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【完結】アサケ学園物語~猫型獣人の世界へようこそ~  作者: BIRD
第1章

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第47話:7つのタマゴ

「これは当店からのお祝いだぜ!」

「これ、うちの店のオススメだよ」


ノリの軽い魔法協会長が帰った後、商店街の店主たちが次々に来て、その店のイチオシ商品をくれた。

異空間倉庫(ストレージ)があるから持ち帰りに苦労はしないけど、多いな。


「特賞を当てた人に商品を贈ると、売り上げが伸びるらしいよ」


イツキが教えてくれた。


売り上げが伸びるって、ジンクス的なものだろうか?

それとも、「特賞の人に贈った品です」とか言って商品を宣伝するのかな?

衣料品なんかもあって、サイズ合うのか?と思ったら、身に着けた者の身体や好みに合わせてサイズや色が変わるレア品だった。



時計台が5つの鐘を鳴らす頃、学生たちは街の外の草地に集合した。

金茶色の野原に、様々な色彩の召喚獣たちが現れる。

門番たちに手を振られながら、召喚獣たちは主ともう1人を乗せて、少し日が傾いた空へ舞い上がった。

行きと同じコンビで召喚獣に相乗りして、オトンヌ見学ツアーのメンバーは学校に帰ってゆく。




「特賞の鐘が鳴ってると思ったら、うちの関係者だったのか」


学校に着いて、抽選会の事を話したら、ロッサ先生が笑って言う。


「チッチ君、謀ったね?」


何か見抜いたように、ロッサ先生はチッチに向かってニヤッと笑った。


「イオが特賞を当ててくれたおかげで、念願の最上級魔法セットを手に入れました」


開き直ったチッチが満足そうに笑って答える。


つまり、最初から1等を狙ってたワケだ。

特賞が残ってると高すぎる運で当ててしまうから、俺の運を上げて特賞を押し付けた、と。

あの時、先にチッチがガラガラ回していれば、俺は1等ゲット出来たのか。

残念無念。まあでも召喚獣を育てるのも悪くない。

小学生の頃に、手乗り文鳥とか手乗りインコとかヒナから育ててたな。


ところで、召喚獣のタマゴってどうやって育てるんだ?

魔法協会長は動植物学部の教師に聞けとか言ってたけど。



「先生、魔法協会の会長に、賞品の説明を丸投げされてますよ?」

「ハハハ、あの会長は雑だからねぇ」


俺が言ったら、先生は苦笑した。

多分、知り合い関係なんだろう。


「じゃあ、まずはタマゴに宿る召喚獣について説明しようか」


そう言って、ロッサ先生が説明してくれたのは、タマゴの属性について。


タマゴの色は、金・黒・白・赤・黄・青・緑の7色。

その属性は、大体予想通りだった。


金:光属性。

黒:闇属性。

白:無属性。

赤:火属性。

黄:土属性。

青:水属性。

緑:風属性。


「タマゴは、専用の指輪の中に収納して身に着けていると、装備した者の魔力を吸って成長し、孵化するよ」


タマゴと一緒に入ってる小箱を指差して、ロッサ先生が教えてくれた。


小箱を取り出して開けてみると、シンプルなデザインのリングが入ってる。

それぞれ卵の色と同じ、7つの指輪だ。


「どんな召喚獣が生まれるかは、主の魔力次第」

「7つ一度に孵化させるんじゃなくて、1つ1つ孵化させてゆく方がいいものが生まれてくるよ」

『最初に孵化させるのは青色のタマゴをオススメしますよ』


ロッサ先生に続くように、アドバイスしてくれるのは、チッチとピピル。

青色ってそれ、出て来るの何かもう予想出来たよ?


「君の髪の色は前世で契約していた召喚獣の影響のようだから、青いタマゴから育ててみてごらん」


先生まで青色スタートをオススメしてくるので、福音鳥(ハピネス)が生まれる予感しかない青いタマゴから育ててみる事にした。

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