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【企画・詩】作品

夜桜の樹の下で  【フラワーフェスティバル企画】

作者: 香月よう子



あなたと共に

夜桜を眺めた

三年前のあの蒼い春


花冷えのその夜は

肌を刺すように風が冷たくて

でも、あなたの胸の中は

言葉に尽くしがたいほど

とてもとても温かかった


その桜の木の下で

私達は初めての口づけを交わし

お互いの気持ちを確かめ合った


それからの春夏秋冬


ずっと私達は共に時を共有し

ずっと一緒に過ごせると

そう信じていたのに……


一年前の初夏の日に

あなたは私の前から姿を消した


私はあなたを探して探して

気が違うほど探して

でも、あなたは未だ私の許に

帰ってこない


そして、あの桜の木の下に

今年もまた私は立っている


あなたの腕の逞しさを思い出し 

あなたへの愛を感じながら……



挿絵(By みてみん)



本作は、ちはやれいめい様主催【フラワーフェスティバル2020!】企画参加作品です。


参加させて下さったちはや様、お読み頂いた方、どうもありがとうございました!

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― 新着の感想 ―
[一言] 真逆の二つの感想を抱いた難しい詩でした。 男性が自然消滅を狙って逃げたのであれば「コンニャロウ」ですし、事故にでも遭って彼女の前に現れなくなったのであれば「大丈夫?」ですし。 連絡が無いとず…
[一言] 二人が一緒にいれた時間は桜と同じように華やかで美しかったけど、僅かだった。 切なくて美しいです。
[一言] 桜の花に彩られた、美しい情景が目の前に広がる感じがしました 春は始まりの季節であり、同時に終わりを告げる季節でもあります その季節をうまく切り取り、表現されていると思います
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