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現代の武人は仮想世界を無双する  作者: カンナトウジ
3章:海より深き縁
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クラン会議完了

これ投稿し忘れていたやーつ


「え、それって結構危ない連中では」

「それは我々電脳軍事連合が否定しよう」


黒筋肉の心配にマジーンが答える。

「彼らは戦闘のプロフェッショナルであり、一部の有名人や議員の警護として雇われていたりした者たちが筆頭になっているんだ。我々よりも遥かに強く、形式ばっていないがゆえに出来る仕事もあるために、各国の大統領や富裕層に人気がある者たちというわけさ」


その言葉に周りでも心配していたプレイヤー達が驚きの声を上げていた。

「それなら納得だが、逆になぜあなた方はこの会議に参加したのだ?」

そう。この連盟を組むことで、1番旨みがないと言えそうなの電脳軍事連合だ。戦力としてはWIRDSに劣り、物流面はシロガネ商会、情報面はウィズダム・サイトに負けている。


強いていうなら組織力、連携する方面においては秀でているだろう。

「実のところ俺たちは連盟を組むためにここに来たんじゃあない」

「え?じゃあ何のために?」


まあそうだ。イヤまさか

「まずはここに来た経緯についてだが、国連で行われている全世界間軍事会議での総意でね」


全世界間軍事会議といえば、仙女ババアの旅路の途中で起きたという厄介な戦争を仙女ババアが喧嘩両成敗したことで取り決められた。全世界が一丸となって話し合う場の軍人バージョンだ。電脳軍事連合自体他国の軍人達が、協力して指揮をとれるようにするために作られたクランなので、コチラについて全世界間軍事会議が開かれるのは納得できる。

「我々電脳軍事連合は本日を以て解散し、WIRDSに入ることをここに宣言します」

やっぱりそういうことか。


以前より仙女ババアに専門の近接戦闘技術などの享受を受けようという話は上がっていたと知り合いから聞いていたが、国家間を何度も跨ぐため難しいという結論で止まっていた。だが、仙女ババアがWIRDSを結成し、俺の艦という未開拓の土地を利用できるこの状況ならば話は別。

いっそのこと仙女ババアのクランに入れば、その設備をタダで利用できるわけだ。


もちろん会場が今まで以上にざわついている。

「ずるいなぁ」

「狡いじゃろうて」

「狡すぎますよマジーンさん」

「狡すぎではありませんこと」

「思った以上に叩かれてるなぁ。一応保険かけるとコレ決めたの俺より上の連中だからね」


いやあけど一気に人増えることになるなあ。コレ施設建てる金いくら稼げばいいの?

「まあ良いじゃろうが直ぐにとは行かん。それまでは今まで通り行動せい」

「ソレは想定済みです。電脳軍事連合からは以上となります」


終わったなあコレで。さてさてあとは連盟を組む宣言をするだけ

「では最後にシロガネ商会の要件を」


ヤッベ忘れてた。

「要件はWIRDSの今後得るであろうアイテム又は武器の販売の独占ですわ。そして売上の3割をそちらに譲渡するというもので如何でしょう」

「フム、まあソレほどでも良いじゃろう。ちょうど良い労働力も手に入る事だしのう」

「仙凛様流石にその言い方は」

「せめてマンパワーって言ってやって」

「何?今はそういうのか?」


けっこう昔から使われていたと思うけど。

「まあコレらが飲めるのであればこのまま連盟を組むことにするけど」

「何も問題はございません」

「特になくてよ」

「大丈夫じゃよ」

「ヨシ!ではここに4大…アレコレ3大になるよね。ねえちょっとどう思う?(ヒソヒソ声でキョウカにパス)………ヨシでは改めまして、ここに3大クラン同盟成立を言い渡します」


よく出来ました子供社長。


軍人連合はぶっちゃけこれ以上あまり話題にならなくなります。

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