敵は丸い人気者?
マスコット?的なモンスター登場
本日2度目のプレイだが、今はレベルアップも兼ねて街を出てすぐにある「鶏毛の森」に来ている。
なんでも、アドベンチャーモードではプレイスタイルがステータスに依存しないのは体の動きなどであり、武器を持つ分にはステータス依存になってしまうんだとか。ゆえに、レベルアップをする必要は、一般のプレイヤーとそこまで変わらないのだ。そこら辺を教えてくれた仙女ババアは、用事があるとかでどこかにフラッと行ってしまった。
そうして森の中を歩いていると、木陰から丸い鶏?が出てきた。
「これが初心者にオススメのエクスチャックか」
エクスチャック、序盤では経験値が高くレベルアップがしやすいというモンスターだ。
「コッケェェェェッ!(断末魔)」
鳴き声は鶏らしいけど鶏らしからぬかわいい声だった。
「お!本当にレベルアップしてる」
倒した瞬間レベルアップの表示が現れる。ドロップアイテムはエクスチャックのムネ肉か
「このゲーム肉の部位とかも拘ってるのか?」
まあ焼けば問題は…イヤムネ肉は茹でにしたいんだが
「まあそれは無視してあげられるとこまで上げておくか」
1時間後
「結構貯まったな」
PN:ハバキリ lv.12(20)
JOB:軽戦士(刀使い)
HP28
MP8
STR:5
AGI:7
DEX:8
CON6
STM4
VIT:1(+3)
INT:4
LUK:5
装備
右手:旅人の刀+30
左手:
頭:
胴:ただの服(VIT+1)
腰:ただのズボン(VIT+1)
脚:ただの靴(VIT+1)
アクセサリー
なし
アイテム
回復ポーション×2
チャック種のムネ肉×11
エクスチャックの羽×6(黄色×3、赤×2、紫×1)
チャック種のモモ肉×7
チャック種の手羽先×4
エクスチャックの鶏冠
ストレンジチャックの羽×2(赤×2)
とりあえず適当に狩っていたが、同じ新規さんや撮影しているプレイヤーとかいろんなプレイヤーがいたなぁ。撮影している人に一回怒られるかと思ったけど「ちょっと失礼」とだけ言ってパシャパシャ撮ってどっか行っちゃったよ。あとあの鶏って、色違いとちょっと見た目の違う個体とかいたな。
「一旦帰るか」
インベントリや装備の新調とかあるけど、このゲームには空腹ゲージがあるらしい。これがただ空腹感を感じるだけならいいが、スタミナ回復の減少や値によってはデバフを受けるらしい。さっきの撮影してたプレイヤーも去り際に
「君空腹ゲージが30を切ってるからそろそろ食事をしたほうが良いですよ。そこらへんが目安なので」
と親切に教えてくれたので、素直に帰ろう。野外で料理するアイテムってのもあるらしいけど、今は持ってない。というか通常他者の空腹ゲージとかを確認するには、それ用のスキルが必要らしいが、彼持ってるんだ。
で、森を出てすぐに仙女ババアに捕まったんだが
「なーんで連行されてんだよー。今腹減ってるし換金とかしたいんですけどー」
「飯ならばこれを食えば良かろう。」
食べながら聞けとビーフジャーキーみたいな携帯食を俺の口に放り込み、続けざまに
「これからお主には「黒桜晶の洞窟」に入り、そこのユニークモンスターを狩ってもらう」
は?
いや言葉だけなら理解できるけどね、いきなりユニークにぶち込むのかよ。
「手っ取り早く同じ土俵に立って欲しいのは理解できるけどさぁ、なんでそこにユニークモンスターがいるって分かるの?」
「お主はある程度このゲームについて調べておろうけどな。このゲームのダンジョンには一体はユニークモンスターが潜んでおるらしい」
そりゃあ知っている。運営が言ってたわけではないけど、統計的にそうであると考察されていた。だがそこではない
「まさか、なぜそこにユニークがおるのかということを知っておるのかとかであろう?まあ儂が出会うておればまず倒せておるはずじゃしな」
「そりゃあそうだ。あんたなら下手な敗北は絶対にしない。それがあんた自身の利益にならなくてもだ」
「いかにも。じゃから儂がやっておらんダンジョンを調べて貰ったのじゃよ。呪術師にな」
「なるほどね。彼もやっているのか」
呪術師、仙女ババアがそういう相手はただ1人だ。彼はその術の関係で占い師として成形を立てている分こういうのを調べるにはもってこいだ。
「なーら納得だが、刀以外をドロップしたらどうすんだよ。あと素材換金させろ」
「仕方ないが次のダンジョンに行ってもらう」
素材換金は無視の方針なのね。マジで最初のダンジョンで刀出て。そうでもないと素材が大変なことになる。剣や槍でも妥協はできるけど、やっぱ初めては刀が良い。
「まあ頑張って見つけてみよ」
良い顔して俺を目的地の洞窟にぶん投げた。
今回出てきたエクスチャックについて
見た目は、鶏冠があることで鶏だろうと思われるが、羽毛で丸々として基本色が黄色いため雛にしか見えないモンスター。どっかのスライムやサボテンみたいな立ち位置になっている。
一度の経験値で、レベル1→2 (必要経験値10)には上がれるため、序盤の経験値効率がいいとされている。さまざまな色違いや、鶏冠や目の違いによる派生種(赤いだけならエクスチャックと表示されるが鶏冠がマッスルな。マークになっているとストレンジチャックと表示される)がおり、それぞれのステータスに補正のある防具やアクセサリーを作れるため、序盤のテンプレ装備は羽毛だらけになる。まあ序盤くらいしかあまり使われないが。
こいつ関係のユニークもいる。