1.1 初版
しいな ここみさんの「朗読アプリを使った推敲のススメ」で文章のリズムを… という話を拝読したら、定型詩を作ってみたくなりました。小さな語彙から最大7音の単語をひねり出して作ってみる。どんな言葉を選択するか、入れ替えたり順序を変えたりと手を加えていくと、途中で捨て去ってしまう変更が沢山出てきたりします。
そこで、変更過程を全部残しておくことで、途中経過も無くさずに残しておけるのではないかと試してみる事にしました。
という試作品です。
思い出すのは遥かな昔
未だそれとは気がつかぬ頃
隣に居れば唯それだけで
心安まる時を過ごせた
あえて理由を問うこともせず
唯その中でたゆたうように
失ってから初めて判る
果たしてそれが何であったか
今更それに名を付けるなど
詮無い事と知りつつもなお
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自分の書き方としては、7音4行の4連か5連という短いのがパターンなので、これもそこから外れてはいない。ただ、3連/2連というのはやっぱり少しバランスが悪いかな。
3/3の方がいいだろうか。また、中のふくらましが足りないから3/3/3の方がいいだろうか、とか。
内容的には、唯がだぶっているのは気になる。また、文体は多少古い方が落ち着くので、7行目の記述はちょっと落ち着かないかな。
初版。短すぎるので、本来後書きに入るようなものも本文に入れていくことにします。