屋」
北の部屋「遊び部屋」
北東の部屋「空き部屋」
東の部屋「下僕部屋」
南東の部屋「図書室②」
南の部屋「キッチン」
南西「倉庫」
西「図書失敗①」
北西「ひ・み・つ・♡」
これらの計9つの部屋がある。
うわ、二倍くらい部屋の数が増えてる。だけど既存の部屋もあるみたいだな。
「萬さんどうします?最初どの部屋から探索します?」
「うーん、僕的には下僕の部屋に行ってみたいかなぁ。」
「これまたどうして?下僕ってことは自由を奪われているわけだ、僕は自由を奪われるのは好まないからね。」
「いい人なんですね、萬さんは。」
「いい人か、なんだか嬉しいね。」