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第3話:陸上部の事情

ド田舎にある学園の周辺は、森や湖など自然がいっぱい。


 そんな環境だから、注意しなきゃならない事もある。


 全国大会優勝の実績をもつ陸上部の場合…


        ↓


「そんな走りじゃ勝てないわよっ。もっと速度上げて!」


 新入部員たちをしごく鬼マネージャー・Y根さん。




「はいっっ」


 懸命に走る新人たち。




「フゴッ、フゴッ、ブヒィーッ!」


 そこへ、突如乱入するイノシシ一頭。




「うわぁっ!」


 不幸にも跳ね飛ばされてしまった部員が一人。




「あ、言い忘れてたけどそこ、時々イノシシ通過するから」


 思い出したように言うY根さん。




「…そ~ゆ~事は先に教えてくださいよぉっっ!!」


 ギリギリ無事だった他の部員、激涙。




「ブギィ~~~ッ!」


 跳ね飛ばしたヤツに目もくれず、イノシシは他の部員めがけて爆走してくる。




「わぁぁぁっ、こっち来たぁぁぁっっっ!!!」


 慌てて逃げ惑う、まだ無傷の部員たち。




「おっ、さっきよりタイム良いぞ」


 ストップウォッチ片手に平然と言うのは顧問のM本先生。




「人間必死になればあれぐらい走れるのよねー」


 Y根さんも動じていない。




「イノシシが諦めて帰るまで、しっかり走れ~」


 笑顔で鬼なM本先生。




 こんな調子で、毎年スパルタ教育を受けながら成長する陸上部の新人たちなのでした…

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