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現代の武人は仮想世界を無双する  作者: カンナトウジ
3章:海より深き縁
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カウントダウン7 修行はいつでも本気です


「「「死〜ぬ〜!!!」」」

「逃げんじゃねえぞ馬鹿ども!!!!!」




イベント開始まで、残り1週となった現在。


剣道の全国大会を終えて、帰って来た弟弟子たちを歓迎しつつ、修行を行っている。

高校最後の大会は、3人ともトップ3になったらしく、全国で話題になったのだとか。


「じゃあこっからは剣術に慣らして貰うぞ!」

「いやコッチで剣術使うのは梅チャンだけ〜!」

「松茸お前も剣使うだろうが!」

「あ、じゃあ俺大魔導士なんで離れて見てますね!」

「「兄弟子〜!大魔導士にも近接で武器振るうスタイルありま〜す!」」

「よく言った!全員剣を抜け!!!」

「裏切り者ー!!!」


1週間後に始まるイベントの為もあるが、我が羽馬村流はメインでは剣術道場である。剣道との感覚の違いで、腕が鈍らないように、大会後は基本的に割増で鍛えている。

ソレを踏まえても、まだまだ改善の余地があると見たために、今一度修行し直す事にしたのだ。


て事でやって来ました修行場。

場所はタングル。上位プレイヤーがレベリングするのに()()()()()()とされるジャングルだ。今回はその中でも、人気の少ないショトウ遺跡に足を運んでいる。


「しっかし修行って何するんですか兄弟子?俺たちだいたいの技は収めましたけども一部はまだ体の動きが追いつかないんですよ」

「前提として技を収めること自体は修行では無いんだがな。でもお前の言った事はある意味正解だ」

松茸王が、返された言葉に首を傾げている。まあ分かってやっている事だろうが


「技を収められるように体を動かせるようにするんだよ」

「分かってたけど、分かりたくなかった」


「具体的に今回は何をするんですか?」

「脳の神速化…とまでは行かずとも()()()()()()を上げる」

「どうゆう事?」

意味が分からなくとも、実のところどこにでもあるような結構普通の技術だ。


速い物の動きを捉えようとすると、時間がゆっくり動いたように感じる事を覚えたものは、いるだろうか。


普段では、速すぎてもちゃんと見ようと集中した時にだけ、動体視力が上がる現象である。コレは、より良く見ようと動き出した脳がより情報を鮮明に受け取るために、情報処理の速度を上げているのだ。

案外スポーツなど、普通の環境でも経験することができる。


「じゃあその処理速度を上げれば、いつも以上にスピードに対応して行動できると?」

「ソレだけじゃあない。より良く動けるようになるという事でもある」


例として言えば、超高速で動くとそれだけ視界がブレる。

この状況下で上手く止まる事が出来るかどうかというものだが。

「お前らブレるレベルだと止まれる?」

「いや〜出来はしても結構不安が残るかな」

「確かに怖いかも」

「できなくはないかもだけどその後は動きが止まりますね」


「まあ及第点だな。そういう不安こそが体の動きを無意識にセーブして、実際に動けるレベルより数段下がったレベルまでしか動けないんだ」

「ソレとコレと何が………ああそういうことか」


そう。

見えなければ不安になる。だが、見えていればそれだけ不安が減る。


そんな単純な事なのだ。難しいけど。

「そんな脳のリミッターを外すみたいなことして大丈夫なんですか?」

「安心しろ梅守。コレだけじゃあリミッターが厳密に外れるわけじゃないし、もし外れても()()()()になるだけ………いやソレ見つかったら捕まるか」


「いやリミッター外れるのは不味いんかい!」

「サラッと超能力者がいることを明言した方に突っ込んだら?」

超能力って突然発動すると危ないから、大体は発言したら捕まるのよね。

ソレでも年に1人現れるかどうかくらいの頻度だけど。


「もし超能力が発言しても脳の処理速度を上げて精神統一すれば、どうにか持ち堪えられるから」

「でも、どうやれば身につくんですか?」

「知らん。俺は小さい頃から日常的にやっていたから普通に出来る」

いやホント。物心ついた頃にはある程度出来るようになっていたからどうすれば


「そうだ。コッチなら大丈夫だろうし、お前ら死ぬこと前提で俺の攻撃に追いつけ」

「「「え」」」

俺も経験したことがある。自身に危険となる様な攻撃などが、近付けば近づくほどスローになって行く感覚。


「その感覚を死ぬ気で覚えていつでも切り替えられるようにしろ。そうすれば次のステップに進める」

「「「ふざけるなーーー!!!!!」」」


尚、このゲームには痛覚に対する制限が掛かっており、ダメージを受けても不快感程度で終わるが、オプション機能の1つで外す事も可能である。

その場合クソ痛いでは済まされないような激痛を受ける事もしばしばある。


そしてWIRDSに所属するメンバーは、基本的にコレを外して行動しているため

「あぁっっ腕がぁっ………っ!」

「まだまだ見切れていないなぁ」


「クッッソ右目が!これじゃあ見え難く」

「いやよく見ろとは言ったけど、ああいうの基本比喩だから5感全て使って見切れ」


「っ痛ぅ。………てか兄弟子はこう言う感覚あるんですか?」

「ああ昔()()かバラバラになったぞ」


ソレを聞いて、3人とも痛みが完全に引いた。何せ

「なんで五体満足なんですか!?」

そうハバキリは、手も足も健康そのもの。欠損すらない。ソレが義手義足的な造りですらない本物の手足で動いている。


「そういや何でだっけ?そこまで腕の良い医者とかとは当時は面識なかったし、仙女ババァとも会う前の話だしなぁ」


ええーと弟弟子達が、落胆するがソレに反応して

「っと無駄話は後だ。さっさと続けんぞ」

そう言われて、逃げ出した弟弟子達を追いかけ回す。


ハバキリ君昔何してたんだろうね

尚、脳の神速化は凛花と出会うよりも前からできていたとのこと

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