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 色々な話が進行しているが、ぶっちゃけ、漁夫で勝っただけなので、ケールハイトと鍛錬を追加でする事にする。


「……ケールハイト、ぶっちゃければ空間を引っ張るのって重力場メタ、目的だよな、アレは」

「多分そうですね。……禁止ルール無くても勝負には成りそうです。なんか考え無いと不味いですね」

「一秒にも満たない未来予知、とかも有るらしいし」

「怯ませるとかやれば一秒くらいどうにか出来るのでは?」

「そもそもダメージを与える形の怯ませる為の攻撃を怯んでない相手に当てられるなら、怯ませ無くてもある程度戦えるだろ」

「別に攻撃を当てる必要は有りません。猫騙し的には敵の目前で不意打ちの拍手で良いのです。猫騙しと言うと某ゲームの技出し潰し技を思い出しますが、元ネタは相撲の技ですし」

「あー、そう言う?……なんか調べると横綱が一試合に二回やって偉い人に小兵の技をやるのでは無いと苦言を呈されたって記事が有ったのだが……」

「そうですね。其処辺りは突っ込むのは止めて置きましょう。それは本筋では無いので」

「そうだな。だが、そもそも不意打ち(やられる前にやると相手が把握済み)で、意味有るのか?」

「それは相手次第としか言えないですね」


 まあ、時と場合過ぎるか。


「なら、猫騙しに慣れる様にしときます?」

「一応やっておくか。なんかいい加減な組み手でもしよう。その間に猫騙しをやって来てくれ」

「解りました。やっていきましょうか」


 そして組み手を何度かする事にした。


「にわか知識だが相撲としての猫騙しは相手を怯ませて目を閉じさせ、その間に体勢を立て直す物。乱発したって相手には予想が付いている行動だから効果は薄いし、乱発してもメリットは少ない。ゲームなら状態異常枠で色々と効果を盛れるだろうが、現実としてはそんな物だ」

「異常状態耐性を下げる効果技とか有ったりしますよね」

「ゲーム世界ならバトルで参照するステータスへの干渉をする能力で説明は粗方付くし、そりゃ怯みに限らず色々と有るだろう。現実で有るなら精神干渉だから、それが出来るならそもそも怯みやすくなる程度で済むなら割とマシな方だと思うけど」

「うわぁ……何というか、アレですね」

「ゲーム世界なら説明は簡単だが、現実ではやるための理屈的に怯み率アップだけだと微妙では有る」

「大怪我の場所を攻撃するとかどうでしょう 」

「前提と成る大怪我を自分で怯まない相手に与えられるなら、そもそも怯みとかどうこうとか必要無く勝てるだろうと」

「なんかそう考えると微妙ですね」

「ゲーム世界でなら幾らでも耐性無視とか異常状態の内容を盛れるだろうから、例外なんざ幾らでも出るだろうが」

「創作だと昔の強い奴が与えた古傷(やった奴は死亡済み)を起点にする、と言うのは幾つかの有名作品で見ますけど」

「それは故人の意志を継ぐ的な意味で熱い展開なのは否定し無いが、メタ創作視点的にはお膳立て感が凄くてね……」

「メタ創作的にも、強い奴が殺し合って生き残った方も弱体化すると言うのは昔から普通に有りますよ?その方が良いまで有ります。そうじゃないとやられた方の格に差し障りが出ますし」

「……ま、それもそうか。何の対価も負わずに完全無傷勝利したのに、やられた奴が生き残った奴と同格扱いは厳しいだろうしな……」

「一対一の殺し合いとか言いつつ観客を利用して結果として物量に任せて半殺しにする作品も有りますがね」

「一対一ってなんだっけ?」

「やった奴からすれば観客はそもそも人じゃ無いと言う認識と言う事じゃ無いですか?知りませんけど」

「うわぁ……話が逸れたな。……多分なのだが、次回は制限無しで再戦を望んで来ると思うから、なんか隠し球用意してないとなのだが……」

「そしたら対生成ビームとかも有りに成りますよ?」

「……んー、それ何だよな……何を用意してくるか、少し調べてみる……」


 そして資料を暫く漁った結果ある物を見付ける。


「重力レンズ? ああ、空間歪めて炎をこっちに受け流していたな。空間歪めて光のルートを変えるのか」

「なら、水霧も重力場を造れば真似出来ますね」

「相手が一発撃つ度に撃てないと、調整されて撃たれるだけだろうし、流石にコストがね……なんか良い物無いかな……」

「スカジさんとか他の人に話を聞いて見ますか?」

「ああ、スカジさんね、あの人の能力が出来れば最高だが、流石に同じ方式持ってくるのも芸が無いし。……一捻り加えて……あ、そうだ。シミュレーターの中で試そう」

「何をやる気ですか?」

「まあ、見てなよ」


 それでシミュレーターの中でひたすら実験を繰り返すと呆れられた。


「只単にエネルギーを身に纏って体に浸透させるだけとか創作で良くある身体強化能力でもやろうとしているのですか?」

「……スカジさんの能力説明は、コーヒーに砂糖の塊を入れる事でコーヒーの味を変える。即ち相手が別物に成った。これを色々な物に当て嵌める事で真空崩壊とする」

「アレは相手が別物だからこそ混ぜれば別物に成るのですから、自分や類似存在に使っても意味なくないですか?」

「それは解るが……自分の能力の欠点はコストが掛かりすぎる事だから、自分自身をエネルギーで弄ってコスト度外視状態で色々と出来る様にするのがしたい」

「別物をベースにすれば良いのですから、敢えて義体を使うとか?」

「……静まれ俺の右手とかとやって居る事同じに成らねーか?それだとさ」

「まあ、それは冗談だとして、通常エネルギー以外のエネルギーを対価に能力を使える様にする、と言う着眼点は良いと思います。ゲームで例えるなら、MPゲージと満腹度ゲージの両方を、技使用可能ゲージに変換可能に出来る訳ですし」

「自分の体を弄れれば変換効率弄りが可能に成るのだが」

「では遠隔で操る自分とは別物の体を用意して、それを弄り、遠隔で能力を散々使わせましょう」

「良いね。自分の分身を出して、それを魔改造して戦わせる、か……まあ、やってみるか」


 そして暫く実験を続け、その結果として。


「いやはや、別物をどうせ造り弄るなら巨大生物を造って乗っちゃえと思った結果、……ドラゴン造れちゃったな。まあ、自分とは別物をベースにすると言う都合上、俺一人じゃ補助道具無しには出せないのだが」

「ドラゴンとは言いますが、ドラゴンの身体構造なんて解らないからと蜥蜴を巨大化しただけなのですから、飛行能力無いじゃ無いですか」

「良いだろ別に、今回は蜥蜴にエネルギーを大量に注ぎ込んだ結果だから、自分以外の何かしらの生物が居ればそれを媒体にして魔改造した生物が造れるよ。雑に作ったから飛行能力持たせられなかったが……エネルギーで魔改造した状態に一時的に無理矢理しているだけだし、エネルギー切れで元に戻るから、打ち消し系もキツイだろうがね……」

「実際に物理生成しているのに消えますかね?」

「エネルギーを混ぜた相手を巨大化させる。イメージ的には風船みたいな物で、中に入れる空気がエネルギーみたいな物だ。つまり生成物も張りぼてに成るから、完全に元通りに成らないにしてもエネルギー切れしたらそりゃあ、ね」

「なら、巨大化以外の事をしたらどうなります?」

「よし、なら試してみるか」


 そして巨大蜥蜴に俺の能力を乱用させてみた。物理的な意味での限界もかなり緩和されている様だ。


「良いね、悪くない。出来ればある程度以上のスピードで移動出来たらもっと良いのだが」

「即席にそこら辺に居る奴をベースにするなら、其処までベースの奴は選り好みは出来ないと思いますが」

「……なら、テイマーみたいになんか動物を飼う事にして、そいつに色々とやらせる?」

「では猟犬辺りはどうですかね?」

「良いね。シミュレーターで出してみて、少し試してみるか……と思ったが、運用目的的にペットの虐待とか批判されるとか有るのでは?」

「ゲームでのテイマーがペットを戦わせたから虐待だ、と言う人はアレだと思いますがね」

「……一応現実だしな」

「じゃあ、マニアックな昆虫とか蛾とか好きな人が然程居なさそうな物を媒体にしますか?」

「……その場しのぎで運用する事に成るなら、そう言うのにも慣れないとな訳だが」

「……なら、分布域が一定以上広い奴を粗方試して行きましょうか。シミュレーターでやるのですから、実際に動物虐待な訳では無いですし」

「だな、やって行くか」


 その結果。


「……絵図が最早グロ動画かな?」

「ま、まあ、不人気な虫とか蟻とかミミズとかを沢山巨大化と能力媒体化、ですからね。グロ動画みたいに成りますよね……」

「……どうするよこれぇ……」


 対象の能力媒体化は良いアイディアだと思うのだが、不人気生物が膨張して攻撃して来る、か。スプラッタ的な戦闘をすると言うのが有りならセーフか? ……視覚情報で怯ませる、と言う意味では悪く無かろう。……他を怯ませられるレベルの絵図に自分が慣れるのが運用の大前提な訳だが……。


「……とりあえずシミュレーターへの微生物の持ち込み自体が多分人数制限的な意味で人間側の数を減らさないと許可されないので、物量ゴリ押しはシミュレーター内部では不可能かと」

「……ま、是非はともかくとして、物量ゴリ押しは条件上無理か。……現実でやるなら問題ないが」

「話は変わりますが、メタバースって物を知って居ますか?」

「一応はね。薄く広くだからにわか知識しかないけど」

「それを扱う会社が今回の私達の話に沿う様なメタバース内部でのアバターに対する規約を造っていましたよ」

「へぇ……。それは良い参考資料に成りそうだね。……まあ、ある程度前提条件が違うから、そっくりそのままの採用は出来ないけど。ちょっと見てくるよ」


 そして概要に目を通して、思う。


「発展途上の文化故に事細かに議論が終わって無い物も多いのな。アバターの肖像権や著作権とかの扱いに付いて関連以外の部分の話は此方の話の前提的に関係ないからスルーするけど、アバターの権利者が利用者で無くアバターの製造元側に成る場合も有る、か」

「ソシャゲで幾ら課金しても、内部データを借りているだけで、サービス終了したら没収、みたいな物ですかね」

「……後、例えるならボカロで曲造ったら、ボカロの会社に権利が有る曲に成るって感じかね。物の例えで、ボカロで造った曲が実際にどうなるかは知らんけど」

「そう言えばオーダーメイド品は類似の見た目を造らないと言う契約込み、でしたよね」

「そうじゃないと唯一品として注文された奴の類似品を後から生産して売り捌ける事に成るからな。オーダーメイド品の場合の売買権辺りは契約で相手に渡って居たはず」

「なら相手はその権利を使用しているだけに成るのでは?」

「……だとしても、他の権利は売ってない訳だから、酷い運用したら文句は言えるはず」

「まあ、それは今後解る事ですね……」

「……とりあえずせっかくシミュレーター内部なのですし、今回造った奴でブラックホールを対処してみましょうか」

「……あー、うん解った。……どうせ使っても対処されるのは目に見えている訳だしな」

「そもそも水霧の能力自体禁止カード扱いなのですから禁止カード無しルールじゃ無いとそもそも他生物の能力媒体化も禁止カード扱いです。禁止カード無しルールじゃ無いとそもそも使えないので禁止カード扱いの奴を対処出来ないと話に成りませんので」

「……解ったよ。じゃあ、やって行こうか」


 そして能力媒体化した生物を自分の近くに集めて、遠隔地に強力な重力場、つまりブラックホールを生成し、対処を開始した。



作中でも言及をこの先軽くしますが、蜥蜴の能力に依る超強化のイメージとしては、時系列1巻の蠱毒軍隊蟻の蠱毒後の完成品と、魔改造シーラカンスのミックス品、ですね。


それを量産化出来ますって話ですが、模擬戦争のルール的に大量には持ち込めないです。


此処で言う水霧視点でのスカジの真空崩壊は時系列1巻の蛇足空間的な物です。


尚、スカジに水霧は私がやって居る事を理解していない的な事を言われている模様。

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