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大航海行商録  作者: 菊侍
プロローグ
10/59

〜潮風に導かれた匂い〜

話している間にトーストは焼き上がり

フライパンからお皿に移したできたての物を食べようとしたがいつもとは何か違う


「あれ?そういえばいつも付けるゆで卵はないのか?」


いつもならモーニングトーストなので付けてくれるのだが…さすがに昼に無理を言ったからか無い


「あぁ〜別に昼来たからわざと付けてないってわけじゃないんだ」


「今日に限って市場にどこにも並んでなかったんだ」


「え?本当に?そんなこと今まで一度も無かったよな」


この大市場で売り物が消えるなんてことがあるんだな


「だから今日はソーセージをつけてやるよ」


そういってトーストの隣に置いてたフライパンからソーセージを2本箸で取り出して更に載せた


飯を食べて店を出ると配達員がルラから伝言を頼まれていたとのことで聞くと


どうも依頼主が直接会いたいということで第二埠頭で待っているということだった


第二埠頭は主に大型の商船や軍艦などが停泊している所で

商会からは遠いい距離にあるが今の位置からだと少し近い


急いで行くと第二埠頭へと続く道は他の大通りよりも少し大きめに作っているのだが

積荷を積んだ馬車や人足がところ狭しと溢れていて服と服が擦れながらすれ違った

こんなことは初めてで明らかにいつもの倍近くはいる気がする


そうしてなんとか着くと第二埠頭にはルラと恰幅のいい男性がたっていた

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