第6話:異世界転生?
時間は少し戻り、魔法学部にモチたちが入る前の事。
俺・イオは異世界転生っぽいものをした。
目が覚めたら、見えたモノ。
これはアレか? あの台詞を言うところか?
いやまて、読者対象が小中学生の作品で言っていいのか?
今の小中学生、元ネタ知らんだろ?
まあでもいいか、言っとこう。
元ネタが何かはお父さんかお母さんに聞いてね。
「「…知らない天井だ」」
声がハモった?!
誰?!と思って振り向いてみれば、隣のベッドで飛び起きた子がいた。
なんか見覚えある顔立ちの子供。
向こうもこちらに見覚えがあるのか、思い出そうとする様子で見てくる。
心当たりは…あった。
よし、試しに聞いてみよう。
「まんじゅうの餡は?」
「こしあんがイチバン!」
…即答だ。
今度は向こうが聞いてきた。
「起きてすぐメシ食える?」
「無理! 俺、胃ぃ弱いんだよね~」
俺も即答だ。
もうちょっと聞いてみよう。
「漢字の漢と書いて何と読む?」
「おとこ!」
やっぱり即答。
これはもうアイツに間違いない。
「「もしかして、モチ/イオ?!」」
声がハモった。
このシンクロ率、間違いない。
某ゲーム会社のイベントチームで一緒に働いてたモチだ。
「「なんで子供の姿になってんの?!」」
またハモった。
モチに言われて、俺も子供になっちゃってると気付いた。
「「っていうか、ここどこ?!」」
またまたハモる。
そして互いに状況・情報は同じだと察した。
見回した部屋の中は、家具も内装もアンティークな感じ。
個人の家の部屋というよりは、学生寮の一室っぽい。
モチも俺もベッドから降りて部屋の壁に付いてる鏡を見て、自分の姿を確認した。
染めた覚えは無いのに、黒髪ではなくなってる。
モチは赤い髪、俺は青い髪、なにこれ? イベントの司会で被ってたヅラの色?
2人それぞれ自分の髪を引っ張ってみたが、ヅラではなく地毛だ。
これはアレか? 異世界転生か?
さて、これからどうしよう?
「「部屋の外、見に行く?」」
ハモったので同意って事で、俺たちは部屋の外を見に行く事にした。