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第1話 まさかの発表

窓から心地よい風が吹いてくる。暑くも無く寒くも無い最高の季節『春』。



こんな季節には…………グゥ……………寝るに限る。



「すぅ………すぅ…………すぅ…………」



「お………い…………」



あーーずっと寝て、ずっとゲームがしてたいぜーーー。



「……………わ………………」



何か聞こえるような気がするけど俺は今最高な状態なんだ……………



「お………………いわ……」



ん? こりゃー母ちゃんかな? 母ちゃん悪りぃ、もう少し寝させてくれ後ほんのちょっとでいいんだ………



「少し………あとほんの少しでいいから25分くらい寝させてくれ……………」



「いつもながら全然少しじゃないよ!! てか起きろよーーー! 大岩ーーーーー!!」



体をガタガタと揺らされながら声を掛けられ、せっかくの最高な状態から意識がはっきりとし、目が覚める。



「うわっ! 母ちゃん!! じゃなくてトルソー!?!?」



そしてここが自分の部屋のベッドの上ではなく、学校の教室だということに気が付いた。



「やっべ………爆睡し過ぎた………トルソー今何時間目………?」



「はぁ………もうお昼だよ大岩…………今日もしっかり爆睡してたね……先生達も苦笑いしてたよ。」



「まじかよーー!! やっちまったぜ!! もう去年みたいな赤点補習は嫌なんだよーー!!」



「はいはい、じゃあちゃんと午後の授業聞こうね! ほら学食に行くよ!」



そして俺はトルソーに連れられ学食へ行った。



もちろん寝ぼけてて財布を教室に忘れ、トルソーに飯代を借りた。 本当に毎度トルソーに助けて貰ってばかりで頭が上がらない。





そして唐突だがここで自己紹介をさせてもらう。俺の名前は『大岩 凛』『おおいわ りん』歳は17で高校二年になったばかりだ。



んでさっきから俺がトルソートルソーと呼んでいるのは『河湊 透』『かそう とおる』クラス替えで隣りの席になって知り合ったばっかりだけど、もう今ではトルソーが居なくては俺は生きて行けないくらい毎度助けられている。



そんで学食で合流したメンバーは………まぁいいか今度説明するよ! てかそんなことより昨日の発表された情報がヤバイ!!



「みんな昨日の発表されたやつ見たか!?」



俺の問いに各面々は答えてくれた。



「カレーうどん美味しいぞ」



は? ハイハイ今日のうどんはカレーうどんですね…………この阿呆は何を言ってやがる!?



「このカレー牛丼美味し過ぎねーか?」



………… 今日の丼物はカレー牛丼ですか……… こいつら本当に人の話しを聞いてんのか!?



「俺は見たよ大岩あれはびっくりだったね! あと唐揚げ定食のサラダのドレッシング変わったみたい!」



トルソー!! ? え? みんな学食の感想言うの!?



「カレーそばマーベラス!!」



カレーそばとか食うのお前くらいだよ………



「β版楽しみだよな! あ、俺はカレーにトッピングのチーズにしたんだ!」



ありがとう!!まっつー! そして今日食ったやつを言う流れじゃないからな………




そしてまっつーが言ってくれたがなんと『ファンタジーソリューション』の発売日が近付いたある日あの会社はとんでもない事を発表した。



それはまず『ファンタジーソリューション』の販売の方法だった。俺は、いや、俺達は普通にダウンロード販売や店頭で販売されるのだと思っていたがまさかの『ファンタジーソリューション』の会社が行うある試験が受けて一定の基準を越えなければいけなく、そしてそこの試験結果上位者一万位までに入れた者にだけ販売のされるそうだ。



そしてその購入するための資格を得る試験とは……………



「だがβテスターをさせ、そこの上位一万位に入れなければ購入出来ないなんてあそこの会社も鬼だな」



…………っ!!  それ俺が言おうとしてたのにーーーー!!!! 晋太郎ーーー!! てめーーーー!!!!



はぁはぁはぁ………そうなのだあの会社は発売記念イベントと発表して購入資格をβテスターをさせて手に入れさせるのだ。



そしてこの時はまだあんな事が起こってしまうなんて誰も思っていなかった。

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